日本を変えた10大ゲーム機 (ソフトバンク新書 87)

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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797346992

感想・レビュー・書評

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  • いやー、おもしろかった!一気に読んじゃった!

    ゲーム黎明期から、プレステ3までの歴史をまとめたもの。
    10大ゲーム機というものの、その時代それぞれのハードの関連性を考察してあるので、日本の家庭用ゲーム史が10ぐらいに分けられるんだなあと判る。
    私はマシンに全く詳しくないので毎度新ハードのスペックをみてもどれだけすごくなったのかというのはよく判らなかったけれど、こうして時代の流れ(半導体開発の歴史)をみてみると、ただその時の最新の機材を使ってたわけでなく、いろんな戦略のもとに設計されてたんだなあー。

    まあもちろん、その時代をけん引したハードを主に語るので、説明の言葉数が少なくなったハードはたくさんあるんだけれども。
    そして、それらのハードも、開発に携わった人たちのドラマがあるんだろうなあ。
    とりあえず筆者のセガのハードへの想いはひしひしと感じられました。
    (んで、セガ礼賛ではないところがセガ信者らしいんだw)

    でも、こういう内容の本が新書で出るとは。
    ファミコン世代も、年をとったってことですよねー。しみじみ。

  • ゲーム機というテクノロジーの歴史が追えるのはもちろん、ゲーム機というプラットフォームの、戦略と競争の歴史も学べる。

    つまり、それぞれのゲーム機のハードウェア戦略と、そこにどのようなソフトウェアが載るかというプラットフォーム戦略、よりユーザーと距離を近づけるためにゲーム機の在り方を変えていくマーケティング戦略。これが一度に語られる、実はとても内容の濃い本。

    無敵に見えるゲーム機も、いかにTVのように毎日アクセスしてもらうか、常時onにしてもらうかに危機感を感じている貪欲さが面白かった。

  • 名前の通り、ゲーム機の歴史が色々と綴られております。
    マーケティング目線からのゲーム業界、
    ハード戦争についても色々あって知らなかった背景などが見えてきそうです。

  • はてなのプレゼントで頂きました。 http://d.hatena.ne.jp/masakanou/20090911/p1

  • いつか自分の子どもに読ませたい!

  • 重い本のあとはガラッと雰囲気を変えた一冊。

    そのタイトルの通りゲーム機10機種(インベーダー、ファミコン、ゲームボーイ、スーファミ、プレステ、プレステ2、Xbox、Nintendo DS、プレステ3、Wii)をレビューしながらゲーム機の歴史を振り返っている一冊。
    ゼビウスとドルアーガーの塔を画期的なゲームと捉えるなど、著者独自の分析なども新鮮味があり、単なる懐古歴で終わらぬ面白さがあります。
    インベーダーの襲来からファミコン誕生、プレステへの政権交代からマイクロソフトの野望、そして任天堂の復活まで、浅く広くではありますが企業ドラマとして捉えても楽しめるかもしれません。

    個人的なゲームとの付き合いは本書にも書かれているアタリのゲームからはじまり、ファミコン、スーファミ、ゲームボーイが全盛期だったでしょうか。
    父が新しいもの好きということもあり、記憶の中のこれら任天堂ゲーム機には父の姿も重なります(まだ生きてますが)。特にひたすらに謎解きをする毎日だった”チャンピオンシップロードランナー”、”バベルの塔”、”フラッピー”、”謎の倉庫番スペシャル”は父子が同じ目標に向かって試行錯誤した稀なる日々だったかもしれません。

    思えば家族でゲーム画面を見る生活が変わりはじめたのは、みんなでワイワイ楽しむファミコンからより個人趣向が強くなったスーファミ、プレステ時代。ケータイ機器では完全に個人の世界に。
    それを再びお茶の間の話題にゲームを持ってきたWii。通信により手軽なゲームでのコミュニケーションを普及させたNintendo DS。
    ファミリーという名で一世を風靡した任天堂がいつしかその本質から離れてしまい、再びそれを取り戻す事で主役に躍り出たのは何とも因果な話に思えてしかたありませんね。

  • 裏にあるビジネスの部分を知るのもおもしろい

  • これ好き
    語り口に癖がなくて読みやすい
    自分の知ってるハードやソフトが出てくるとなんか嬉しい
    ゲームボーイ懐かしかった
    任天堂の十字キーの話とPS最盛期の話がお気に入り
    これを読んでから毎週ファミ通読むようになった
    今後のゲーム界わくわく

  • ゲームの開発、ブームは社会の流れ、経済に大きく関わりがあるのだとわかった。本のタイトル通り、ゲームの話がほとんどなのでゲームが好きな人には読みやすい作品だと思います。自分が知っているゲームの話が出たときは少し嬉しい気持ちになりました。

    そのゲームの話の中でも世界的に有名なゲームキャラクターのマリオやドンキーコングの誕生の話が知れて良かったです。

  • ドンキーコングがアメリカにもちこまれたとき、現地法人の倉庫係のおじさんにそっくりだから、その名にちなんでマリオと名付けられた。

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