- Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798121130
作品紹介・あらすじ
組込み開発/自作OSやゲームプログラミングに脱入門プログラマから、この道十年超のベテランまで。「やらないから、できなかった」だけだったあのテクニックに動かして試せるゲームを完成させながら、チャレンジしよう。
感想・レビュー・書評
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第3章を読んだ。
構造体の先頭のメンバーに別の構造体を格納する、関数をポインタ化するという頻出の実装テクニックは、それぞれ、OOPの継承と多態性に対応するものであることを知ることができ、知見を言語化して整理することができた。
関数をポインタ化することで解析性が落ちるというのはその通りだと思う。これはOOP化による保守性の改善とのトレードオフだと思う。何を改善したいか(目的)によって、指標にすべきS/Wメトリクス(評価方法)やどのパラダイムを使うか(手段)などを適切に選ぶ必要があると思う。
カプセル化の実装テクニックはマニアックだと思った。
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どうしてもC言語で保守性の高い開発しなければいけない不幸な現場で働いているエンジニア向け。逆に「わざわざCでオブジェクト指向?」と感じる恵まれた方には全く縁のない書籍です。
類書が無いという点で良書ですが、忙しいエンジニアが読むには説明が非常に冗長であることが難点。 -
C++やJavaで書けばオブジェクト指向プログラミングをしていると思っているのであれば,この本を読んでみることをお薦めします.オブジェクト指向プログラミング言語はあくまでもオブジェクト指向設計を実現しやすいようなサポートがあるだけだと気付きます.また,C++では簡単にできてしまうのでそのありがたみが分かりませんが,実際にCで同じようなことをするとどれだけ注意が必要なのかが分かり,C++のありがたみを再確認できると思います.
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オブジェクト指向の概念を説明する本や、C++やJavaをベースに説明する本は多いけど、C言語でどうやってオブジェクト指向を実現するかという実践的な内容。オブジェクト指向の概念は理解した、でも仕事で使うのはCだ。って人にオススメ。
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C言語を使ってオブジェクト指向プログラミングを試みるための解説書。