腸をダマせば身体はよくなる (SB新書 246)

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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797375336

作品紹介・あらすじ

「うんち博士」として腸や便の研究で知られる著者が、
腸の賢さなどをよく知ることで、俗説や間違った常識を排し、
腸と上手に付き合っていく習慣を明快に解説していく。

腸にも「第二の脳」があり賢い臓器であること、
腸内環境を良好にし免疫力を高めることで健康につながる(免疫の70%は腸が担う)といったことが、
最近広く知られるようになった。
実際、腸が健康な人は、心身ともに状態が良く、生活習慣病などにもかかりにくい。
一方で、間違った健康常識や日常習慣、食生活で、かえって腸を痛め、苦しめていることも多い。
腸は正直で、賢いので、すぐに何らかの症状を出すが、本人は「たいしたことない」
「すぐに治るだろう」と勝手に判断し、病院にも行かず、
ガンなどの大病に気付かないことが多い。
つまり腸に騙されているわけである。
腸は「第二の脳」であり、発生学的にも脳より先に誕生し、
脳同様、感情や判断を司っている。
脳並みに賢い腸とどう向き合い、健康につなげていくかが、大切である。
『大便通』などの著者があり、『世界一受けたい授業』などの番組で「うんち博士」として知られる、
腸と便の研究の第一人者である著者が、腸の賢さなどをよく知ることで、
俗説や間違った常識を排し、腸と上手に付き合っていく習慣を明快に解説していく。

はじめに
序 章 腸とのダマし合いで病気は防げる!
第1章 腸内細菌のバランスがよければ体調は整う
第2章 腸内細菌がよろこぶ快腸習慣
第3章 大腸がんで命を落とすのはもったいない!
第4章 こびりつかない「宿便」にダマされるな!

感想・レビュー・書評

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  • 可もなく不可もなくの内容としか言えず…

  • 腸の調子を整えれば、身体の調子が良くなることを書いた本。

    過去に腸の手術を何度もした身としては、「10年前の食事が、今の腸年齢を決めている」というのは非常に怖い。
    そして、食事に気を付けることの大切さを身にしみて感じた。

  • ちょっと腸が気になって読んでみた。知らない話が結構あって面白かった。便って水分80%、古い細胞組織10%で、食べたものの残りかすはたったの10%くらいなんだね。びっくり。
    そして、宿便なんて存在しないそう。前から、宿便って本当か?と訝しく思ってたんだよね‥‥。LKM512のヨーグルトとか、オリーブオイルとか緑茶の効能も。NK細胞ってガンも殺すんだ~などなど。
    もすこし腸に意識的になりたい。

  •  最近では「大腸は第一の脳」と言われるほど、大腸やそこに棲む腸内細菌の重要性が注目されています。
     しかし、まだまだ一般的には知られていない事実や、誤った知識が世の中の常識としてまかり通ってしまっている現実があります。
     著者は、腸や腸内細菌に関する正しい知識がないと、「腸にダマされて」大変なことになると警告を発しています。

     詳細なレビューはこちらです↓
    http://maemuki-blog.com/?p=2280

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著者プロフィール

辨野義己(べんの・よしみ)
一般財団法人「辨野腸内フローラ研究所」理事長、国立研究開発法人理化学研究所名誉研究員、十文字学園女子大学客員教授、日本微生物資源学会名誉会員。
1948年、大阪府生まれ。酪農学園大学獣医学部卒業。東京農工大学大学院獣医学専攻科を経て、理化学研究所に入所。2009年、同所バイオリソースセンター微生物材料開発室室長を経て同所科技ハブ産連本部辨野特別研究室特別招聘研究員。2021年3月末退職後、現在に至る。1982年、東京大学農学博士学位授与。半世紀にわたって腸内細菌の分類と生態に関する研究を続けている。主な著書に『ウイルスに負けない!腸を元気にする新常識』(宝島社)、『健康寿命は腸内細菌が決める』(集英社インターナショナル新書)、『長寿菌まで育てる最高の腸活』(宝島社)など多数。

「2022年 『最高の睡眠は腸活で手に入る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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