放課後四重奏 (GA文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797373318

作品紹介・あらすじ

人間嫌いの高校生、灰堂青は寮を出て、旧校務員室に住む少年である。彼はある日、屋上から飛び降りようとする少女・菜花心月と出会う。「…見届けてくれますか?」「断る、勝手にしろ」「えっ!?あなたには、人の心というものがないんですか!?」口論の末ふたりはプールへ落下。その一週間後。彼は長らく避けていた同好会に入ることを担任に強制されそうになる。そこで彼は、誰も近寄らない、ひとりだけの同好会を作ることに。しかし、その会室にいたのは…人体模型に告白する飛び降り少女!?不器用すぎる少年少女たちが奏でる青春ラブコメ四重奏。

感想・レビュー・書評

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  • 屋上で洗濯物を取り込んでいたら
    飛び降り自殺をしようとしている少女を目撃.
    放置しようとしたが洗濯物が足りない.
    おいちょっと待てお前それ俺の服だろう何故人体模型に着せようとするうわやめろ破れたじゃないかクソ.

    そんな感じで.
    面白かったよ.

  • リアルに人間嫌いな灰堂が、しぶしぶつくった同好会に集まった気の合う仲間とわいわいやる話。端から見るとハーレム状態なのだけれど、灰堂のかっこよさがチャラく見せない。赤の他人が屋上から飛び降りて、下にプールがあるとは言え、一緒に飛び降りれる人間がどれだけいることか。飾らない言葉も、率直でいい。真顔で褒められたら惚れちゃうよ。昨今のチャラチャラした鈍くて女の子にリードされている男と一線を画す。身近にいたら惚れるだろうな~。

    菜花の告白もいい感じ。目にリアルキラキラが入ってんのね。告白の文句も、その後の一言もとても菜花らしい。

    あとがきにある「人間を肯定し、前向きにする話」はその通りだと思った。最後まで読んで灰堂に初めての友達ができたことを知ってとても清々しい気持ちになった。ああ、続きを知りたい。彼らの日常をもっと見ていたい。

    前向きになれる心地良い物語だった。筆者の過去作も読みます。

  • 人間嫌いの高校生が一人だけの「SL会」という悩み相談を受ける同好会を作って活動する青春ラブコメラノベ。

    自分の苦手なラブコメで朴念仁の主人公というさらに苦手な組み合わせだったけど、この主人公は今までにないタイプだったので意外と楽しめました!
    ヒロイン達も、人体模型(ジェイムズ太郎)に話しかける娘とか二次元しか愛せない娘とかがいて濃い。
    ちょっと先が気になる。
    問題は、苦手なラブコメ+朴念仁という組み合わせがどうなるかだな(笑)

  • 人間嫌いの主人公灰堂と悩める女子高生の青春ラノベ.灰堂の前に現われるのはみんな美少女だし,容姿や内面をストレートに褒め称えてはコロッと堕ちるという,明らかにハーレムな構図なんだけど,灰堂は決して鈍感ではなく人の気持ちに真摯に向き合うなかなか男前な主人公.清らかなティーンズものに仕上がっていたと思う.

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著者プロフィール

「俺はまだ恋に落ちていない」にてGA文庫大賞よりデビュー。
「放課後四重奏」「天壌穿つ神魔の剣」いずれもGA文庫より。

「2020年 『家族なら、いっしょに住んでも問題ないよね?2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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