推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない―自分の言葉でつくるオタク文章術

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799329504

感想・レビュー・書評

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  • 〈図書館本〉
    あくまでも〈推し〉メイン。推活そんなに興味がないからなぁ…。微々たる違和感を感じつつも読了。内容は小中高生向けで中年にはシンドイ内容だった。


    自分だけの感情、自分の言葉。
    ありきたりな言葉、手垢がついてしまった言葉、表現→「クリシェ」(フランス語)

    工夫しようとする志を持つこと。
    妄想力でこねくり回す。

    言語化=細分化
    メモ力
    一人でコツコツメモする
    非公開日記を作ろう!

    推しを語りつつ自分を語る
    推しにパワーをもらう

    伝えたいポイントは一つに絞る。
    一点集中。

  • ・他人の言葉に支配されず、自分だけの感想を言葉にする。
    ・工夫しようとする志が大切。
    ・読解力や観察力ではなく妄想力が必要。
    ・言語化に必要なのは細分化。
    など、なるほどな〜〜って思うことが、繰り返し表現を変えて紡がれるので、濃度が高い訳ではないのだけど、表現の工夫ってこういうのも含まれるのかなって思える本になってた。
    相手との情報格差の観点は、抜けがちなのでちゃんと忘れないようにしたい。

  • とても読みやすく、面白かったです。
    とくに「好きを言葉で保存する」という部分は
    凄く納得で、自分がいつも本能のようにSNSやblogを書いていたのはこういう理由もあったのかと気づきました。
    他にも、ファンレターやレビューなど、修正を何度も繰り返して、伝えたいポイントをなんども確認するところなど、普段の自分のやり方を肯定してもらえるようで少し自信が持てました。
    これからも出来るだけ面倒がらず、納得するまで研鑽したいと思います。

    わたしはネガティブなことは発信すべきでない、と常々思っているので、発信しているひとの心理はこうなのか、と勉強にもなりました。

  • このSNS時代に炎上しない・誤解されない程度の文章力を手に入れたいオタクは是非読んでくれ。
    文章術としてはごくあたりまえのことが書かれているけれど、"ごく当たり前の文章術"を身につける機会ってなかなかない。国語の授業をただ聞き流しても身につかない。「読書感想文が上手く書けない」とか「話が分かりにくいって言われる」とかがある人には覿面に効果がありそうなことが沢山書かれている

  • 学びはかなりあったけれど、事前の評判と自分の期待値が高すぎてしまったのか、それよりは下回ってしまったか。

    三宅香帆さんの本は総じて評価も高く、こちらを読んでハマって買い漁ってしまうかも…と思っていたのだが。
    冒頭、私はプロの書評家ですので…!!、みたいなフレーズが4.5回続き、あ、うん分かったよ…(若いからってナメないでねってこと?)と感じ、かなり当方、心のバリア厚みが出てしまい。(笑)
    中盤はとても良く、作者の価値観にも共感つづき。
    終盤は添削先生みたいになってきて、これまた作者の私凄いでしょ上手いでしょ、の感じに。

    若い女の子向けの本だったんやろか…。
    口語体と説明的な論理的語り口が交互に出てくるのも、ちょっと疲れてしまい。日本語のペースに乗れなかったな。
    この本の直前に勝間和代さん(53)の本読んでたから余計かもしれん。(笑)(笑)
    ジャニヲタさんとかDヲタさんが読んで、少し鋭利なジャックナイフが、違う意味で研がれて、柔らかく優しく人の心に刺さるものになるよう、お母さんはお祈り申し上げます…

  • 普段、推しのことを言葉に表すのが難しいと感じていたため、読んでよかったと思いました。推しだけではなく、自分の好きなものや嫌いなものについて発言する際に、役立てようと思います。

  • この方の本全部好きなのだが、どれもわかりやすい。あと切り口がいっつも新鮮!…って思っていたらそのハウトゥー本を出してくださいました。ありがたすぎる。
    ちょっと意識するだけで良さそうなコツがいっぱいだし、短歌の評にもまんま使えそうで一気に読んでしまった。短歌の話もちょっと出てきた。

  • 感想の書き方が体系的に書かれていて、読者も再現性をもってできるハウトゥーが詰まっている。

  • 語彙力を渇望するオタク必見!他人の感想をRPして「わかる!RP」でTLが埋まっていませんか?自分の言葉で発信ができるようになれば世界が広がるはず!本書でオタ活を充実させましょう!
    図書館スタッフ

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著者プロフィール

1994年生まれ。高知県出身。
京都大学大学院人間・環境学研究科博士前期課程修了。大学院時代の専門は萬葉集。大学院在学中に書籍執筆を開始。現在は東京で会社員の傍ら、作家・書評家として活動中。
著書に『人生を狂わす名著50』(ライツ社)、『文芸オタクの私が教える バズる文章教室』(サンクチュアリ出版)、『副作用あります!? 人生おたすけ処方本』(幻冬舎)、『妄想とツッコミでよむ万葉集』(大和書房)、『(読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法』(笠間書院)。ウェブメディアなどへの出演・連載多数。

「2021年 『女の子の謎を解く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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