ぶり返す! 「怒り」「さびしさ」「悲しみ」は捨てられる! ~知られざる「おとなの愛情飢餓」への心理セラピー~

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  • すばる舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799102213

作品紹介・あらすじ

知られざる「おとなの愛情飢餓」への心理セラピー。過去にケリをつけて前進するヒント33。

感想・レビュー・書評

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  • 傾聴術で定評のある心理カウンセラーさんが「愛情飢餓」をテーマに書いた本。傾聴の本の評価は高かったけど、以前、本格的に学んだことがあるので、いきなり違うテーマから読んでしまった。言いたいことは分かるけど、私が求めている答えは見つからなかった。要約すれば、幼い頃の親の愛情が大人になっても、感情がコントロール出来ないことに影響していると言うことなんだけど、そういう人の子供の頃の自分の姿は泣いていたり、寂しがっていたりするのだそうだ。その子供の頃の自分に優しくすることで、解決するらしいのだが、私の子供の頃の自分の姿は無表情で、泣いてもいないし、笑ってもいない。その場合、どうしたらいいのか、問い合わせてみたかったけど、どうやらカウンセリングを受けるしかなさそう…そこまで、しなくてもいっか、ってのが、最後に行き着いた感想。

  • keywordは「おとなの愛情飢餓」。
    こどものころの愛情不足がおとなになって、人間関係において様々に影響を及ぼすという考え方。

    おとなになった自分の中の傷ついたこどもにやさしく声をかける、やさしく話をきいてあげる、やさしく許してあげる。

    たしかに心がラクになる面はあるかも。

  • 傷ついた心を癒し、幸せへの扉へ近づけてくれる本。心の傷はどこから来て、どのようにいやすのが良いのか。具体的な方法も述べていてくれているので参考になる。不幸せ思考と現実思考という考え方も非常に参考になった。

  • 怒り、さびしさ、悲しみといったぶり返す感情の根には、子供時代に負った「愛情飢餓」があることを指摘し、その傷を認め、抱きしめ、癒やすことで感情が止められることをカウンセリングの事例や自分でできるセラピーの方法などが紹介されている。
    本当に辛くなったときには心理カウンセラーに頼ることもいいんだなと感じた。
    悩みを書き出し、12の不幸せ思考パターンをチェックするだけでもとても有効だと思う。
    1.全か無かの法則、2.極端な一般化、3.マイナス・フィルター、4.良いことの価値下げ、5.マイナス読心術、6.べき、7.マイナスの拡大、8.マイナス未来予知、9.感情による決めつけ、10.マイナスのラベル、11.個人的な責め、12.他人を変えられる、という信念
    18-115

  •  なぜずっとイライラが続くのか? クヨクヨするのか?
     それはすべて幼い時に負った心の傷のせい。愛情飢餓の痛みなのです。
     おとなになっても、その飢餓があるからぶり返してしまうのです。
     ……ということを徒然記載している書籍です。
     心理学関係で検索をかけていて見つけたのだと思います。……少し、思ったのとは違いました。
     勿論、良いことも書いてあります。ありのままの自分を受け入れ、大事にしてあげること。ココロの声を聞いてあげて、癒してあげること。依存ではなく寄り添うこと。認めて!という叫びを認めること。

  • 子供時代、親など周囲の大人から受けた扱いがその後の人生にも大きく影響を与えるなんて…
    親として考えさせられる。

  • 感情的に「怒り」「さびしさ」「悲しみ」にとらわれていた自分から少し離れて、理知的に客観的にとらえなおすことができるようになる。
    大切な人を失った人や、親から理解されずに育った人の理解にもつながる。
    著者自身のつらい出来事も書いてあり、著者の誠実さがわかる。

  • 「なぜか、ずっとイライラしてる!」「些細なことでも不安になって、歯止めがきかない」「ダメだと分かっているのに、好きな人に依存し過ぎてしまう……」「ずっーーーと、自分のことを好きになれない!」 こんなふうに頭から離れないイライラ・クヨクヨに悩まされていませんか? イヤな気持ち、つらい気持ちが何度でもぶり返すのは、子ども時代に負った「愛情飢餓」と関係があります。この痛みを癒すことが、何度もぶり返す感情を抑え、止め、そして解消へと導くことになるのです。そこで本書では、「おとなの愛情飢餓」に踏み込んで、ぶり返す感情を止める方法を説明します。 本書では日本と米国で通算17年以上、延べ4000名以上をカウンセリングしてきた気鋭のカウンセラーが、「おとなの愛情飢餓」を癒す心理セラピーを豊富なカウンセリング例をもとに分かりやすくお伝えしていきます。

  • 不安の強い母親の私は、困難を子供から遠ざけていた。それが愛情だと思っていたけど、子供の自分で乗り超える成長の機会を奪っていたかも。心します。

  • 怒りの原因に心の奥底の哀しみや恐れがあることがわかった。
    幼少期に親から認められなかった、愛されなかったことを大人になるまで引きずってしまっていることに本人さえ気づいていない。
    心が壊れそうになった時に、心の何処かに隠れている悲しんでいる子どもの自分に優しい言葉をかけ、愛してあげることで心も軽くなる。
    成長期の環境って大切なんだと改めて思う。

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著者プロフィール

著者について
大阪府立大学総合科学部卒業。米国・メリーランド州立 フロストバーグ大学大学院 カウンセリング心理学大学院修士課程首席卒業。米国・州立ミズーリ大学コロンビア校より心理学博士号(PhD. In Psychology)取得。米国にて、州立カウンセリング室子ども課で常勤心理士、病院精神科で心理士等として勤務する。また、州立ミズーリ大学コロンビア校心理学部にて教鞭を執る。日本に帰国し、大阪経済大学人間科学部(臨床心理士養成第一種指定校大学院・公認心理師大学院)教授、ニュージーランド国立オークランド工科大学心理療法学大学院客員教授、および心療内科医院でカウンセラー、(NPO)ストレスカウンセリング・センターで開業カウンセラーなどを経て、現在はカウンセリング・ルーム輝(かがやき)代表。
著書は『一生使える!プロカウンセラーの傾聴の基本』(総合法令出版)など約30冊。

「2022年 『プロカウンセラーがやさしく教える 人間関係に役立つ傾聴』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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