なぜ20円のチョコでビルが建つのか?

著者 :
  • 秀和システム
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本棚登録 : 51
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798042855

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  • 上野・アメ横の『二木の菓子』

    お菓子の専門店として常時約5,000種類のお菓子を取り揃え
    リピーター率9割を誇る老舗のお菓子小売店です。

    本日ご紹介する本は、
    リピーター率9割を実現する
    販促術を紹介した1冊。

    ポイントは
    「非効率」

    いくら効率化を追求しても、
    資本力のある大手企業にはかないません。

    積極的に非効率なチャレンジを繰り返すことで、
    以前より効率良く儲ける手段を開拓できると言います。


    「品揃えが豊富」

    「品揃えが豊富」は視点によって変化します。
    ありきたりのものがたくさんあっても、人は品揃えが豊富とは感じません。
    「楽しく迷えたとき」というのかボイント。

    お客様に「品数豊富」と思つてもらうには、
    魅力的な商品を多数揃えて迷ってもらうことが重要。

    同じような商品ばかりを持ち込まれれば、
    「で、いくらなんですか?」というのが、最終質問になります。


    「無名のお菓子」

    大手に対抗できる可能性は
    「無名のお菓子」か持っています。

    すでに広く知られているお菓子は、
    ほとんど大手で扱ってしまい、
    それなりのコストパフォーマンを実現してしまいます。

    実力のある無名メーカーとタッグを組むことで、
    大手に対抗できる唯一の存在になれます。

    非効率化するべき仕事を見つけて、
    手間と時間をかけたことは大手にはマネできません。

    ぜひ、読んでみてください。

    ◆本から得た気づき◆
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    目先の数字にとらわれず、本当の目標に向かって前進すれぼ、戦い方は必ず変わります
    スーパーのお客様にとってお菓子は主役ではない
    非効率な販売スタイルには買い手と売り手の双方かメリツトを享受できる価値かある
    現場に出てこそ数字に強くなる
    商売をするうえで最も大切なのは、「数字」ではなく「人」を見ること
    取引相手と本当に連携するには、お互いの「強み」と「弱み」を理解し合うことが大切
    アイデアや気づきは、人間閏係から生まれることが多い
    大手か苦手とする「非効率な取り組み」こそ差別化を図るポイントであり、中小企業が生き残る道
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆
    序章 なぜ20円のチョコでビルが建つのか?
    第1章 非効率な取り組みが最も効率的な仕組みを作る!
    第2章 効率化を求めた数字には危険がいっぱい!
    第3章 「差別化」ってつまりどういうことか説明できますか? ・「差別化」の意味を勘違いしていませんか?
    第4章 差別化(唯一性)をできる人が取り組んでいることとは!?
    第5章 「そういう売り方があったのか! 」と叫んだ販売促進
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  • アメ横で有名な二木の菓子
    その二木の菓子の売れるマーケティングの秘密を書いている。

    ただでさえ利益率の低いお菓子。
    またスーパーやコンビニでもいまやどこでも購入できるお菓子だが、いかに他と差別化をしてお客を引き寄せられるか、いろいろな工夫をした結果、20円のチョコでもこのような大企業へと成長している。

    他がやっていることをやってるのではなく、他がやってないこと、消費者が求めることをぬかりなく行っている。

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