大人になっても敏感で傷つきやすいあなたへの19の処方箋

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  • SBクリエイティブ
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797395426

作品紹介・あらすじ

傷つきやすさは思春期だけだと思っていた…
なのに大人になってもこんなにも傷つきやすいのはなぜ?――

ちょっとした他人の言葉に傷ついてしまったり、
ちょっとしたことにすぐにびっくりしてしまったり、
すぐにパニックに陥ってしまったり、
クヨクヨと悩んで抜け出せなかったり、
……自分が、敏感すぎる、繊細すぎると思うことはありませんか?

それは弱いからでも、根性が足りないからでもありません。
生まれつきとても敏感な「HSP気質」かもしれないのです。

HSPはアスペルガー症候群やADHDなどのように今注目されつつあります。
大人になっても、傷つきやすいのは恥ずかしいという人も、気質のせいかもしれないと思うと心がラクになるもの。
事実、HSP気質の人は、5人に1人もの割合でいると言われています。

HSP気質の人は、傷つきやすい、敏感すぎる反面、豊かな想像力や内面世界を持っているのが特徴です。
その気質に気づき、うまく付き合えば、もっと楽しくのびのびと生きていくことができるのです。

本書は、「HSP気質」の人が自分の性質を生かし、
のびのびと生活していくための実践的な習慣や考え方を、
処方箋としてわかりやすく読みやすく紹介する一冊です。

ありのままの自分でもっと豊かな人生を歩んでいきませんか?
本書がそのきっかけとなるはずです。

感想・レビュー・書評

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  • 著書は、精神科医という立場から、ある敏感さを持った人々をHSPと名付け、どのような特徴があるか、どのように世の中を渡っていけばいいかのヒントが記されている。後半の処方箋編も参考にはなったがそれよりも、前半に性格の特徴や起こしやすいトラブルなどが載っていたことが自分を知る機会となって良かった。こういうタイプがマイノリティーながらも存在する。自分だけがおかしいのではない、と確認できたから。この性格を活かせるようにしていこうと前向きになれる。

  • HSPの人の脳の働きを説明しているので、HSPの人の性質に根拠を得られる本。
    驚いたのが、この脳の説明に出てくる登場人物は、マインドフルネスの本のそれとほぼ同じ。現代社会のHSPは、程度の差はあれど、割といるのだろうと思った。

    別軸で調べていたマインドフルネスとHSPが繋がった本。

    19の方法は、HSPの人に言わせれば「やれるならやっている」というものが多い。ただ、それを知った上で著者は書いているので、やり方や考え方を客観的に取り込むことができるのでは、と思う。

  • HSPは診断基準になく、少し宗教チックな考えが多く、信憑性に欠ける部分が感じられた。
    参考になりそうな部分もあるので、そこは取り入れていきたい。

  • 極端な例が多く、処方箋の項目では
    「それができたら困ってない」と思うような対処法が示されているなど参考にならない部分もあるが
    こんなことも特性だったのかと知ることができるのはありがたい。

  • 具体的な対策がたくさん載っており、知りたいことだったので高評価。
    ただし、すぐ忘れてしまった。
    本を手元に置いておいて、しんどい時に見返して実践して心を落ち着けるのが良さそう。
    HSPについてもっと学び、さらにその特性を活かせるようになりたい。

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著者プロフィール

山梨県甲府市生まれ。北海道立札幌肢体不自由児総合療育センター小児精神科医長。北海道大学医学部卒業後、脳外科研修を経て日本神経学会認定医の資格を取得し神経内科医として勤務。感覚運動障害に興味をもち研究しながら感覚統合療法セラピストの資格を取得。北海道大学大学院医学研究科生理系専攻博士課程にてシナプス生化学の基礎研究を終了後、障害児医療分野に転向。1993年以来、現職にあり、自閉症などの発達障害児者の診療を続けている。障害児者の高次脳機能障害と知覚特異性に興味をもっている。

「2006年 『自閉症者からの紹介状』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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