- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797366082
作品紹介・あらすじ
2011年3月11日に発生した東日本大震災では、航空自衛隊、海上自衛隊、陸上自衛隊、海上保安庁、警察、消防、米軍、各国からの支援など、さまざまな組織が救助活動、災害対応を精力的に進めました。本書では、救助、復旧、調査などで活躍する乗物に注目し、くわしく解説していきます。
感想・レビュー・書評
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Asian Reading アジアの活読 お地蔵亭の日
災害で活躍する乗物たち 柿谷哲也 サイエンス・アイ新書
3.11では様々なVehicleが活躍。その特集として陸海空自衛隊、米軍、海保、警察 消防などの機器を写真とともに紹介。Index1-01haRF-4E/EJ改偵察機いわゆるファントムの偵察機です。最後は9-13で国際緊急援助隊Japan Disaster Relief Team。胸熱くなったのはCOLUMN03。救難にあたる自衛隊員が自らの食事としての缶メシの中で、慶事にだされる赤飯を食べられないというものが続出して、赤飯缶は供給中止にしたということ。そんなんで戦争できるのか、という声もあったけれど、イージスもF35も金で買えるが、使命感義務感モラルは買えんという言葉が思いだされたと。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
福島第一原発が事故を起こした際、最も敏感に対応したのは在日米軍だった。
日本には本当にたくさんの救出、災害用の乗り物があるんだな。これなら日本も安泰だ。 -
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99350434 -
東日本大震災での活躍を中心に,自衛隊・各国軍隊や警察・消防の航空機,艦船,車両をいろいろ紹介。
被害状況の確認・放射性物質の調査,物資や機材・人員の輸送,救難,捜索,消火や放水など,インフラが破壊された現場で自立して任務を果たさなくてはならない。災害派遣に軍隊がうってつけというのがよくわかる。多くの機材・人員を組織的に運用していくのだから。日頃の訓練は欠かせない。
津波にやられた港内や港外の海図を作り直す測量船も震災三日後から活動していたらしい。見えやすい救助活動なんかの陰には,こういう縁の下の力持ち的仕事がやっぱりあるんだな。心強い。
「乗物」ではないけど無人飛行機や水中ロボットなんかも載ってる。人間を乗せては行けないところにもアクセスできて重宝。
他に人工衛星も。陸域観測技術衛星「だいち」は,2006年打上後,中越地震をはじめとする災害を記録せいてきた。東日本大震災の被災地を観測した後寿命が尽きたって。