本当はスゴい国?ダメな国?日本の通信簿 (SB新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797366129

作品紹介・あらすじ

日本人には極端に自信過剰になったり、逆にひどく自虐的になるところがある。そのため、自国の実力を正しく評価できていない日本人も多いのではないだろうか。しかし、日本が暗く長いトンネルの中にある今だからこそ、正しくこの国の実力を見つめ直し、世界の国々と比べてどこが優れており、どのような克服すべき課題があるのかを知る必要がある。本書では、政治機能や財政、軍事力、医療、文化など30項目にわたって日本の実力を明らかにしていく。

感想・レビュー・書評

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  • 日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、ロシアの主要7カ国に加えて、中国、韓国、歴史のある福祉先進国のスウェーデンを加えた10カ国で各分野を比較した一冊。

    政治、経済、外交だけではなく、済みやすさや食事なども含めて多角的に検証してるのが面白い。
    当然、著者の主観は含まれているのであろうが、それでも客観性を樹脂してる姿勢に好感が持てた。

    ちなみに日本は「エースと四番打者だけが優秀な国」という表現は言い得て妙だと感じた。

  • 殺人による死者数は10万人中0.5人と先進国の中でも少ない。多いのはロシアの29.7人。一方で自殺者数は10万人中34.5人!イタリアやイギリスが10万人中10人ほどということを考えても悪い数字だ。日本の良し悪しが客観的にわかる1冊。(竹村俊介)

    ▼『ジセダイ』140文字レビューより
    http://ji-sedai.jp/special/140review/post.html

  • 2011/11/02-11/05
    日本はそこそこの一流国家であるという認識に乏しい。Japan As Number One と極端な自虐感が交互に叫ば中小企業の経営者としてれる。本書は従来のように総目的に判断せず個別に判断すべきであるという今日的見解に合致している。ただ、新しい情報は少ない。

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著者プロフィール

1951年、滋賀県大津市に生まれる。東京大学法学部を卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。北西アジア課長、大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任。在職中にフランスの国立行政学院(ENA)に留学。現在は徳島文理大学大学院教授を務めるほか、作家、評論家として活躍中。著書は150冊を超え、ベストセラー『江戸三〇〇藩 最後の藩主』(光文社新書)のほか、近著に『365日でわかる世界史』『365日でわかる日本史』(清談社Publico)、『日本の総理大臣大全 伊藤博文から岸田文雄まで101代で学ぶ近現代史』(プレジデント社)、『日本人のための日中韓興亡史』(さくら舎)、『歴史の定説100の嘘と誤解 世界と日本の常識に挑む』(扶桑社新書)、『令和日本史記 126代の天皇と日本人の歩み』(ワニブックス)、『誤解だらけの韓国史の真実』『誤解だらけの平和国家・日本』『誤解だらけの京都の真実』『誤解だらけの皇位継承の真実』『誤解だらけの沖縄と領土問題』(イースト新書)、『消えた都道府県名の謎』『消えた市区町村名の謎』『消えた江戸300藩の謎 明治維新まで残れなかった「ふるさとの城下町」』『消えた国家の謎』(イースト新書Q)など、日本史、西洋史、東洋史から政治、経済、文化など多方面でリベラル・アーツを重視する斬新な視点で話題となる。

「2022年 『家系図でわかる 日本の上流階級』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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