売れすぎて中毒になる 営業の心理学

著者 :
  • すばる舎
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799106600

感想・レビュー・書評

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  • 古いタイプの営業理論
    ややコモディティ化されたというか、金額の小さな商材向けの印象。
    営業初心者には、参考になるかも。

  • ●ザイアンスの法則に適った対応策を取る
    …見知らぬ人には冷たい
    …人間の行動原理を利用して親切にしてもらう
     利益最大化、返報性、共通項類似性、社会的証明

    ●お客の記憶に残る数は3つ以下

    ●肯定的な雑談で雰囲気を支配する。

    ●自信を持って営業をかける
    …下手に出過ぎないこと!媚を売らない。
    …人気があって売れている商品だから興味をひく。
    例…売れている人気商品ですけど、ご紹介しましょうか?
      というスタンス。同調心理。

    ●数字のマジックを使ったレトリック
    例…1時間あたり○、年間では○○ですよ

    ●付加プランは少なめ、小出しに留める。
     納期など善意の使い所。

    ●ダミーを使用して、商品の魅力を押し上げる。
    …比較するから安心する

    ●褒めることでニーズを探る
    …人は謙遜で否定する

    ●弱点は先、強みは後に!

    ●クロージングでいかがですか?は禁句。
    …問題点をほじくることに繋がる。
    …どんな点が気に入りましたか?

  • 営業の本だが、コミュニケーションが必要な仕事には必ず付きまとってくるポイントが簡潔に書いてあるので、まとめてみた。参考になる。


    敵か味方か会った瞬間に判断→笑顔(味方)
    マシンガンセールストーク→脅威(敵)
    喋る(敵)→聞く、質問する(ニーズを掘り起こす味方)

    「ザイアンスの法則」
    人間の行動原理には「利得最大化」「返報性」「共通項・類似性」「社会的証明」などがある
    損するよりは得したい、親切には親切で返したい、共通の趣味や悩みがあると共感したい、みんなが支持するものが安心など。

    「一貫性の原理」一度でも断るという態度を取らしてはいけない。→質問して本質を見極める。NOと言わせない。
    人が人に対してNOというのは本来非常にストレスを感じさせるもの。
    肯定的な答えを引き出し続け関係性を近づける「見たまま」「見たこと」をそのまま肯定的に話す。

    「単純接触効果」長時間に渡って一緒にいるよりも、ほんの僅かコンタクトを繰り返す方がだんだん対象にも馴染み、親しみを抱くようになる。

    「AIDMAの法則」見込み客=最後は買う人
    attention→商品やサービスの存在を知る
    ★internet→商品やサービスに興味関心を持つdesire→商品やサービスをいいな!と感じる
    memory→商品やサービスを心に刻み買ってもいいなと傾く
    action→商品やサービスを購入する
    ★の状態が見込み客。この人にはもっと欲しくなる情報を素早く伝えていく。

    「良い情報」を常に届けることで客とのつながりを強化する

    「成功した状況・失敗した状況」を過去の記憶をたどることで俯瞰した形で見ることができる(メタ認知)記録をつける。振り返る。

    「援助行動」気の毒な人には同情の気持ちを促す効果あり

    「SMARTの法則」→目標を立てる時のポイント
    specific→具体的・明瞭(毎朝10分スクワット)
    measurable→計測可能(1年で体重を2キロ落とす)
    achievable→達成可能(自分にできる目標か?無理すぎるとモチベーション下がる)
    relevant→関連性(目標達成が何に繋がる?モチベーション維持の為)
    time bound→期限が明確

    下手にですぎないこと。自分を適当に扱うと相手もあなたを適当に扱う。
    人は自分への思い入れの強い人に対して「つけあがる」習性がある。「最小関心の原理」度を過ぎた譲歩をすると客は増長する。

    褒めが相手のツボ(褒められたいと思っている所)に命中すると麻酔銃を撃たれたように上機嫌にさせる。褒め上手は褒められるとお礼を言い、すかさず「〇〇さんこそ〇〇が素敵ですよ」と相手に褒め返しする。主導権をとる。

    認知の転換
    「タバコは体に悪い→喫煙者でも健康て長生きしている人は多い」認知の不協和を協和させると腑に落ちやすい。

    激励は控えめが効く
    四六時中頑張れ!頼むぞ!気合いを入れろ!サボるな!と叫ぶほど、部下はやる気をなくす。
    承認・感謝・気遣いの言葉→いつも頑張ってるな。君のおかげだよ。ありがとう。無理してないか?大丈夫?で自己肯定感に繋がり頑張ってくれる

  • 目新しい情報は無し。
    営業初心者や新卒が読むにはいいかも。
    平積みされてる書店で手に取らせるインパクトがあるため完全にジャケ買いしてしまった感。
    営業の心理学もさる事ながら購買意欲をそそる心理学には長けていた感じ。

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著者プロフィール

神岡真司(かみおかしんじ)
ビジネス心理研究家。日本心理パワー研究所主宰。心理学理論をベースにしたコミュニケーションスキルの向上指導に定評がある。法人対象のコミュニケーショントレーニング、人事開発コンサルティング、セミナー開催などで活躍している。著書に『賢く人を操れる「ブラック」会話術』(三笠書房 ≪知的生きかた文庫 ≫)、『眠れなくなるほど面白い 図解 ヤバい心理学』『相手を自在に操る ブラック心理術』(以上、日本文芸社)、『仕事・人づきあいで差がつく 知っておきたい心理テクニック156』(辰巳出版)、『思い通りに人をあやつる101の心理テクニック』(フォレスト出版)、『「気がきく人」と思わせる103の心理誘導テクニック』(角川学芸出版)、『効きすぎて中毒になる 最強の心理学』(すばる舎)がある。

「2022年 『「悩み」がすーっと消える心理術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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