カツオが磯野家を片づける日 後悔しない「親の家」片づけ入門 (SB新書)
- SBクリエイティブ (2016年4月6日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797382723
作品紹介・あらすじ
20XX年、磯野家長男・カツオの身にも、
波平の膨大な遺品整理や相続などが降りかかってくる!
NHK「あさイチ」、フジテレビ「スーパーニュース」など
メディアで引っ張りだこの「実家の片づけ」人気講師が書き下ろす、
あの磯野家の家族でシミュレーションする
もめない、後悔しない「実家の片づけ」入門。
◎いまや親の介護や自分の終活より大問題! それが「実家の片づけ」
親と離れて暮らす子世代(メインは40~60代)にいま、
「実家の片づけ」という大問題が降りかかっています。
親の介護や死に直面し、相続などと並行して、
実家に残された親の荷物の整理、空き家管理、売却など、さまざまな問題が発生。
介護や終活と同レベルの人生後半の大テーマであり、もはや社会問題と化しているのが現実です。
最近は「実家の片づけ」という言葉がはやりだし、
テレビ・雑誌等でもよく特集されるようになりました。
◎開けてビックリ! 親の家――あふれる物と家屋敷の管理に悩む子世代のリアル
親の家の片づけで遭遇する大きな問題の1つに、
「あふれかえった物」「整然と貯め込んだもの」があります。
整理・処分するにもどうすればよいか困るのが現実。
親が生きていればスムーズに片づけられるかと言えばそうではありません。
そもそも「いる・いらない」をめぐって価値観が親子で異なり、
整理や処分の方針をめぐって親子の仲が悪くなるケースがよくあります。
また、もう1つの大きな問題に、老親が残る実家をどうするかということが挙げられます。
実家に「住む」、家を「貸す」「売る」など、相続とも絡んで悩ましい問題です。
◎磯野家の長男・カツオに学ぶ、もめない、後悔しない「実家の片づけ」
この本では、老親と離れて暮らす人に必ず迫りくるリアルな現実である「実家の片づけ」を、
漫画「サザエさん」の長男・磯野カツオとその家族や友人を登場人物に、
カツオが実際に実家の片づけに遭遇した場合に起こりうる問題を取り上げます。
カツオがいかに問題に取り組み、解決していくのか――。
読者の方が自分に置き換えて読めば、決して人ごとではないことが理解できるはずです。
感想・レビュー・書評
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著者は「実家片づけアドバイザー」とのこと。
片づけアドバイザーも、とうとう、こうして「実家」に特化までするような時代がやってきてしまったのか…と嘆きたくもなるが、それが現実(まさに時代のニーズ)であることは、身をもって、よーくわかっている。
同年代の友人とランチでもすれば、老親の介護と「どうすりゃいいの?あの家…」の話題ばかり。
本書はとても良かった。
相続の難しい部分は、税理士など、その道のプロに相談するように書かれていて、変に詳細が書かれていない点は好感が持てる。
特例とか、細かい条件とか、素人(私や友人達)には所詮無理だから。
しかし私がいくらこの手の本を読んでみたところで、やはり現実問題、親に関して、うまくいかず諦めの境地。
その代わり、私が子供達に迷惑をかけないように、私のように大変な思いを子供達にさせないように、ただひたすらに、その為だけに読み漁って自分の断捨離と自分の生前整理を頑張っていくのみ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
20XX年 世田谷区 カツオ41歳独身・電機メーカー営業☆自分の状況と近い・年齢近い
親世代→モノを捨てることに罪悪感☆寄付できる方法は?テレビで見せればマイコン可か?
生前整理と遺品整理
生前整理7箇条①ゴールは親が安心安全健康に暮らせる家②片づけの主人公は親③親世代に「捨てる」は厳禁④片づけのPDCA 小さな目標→廊下を歩ける…⑤収納方法は正論よりも習慣 ×便利グッズ〇菓子の空き箱⑥目標達成ではなく価値観共有のアプローチ 習慣は変えられない⑦捨てられないもの→命を守るのに必要か?
片づけ苦手 ADHDの人☆実家?
一時保管箱活用 片づけの禁句→☆姉の頻出ワード
片づけは準備で8割→☆実家の貴重品、写真、思い出、形見分け、換金可能物…
貴重品・重要書類チェックリスト→☆ネットから取って活用
キッチンは聖域→片づけ難易度は高い 片づけ時にライフメモ(家族の出生・年齢・一覧表)→☆写真の整理に役立ちそう
一般的な一戸建ての解体費用 200万円
更地にすると売れない間の固定資産税は6倍となるので注意
周りに迷惑をかけたくない→終活のチャンス・片付けも進む 突然の入院・認知症でできず→☆本人のためにならず -
もし将来、カツオが磯野家を片付けるとしたらどうするかを綴った一冊。
片付けにとどまらず、遺品整理や遺産相続などについても書かれており、とても参考になった。 -
面白い!!!片付けの内容もさることながら、ファイナンシャルプランナーになった中島くん、不動産やさんをついだ花園さん、海外留学中のタラオ。子供2人にてんてこ舞いのワカメ。独身サラリーマンのカツオ。
磯野家のとてつもなくリアルな未来で読んでて面白かった!
まぁ、波平が死ぬところから始まるんだが。タマもちゃっかり三代目だし。笑笑!!!
とにかく片付けのイロハを学びつつ、磯野家の現状の移り変わりが読んでいて楽しすぎました。 -
親が高齢になっている人だけでなく、全ての人が読むべき本。相続の揉め事はいつなんどき起こるかわからない。そのとき慌てないためにも、とっつきやすい本書は非常に有用。サザエさんに着目するのは非常にうまい視点と思った。
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高齢になるとどこの家も同じなのだろうか。
親とともに自分も歳をとる。
できることは今のうちに! -
避けては通れない実家の片付け。最近は主婦雑誌でもよく特集しているけど読まずに目をそらしていた。そんな時に図書館でタイトルに惹かれて手にしてみた。ポイント読みだったけど難しい事もサザエさんの登場人物で読みやすかった。
読後、いつものサザエさんが早く見たくなった。 -
整理整頓
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実家片づけアドバイザーwの渡部亜矢さん(1965年生まれ)の「カツオが磯野家を片づける日」、2016.4発行です。実家の片づけは物の片づけだけではなく、介護問題、相続問題、空き家問題など、これからの時代、最大級の社会問題とか。私の場合は、親の問題は終了し、自分の問題になってますが~(^-^) 7人家族、三世帯同居のサザエさん一家の30年後をモデルに説明されています。内容はだいたいOKでしたが、とにかく、30年後のサザエ、カツオ、ワカメなどの設定が面白かったです(^-^)
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レビュー省略