人もお金も動かす 超スゴイ! 文章術

著者 :
  • すばる舎
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感想 : 44
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799107713

感想・レビュー・書評

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  • これからの時代はお金ではなくフォロワーが必要となる。そしてそのフォロワーはよい文章を書くことで獲得ができる。といったシンプルな流れとなっています。

     そしてよい文章とは「相手のことを真剣に考えているか」が本書の趣旨であり、全体を通して文書の基本的な書き方、ひと工夫を加えるコツ、そして最後は人を動かす文書の書き方を学べます。
     
     文書の本であるというだけあってとても分かりやすい文書構成になっていました。趣旨がしっかりと定まっており、そのゴールに向かってステップアップ方式で進んでいく構造はまさしく理想の文章であると感じました。

  • 文章を書くときの何気ないコツがわかりやすく説明されています。

    なにより文章を書くって難しいことなんじゃないんだよ、ということをこの本では教えてくれます。

    文章力が無茶苦茶高いのに、コミュニケーション力が低い人の話は面白かった。

  • メールのやり取り、SNS、ブログの記事、商品紹介など、文章を書くという事で相手(読み手)に自分の思いを伝える。
    そこにマーケティングの考えをプラスし、どうしたら商品を買ってもらえるか、自分を売り込めるかという視点で書かれている。文章を書く上でのテクニックよりも、考え方、捉え方が書かれている印象。


    確かに、文章は読みやすい。著書の中でも記されているが、余白やイラストなどを入れて、難しいものではないんだよという、読みやすいく感じさせる工夫はある。
    参考にしようと思えることもあるが、やはり内容が薄く、著者自身の凄さも薄れてしまうように感じる。

    著者も言っているが、文章を書けることと、リアルなコミニュケーションを取れることは別物。
    文章を書くことに長けていて、お金を稼げたり、フォロワーを増やしたりする事は素晴らしい事だと思う。しかし、自分の人生豊かにするなら、リアルなコミニュケーションで得られるものをおろそかには出来ない。
    バランスが大事。

  • 「書く習慣」を読んで、文章術系の本をさらに読みたくなったので本書を手に取ってみました。

    読後は「書く習慣」で読んで学んだ事の復習になったかなという感じでした。私に「書く習慣」が付いてきた時、次のステップに進むためにはどうするべきかが、この本を読んだことでハッキリわかったので、読んで良かったかなと思います。

    興味を引く見出し(タイトル)の作り方辺りは今の私に必要な部分だったので、これから書いていく中でしっかり身に付けていきたいです。

    他にも「物を買わせるための文章の書き方」なんかもありましたが、私はそこまでやろうとは考えていないので、ちょっと流し気味になりました。「アフィリエイトブロガー」を目指している人にとっては良い気付きが得られるのではないかと思います。

  • 誰かに読まれる文章を書く時は読み手がどう思うか考えながら文章を書くことが最も重要である。文章の冒頭/見出しは読者を引き付けるインパクトを重視する。共感されるために主語を[あなた]にしたり、五感を刺激するような表現を文章に散りばめることも読者を引き付けるテクニックのひとつ。また、根拠を示す際は[実際のユーザーの声]が最も説得材料になるので活用すべし。

    メールやプレゼンなど、ビジネスにおいても文章を書く機会は多い。特に報告資料の際は自身の伝えたいことばかり羅列しがちなので、今後は相手の立場やニーズを想定した文章を書いていきたい。stravaでいいねをもらえるような文章構成ができるよう意識したい。

  • 文章術の本だけあって、言葉選びや構成などが考えて書かれている本。

    何はともあれ読まれない壁を突破する

    想定読者を意識する

    読者を脱落させないように、具体例をこまめに入れる

    私は を あなたは に変えてみる

    イエス・バットで反論を潰す

    行き詰まったら小見出しから書く

    ユーザーの声、第三者によるお墨付き、数字とデータ 根拠をしっかり見せること

  • 【本書の目標】
    人を動かす文章を書けるようになろう

    【結論】
    "いい文章"とは、読み手が読みたい文章。
    読者と目線を合わせよう。

    【具体的には?】
    ①「あなた」を主語にする。
    ②想定読者を絞り、具体的にイメージしていこう。(ターゲット分析項目)
    ③感情に訴えるワードを用いて、読者に自分のことだと感じさせよう。

    【ポイント】
    ①一行目を読んでもらうために
    興味を持てる見出しをつけよう。(具体例複数あり)

    ②内容を読んでもらうために
    ・「なぜあなたは〇〇をすべきなのか」に8割をかけよう。ハウツーは2割でいい。
    ・メリットを一面から考えない、仕事・プライベート・休息など三面から考える。
    ・読者が困っていること、欲していることにフォーカスする。

    ③納得してもらうために
    ・読者の反論を先回りで書き、その回答も書く。読者は自分の意見を理解してもらえたと感じる。
    ・根拠や一般論を提示する
    ・できない理由も先回りて潰す。

    【感想】
    読み手目線の重要性に言及した本。
    ネットでブログの書き方を検索してたら出てきそうな内容ではある。

  • スマホで短文ながら文章を書くことが多くなっている昨今において、参考になる本。

    確かに文章を書くということにおいて、つい相手の視点や、相手が誰を想定しての文章なのかを忘れがちになるのは確かである。

    そこには文章を書くことで一つの高揚感があり、さらには高揚感からの自己満足感があるからだろう。
    この自己満足感には十分注意をしなくてはならないなあと日々思わされる。

    この本は文章力を身につける理由から、伝わる、共感される文章へと分かりやすく、説明していることが評価される。

  •  良い文章を書ける事、人の心を動かす言葉をつくれる事は資産です。今の時代、ファンとフォロワーは間違いなくお金や信用と同等、もしくはそれ以上の価値があります。物質的な豊かさを求める時代は終わりを迎えつつあり、精神的な豊かさを表現するいちばんの方法は文章です。目立ちたくない人にはうってつけですし、一度身に付けたれば忘れることはありません。こうなってくると国語を学ぶ意味、価値がグッと高くなります。日常生活で不便にならないように、騙されないようにという保守的、消極的な学び方ではなく、生み出す、働きかけるという主体的で能動的な学びとして成り立ちます。詩を学ぶ意味も出てきます。短い詩に、多くの情報(状況、心情、示唆など)が盛り込まれている凄さと言葉が持つ多様性と利便性を感じずにはいられません。

  • 他にも文章術系の本を読んだことがあるので同じような内容があったけれども新たに知ったこともあり役に立った。知識は増えても結局は、書いて書いて書いて経験をあげないといけない所は変わらないと思うのだが何も知らずに書くのと注意点を知って書くのとでは得られるものが違うと思うので一読してもらいたい本である。

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著者プロフィール

金川 顕教(かながわ あきのり)
経営コンサルタント、ビジネスプロデューサー、投資家、事業家、作家、公認会計士、「YouTube図書館」運営
三重県生まれ、立命館大学卒業。大学在学中に公認会計士試験に合格し、世界一の規模を誇る会計事務所デロイト・トウシュ・トーマツグループである有限責任監査法人トーマツ勤務を経て独立。
執筆活動では、ビジネス書、 自己啓発書、小説など多岐にわたるジャンルでベストセラーを連発。
中国、韓国、台湾、タイ、ベトナム等、世界中で翻訳出版されている。

「2023年 『50代からの「幸せ」設計図』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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