観察力の鍛え方 一流のクリエイターは世界をどう見ているのか (SB新書)

著者 :
  • SBクリエイティブ
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797398229

感想・レビュー・書評

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  • 2021/11/18  更新

  • 漫画が挟まり飽きずに読めた。『観察の目

  • 宇宙兄弟やドラゴン桜の製作に携わった作者が、観察とは何かについて語る本。

    人は自分のみたいように世界を見ている。
    自分は客観的に物事を見ていると思っていても、個人の経験、価値観をもとにしてものを見ている。

    色んなバイアスがかかっていることを知覚し、それを前提として、物事を見ることが大事。

    今私たちが生きている世界は曖昧な世界なのだと思わせられる。

  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00616204

    データや論理的思考だけではクリエイティビティは上がらない。
    だが、センスや直感・感性はどうやって磨けばいいか、わからない。
    そこで注目すべき力が、観察力だ。
    多くの人の感情を動かす作品も、大衆に愛される商品も、すべては「観察する力」から生まれているーー。
    「宇宙兄弟」「ドラゴン桜」「マチネの終わりに」を仕掛け、新人マンガ家の育成に携わる著者が、その頭の中をすべてさらけ出したビジネス・クリエイティブで最重要となる画期的思考。
    (出版社HPより)

  • 個性はない。他人との関係を見よ。これに限ります。

  • 2021.10.09 とりあえずサラッと一読。書かれていること以上に奥が深いと感じた。または、そう思わせる何かがある予感がする。観察との向き合い方にも示唆をいただいた。

  • Outputの質を高めるためにはInputの質を高める必要がある。Inputの質を高めるために必須となるのが「観察力」。
    問い→仮説→観察のサイクルを回し続ける、バイアスの影響を受けていることを自覚して見る、思考のズーム(具体⇔抽象、主観⇔客観)を適切なタイミングで切り替える、自分のモノサシを育む、「する」ではなく「いる」を見る等、「観察力」を高めるために必要な心構えや、物事の捉え方・向き合い方、ノウハウが詰まった一冊。

  • この方のことを初めて知ったが、クリエイターの思考回路が垣間見えて、示唆に富んでいる。
    哲学的な内容でもあり、奥が深く、良い意味で新書らしくないのが良い。

  • 終わりにで書いてあるように、今までの佐渡島さんの本に比べると、あいまいなまま「〜ではないか?」という自分自身、そして読者に対しても問いかけるような印象がある。
    本を通して哲学対話をしているような感覚になった。

    「良い観察とは何か?」ということをテーマに本質観取たくなる。

    この本の中で、凄く印象に残ったのは、
    あいまいさを受け入れるとは、することに注目しないということだ。
    することは「いること」の結果でしかない。
    「どういるか」を観察して、「あり方」について考えるのだ。

    ということ。これは教室で子どもたちを観察するときに意識しておきたいこと。
    子どもたちの「すること」ではなく、「教室」での「あり方」に目を向けられるようにしたい。
    そして、何より自分自身のに「あり方」をしっかりと観察できるようにこの本を読み返しながら、「観察」について考えたい。

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著者プロフィール

編集者、コルク代表取締役。1979年、兵庫県に生まれる。東京大学文学部を卒業後、講談社に入社して「モーニング」編集部に。『ドラゴン桜』(三田紀房)、『働きマン』(安野モヨコ)、『宇宙兄弟』(小山宙哉)などのヒット漫画を生み出し、小説家の伊坂幸太郎、平野啓一郎も担当した。2012年に独立し、クリエーターのエージェント会社コルクを創業。漫画家や小説家などとともにインターネット時代の新しいエンターテイメントの創出を目指している。
著書に、『ぼくらの仮説が世界をつくる』(ダイヤモンド社)、『WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE.』(幻冬舎)、『観察力の鍛え方』(SB新書)などがある。

「2022年 『言葉のズレと共感幻想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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