システムアーキテクチャ構築の原理: ITアーキテクトが持つべき3つの思考
- 翔泳社 (2008年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (524ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798116426
感想・レビュー・書評
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杉並
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システムアーキテクチャってどうやって決めるの?
よく疑問にわくし、人にも聞かれます。
自分も聞きたい。
答えは、ここにありました、っていっても、やっぱり正解のない世界です。
この本では、アーキテクチャをどういう視点で整理すべきか、そのヒントが書かれています。
アーキテクチャを考える際の視点(View)と観点(Perspective)として、
それぞれ6個、10個の特性がカタログされてて、参考になりました。
この軸で今自分が考えているシステムを評価(もちろん、ユーザが重要視する軸に絞るけど)すれば、かなり考えられたシステムになるんでは。
こういう軸って、ISOとかあるけど、この本のはもうちょっと規格よりもビジネス的というか実践的。
使いやすいし、軸の説明もしやすそう。
全部精読するというより、その都度読み返す、机の横におく本って感じです。 -
タイトルどおりの本。システムアーキテクチャがなぜ必要かから始まり、適用する場合のプロセスを解説。
システムアーキテクチャに対してある程度知識または経験がある人に、理想的なシステムアーキテクチャ構築を解説している、という印象。
大きく構成は5部。第1部でアーキテクチャとは何ぞや、という点を解説。システムアーキテクチャ構築のために行う前段階について述べられている模様。
第2部でアーキテクチャ構築のためのプロセスが一つ一つ丁寧に説明されている。プロセスがイメージできないので理解しにくいな〜と感じる部分あり。これは、現実に私がやっていないからだろうな。orz
第3部でビューポイントを提示。第4部のパースペクティブと合わせ、実際のシステムアーキテクチャ図、記述を見ることができる。
第5部で実際に適用する場合にどこから適用するか、という解説がある点が親切。