観察力の鍛え方 一流のクリエイターは世界をどう見ているのか (SB新書)
- SBクリエイティブ (2021年9月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797398229
感想・レビュー・書評
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#flier
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2021/11/18 更新
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漫画が挟まり飽きずに読めた。『観察の目
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宇宙兄弟やドラゴン桜の製作に携わった作者が、観察とは何かについて語る本。
人は自分のみたいように世界を見ている。
自分は客観的に物事を見ていると思っていても、個人の経験、価値観をもとにしてものを見ている。
色んなバイアスがかかっていることを知覚し、それを前提として、物事を見ることが大事。
今私たちが生きている世界は曖昧な世界なのだと思わせられる。 -
岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00616204
データや論理的思考だけではクリエイティビティは上がらない。
だが、センスや直感・感性はどうやって磨けばいいか、わからない。
そこで注目すべき力が、観察力だ。
多くの人の感情を動かす作品も、大衆に愛される商品も、すべては「観察する力」から生まれているーー。
「宇宙兄弟」「ドラゴン桜」「マチネの終わりに」を仕掛け、新人マンガ家の育成に携わる著者が、その頭の中をすべてさらけ出したビジネス・クリエイティブで最重要となる画期的思考。
(出版社HPより) -
個性はない。他人との関係を見よ。これに限ります。
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2021.10.09 とりあえずサラッと一読。書かれていること以上に奥が深いと感じた。または、そう思わせる何かがある予感がする。観察との向き合い方にも示唆をいただいた。
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Outputの質を高めるためにはInputの質を高める必要がある。Inputの質を高めるために必須となるのが「観察力」。
問い→仮説→観察のサイクルを回し続ける、バイアスの影響を受けていることを自覚して見る、思考のズーム(具体⇔抽象、主観⇔客観)を適切なタイミングで切り替える、自分のモノサシを育む、「する」ではなく「いる」を見る等、「観察力」を高めるために必要な心構えや、物事の捉え方・向き合い方、ノウハウが詰まった一冊。 -
この方のことを初めて知ったが、クリエイターの思考回路が垣間見えて、示唆に富んでいる。
哲学的な内容でもあり、奥が深く、良い意味で新書らしくないのが良い。 -
終わりにで書いてあるように、今までの佐渡島さんの本に比べると、あいまいなまま「〜ではないか?」という自分自身、そして読者に対しても問いかけるような印象がある。
本を通して哲学対話をしているような感覚になった。
「良い観察とは何か?」ということをテーマに本質観取たくなる。
この本の中で、凄く印象に残ったのは、
あいまいさを受け入れるとは、することに注目しないということだ。
することは「いること」の結果でしかない。
「どういるか」を観察して、「あり方」について考えるのだ。
ということ。これは教室で子どもたちを観察するときに意識しておきたいこと。
子どもたちの「すること」ではなく、「教室」での「あり方」に目を向けられるようにしたい。
そして、何より自分自身のに「あり方」をしっかりと観察できるようにこの本を読み返しながら、「観察」について考えたい。