その話し方では軽すぎます!  エグゼクティブが鍛えている『人前で話す技法』

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  • すばる舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799101162

作品紹介・あらすじ

知らないと怖い。あなたの「価値」を下げる話しグセとは?会議、スピーチ、クレーム場面など、いつ何時も忘れてはならない、「正統派スピーチ」の第一人者が教える「信頼を勝ち取る法則」。

感想・レビュー・書評

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    話し方

  • ・放送では「0」を一般的には「れい」と読むようにしています。理由は、「ゼロ」は英語、日本語では「れい」だからです。「090」を「ぜろきゅーぜろ」と言うのは、「君の考えは」を「youの考えは」と言うようなものなのです。

    ・私が現行の読み間違いに気を使っている言葉ベスト3は、「他人事」「一段落」「施策」です。
    他人事は「たにんごと」ではありません。一段落は「ひとだんらく」ではありません。施策は「せさく」ではありません。「ひとごと」「いちだんらく」「しさく」が正しい言葉です。
    この他、「三階」「裏面」もよくやってしまう読み間違いです。「さんかい」ではなく「さんがい」「うらめん」ではなく「りめん」が正しい言葉です。

    ・「NHKことばのハンドブック」で「あ」の一番最初に出てくる言葉は「秋田犬」。一番お勧めの読み方は「あきたいぬ」、二番目に「あきたけん」と書いてあります。この場合、放送では第一優先の「あきたいぬ」を使います。
    放送で使う言葉をどういう基準で決めているかというと、まずはもちろん正しい言葉であること。さらに抵抗を感じる人が少ない言葉であることです。つまり、「秋田犬」は「あきたけん」よりも「あきたいぬ」と読んだほうが、全国の視聴者の方には抵抗感が少ないという事なのです。

    ・アナウンサーが行っている滑舌のための運動は、「パ」「マ」「ラ」で練習します。「パ」と「マ」の発音は唇の動きが重要な「両唇音」と呼ばれるタイプで、「ラ」は舌の動きが重要な「弾音」タイプです。
    「パラ、ピリ、プル、ペレ、ポロ」
    「マラ、ミリ、ムル、メレ、モロ」
    と一緒に言うと舌も唇も一緒に鍛えられる。

  • 【個性的に話す】
    その方、独特の話し方を進めている部分もあれば、こうしなければいけないという主張もあります。また、笑顔はいいがやりすぎはいけないとやや主張が?のところがあり、どうすればいいのか読者を迷わしてしまう部分がマイナスです。
    しかし、参考になる個所も多数あり付箋をいっぱい貼りました。(←はっとるがな!)

  • 矢野香 (著)
    経営者、上級管理職といった「肩書きがある人」や「公人」が身につけておきたい
    「信頼される話し方・振る舞い方」の秘訣を網羅しています。
    自信、落ち着きある「印象づくり」や、「言葉づかい・話題選びの秘訣」など、
    一通り身につけておきたい技法を紹介しています。

    (まえがきより)
    日本の政治家、企業トップの記者会見を見ていて気になることがあります。
    人前に出るという覚悟のないまま、
    キョトキョトしているように見える人が多いことです。
    過剰なゼスチャーや瞬きなど、体のどこかを動かすクセが原因です。
    その他にも、表情、姿勢、発言の仕方など、悪い話しグセが目立つのです。

    両方の肩の高さが同じではなく、だらしなく一方に下がっていたり、
    猫背だったりする方も見かけます。
    このような頼りない印象なのに「私にお任せください」などというセリフを言ったところで、誰が信用してくれるでしょう。

    抑揚がなく、原稿を棒読みしているような、
    「言わされている」感じでスピーチする方も少なくありません。
    この場合、聞き手に伝わっているメッセージは、本心から出た言葉ではない、ということだけです。

    一部の著名人に限った話ではありません。多くのエグゼクティブ、上級管理職の方々がなさっていることでもあります。
    これでは、スピーチの内容が素晴らしくても信頼を得ることはできません。
    スピーチをする人の価値を著しく下げる、悪い話しグセを改めること──。これが先決なのです。

  • 話している自分が、聞き手にどう思われたいか。まずはここに軸を会わせて自己演出を考えることから始まる。

    具体的なテクニックは
    ・数字、固有名詞を使う
    ・情報源は明確に
    ・推論は言わない(言い切る)
    ・感情、評価は口にしない
    ・自分と同じ分野(特徴)の話が上手い人のマネをする
    ・他人にマネされるのは「差別化」できている証拠。自分のキャッチフレーズを考える

    等々、盛りだくさん。

    自分の話し方がいかに軽かったが分かったので改善したい。

  • 期待はずれ。アナウンサーが話す言葉の聞きやすさの技を取得したかったのだか、そうではなかった。テクニックや心理学的な裏付けのあるものを期待していたが、私の考えとは合わなかった。昭和的。正統派、と言うものが私の期待値ではないからだ。

  • 緊張をほぐす方法など、やってみようと思える部分があった。見られていると普段から思うと見た目も変わると思うので、気をつけてみようと思った。

  • エグゼクティブというより、ビジネスマナーとして覚えたい事柄がたくさん。リモートワークをするようになり、チャットで使っていた言葉がこの本によると軽かったんだなーと反省。日本語って難しい。

  • アイブローフラッシュという、眉間への注意は今まで意識してなかった新しい発見でした。

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著者プロフィール

国立大学法人長崎大学准教授。スピーチコンサルタント。専門は、心理学、スピーチ、コミュニケーション論。NHKでのキャスター歴17年。おもにニュース報道番組を担当し、番組視聴率20%超えを記録。NHK在局中から心理学の見地からスピーチ研究に取り組み博士号取得。政治家の選挙演説対策、大手企業の株主総会対策、役員候補者研修などエグゼクティブからビジネスパーソン、学生まで幅広い層に指導を続けている話し方・表情・動作のトータルな指導に定評があり、過去の受講者にはプロの話し手も多数。クライアントには、大手企業、著名人が名を連ね、全国から研修・講演依頼が相次いでいる。著書に『その話し方では軽すぎます!――エグゼクティブが鍛えている「人前で話す技法」』(すばる舎) 『【NHK式+心理学】 一分で一生の信頼を勝ち取る法―NHK式7つのルール― 』(ダイヤモンド社) などベストセラー多数。

「2019年 『大人の伝え方ノート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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