家族の愛犬から、地域へ―― もか吉、ボランティア犬になる。

著者 :
  • 集英社インターナショナル
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797673111

作品紹介・あらすじ

山犬の群れで生まれ、人嫌いだった子犬が、人に寄り添う、ボランティア犬もか吉へと成長した4年間の軌跡。ジャーナリスト江川紹子がつづる、和歌山発感動のドキュメンタリー!

感想・レビュー・書評

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  • 山犬がボランティア犬となる4年間の軌跡を描いたドキュメンタリーです。

    なるほどと思いながら読みました。ただ、ボランティア犬になるのは飼い主次第かなとは思いました。

  • この本の主人公は、紀州犬の血をひく吉増もか吉、4歳のオス。もか吉は、盲導犬や聴導犬のように働く犬ではなく、災害救助犬のように特別な訓練を受けた犬というわけでもありません。しかし彼は、子ども達の登下校を見守るパトロール犬として、また、高齢者の施設を訪問したり、学校の子ども達に犬とのふれ合いを経験してもらうグループ「わうくらす」に参加するボランティア犬として日々活動しています。今でこそ「家族の愛犬」から「みんなの愛犬」になり、活動するもか吉ですが、元は山犬の群れで暮らす、野良犬で…。
    もか吉が飼い主家族と出会い、地域で活躍する犬になるまでを描く本書。もか吉のやさしい笑顔に癒される一冊です。

  • 側溝に落ちた生後2ヶ月ほどの仔犬がある家族に保護された。
    母犬ごと保護しようとしたが、山へ帰って捕まえられない。山で暮らしていた仔犬はなかなか人に懐かない。
    アレルギーによる痙攣や脱臼など病気を繰り返すが、動物好きの家族は深い愛情と忍耐で育てる。
     殺処分になっていたかもしれない犬が保護され、もか吉と名づけられ可愛がられた。
    今では人が大好きになり、幼稚園や高齢者施設を回ったり、地域のパトロール隊になって活躍し沢山の人に愛されている。
     人の愛情と忍耐で救われる命がある。もか吉のような子(犬)が増えることを願う。

  • かわいい
    やっぱり犬が好き。
    もか吉、うちの子に似ている。
    みんなが癒されるのがよくわかる。

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著者プロフィール

江川紹子(えがわ・しょうこ) ジャーナリスト。神奈川大学国際日本学部特任教授。新宗教、災害、冤罪のほか、若者の悩みや生き方の問題に取り組む。著書に『オウム事件はなぜ起きたか』『「オウム真理教」裁判傍聴記』『「カルト」はすぐ隣に』など多数。

「2023年 『みんなの宗教2世問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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