リンクス (ビーボーイコミックスデラックス) (ビーボーイコミックスDX)

  • リブレ出版
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本棚登録 : 1888
感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799724613

感想・レビュー・書評

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  • 絵がとても美しく、人びとの繊細な気持ちを描いている作品。

    小説だと、連絡短編集ってすっごく好きなのだけれど、今回この作品を読んでみて、誰が誰だかわからなくなってしまう、ってことがあって。
    それが、登場人物を整理できていないという自分にあるのか、登場人物で似ている人がいるということにあるのか、わからないのだけれど。

    登場人物が誰なのか、いつのことなのか、これまでに出てきた人物との関係や、前のストーリーへのふりかえり→納得、目の前にある物語の中でそれを行っていたので、せっかくとても繊細な心のうごきを描いているのに、整理すべきことが多すぎて、ストーリーがあまり入ってこなかった。
    それがすこし残念。

  • 好きすぎる、キズナツキさん…(*/□\*) 感想とかなんかもぉ言葉に出来ないんだけど、再生と始まりのオムニバス集。
    少しずつ繋がっている4カップルが、1冊の中で絆を深めていくのを見守るのが読み手のお仕事です(笑)

    ①イケボなラジオパーソナリティー(関屋)×脳内お花畑系カフェ店長(新発田)
    この2人が一番カワイイ( *´艸`) 能面コミュ障で何考えてるかわかりづらいのに、内面は新発田にデレッデレな関屋…。常に頭にお花が咲いてるような新発田はちょっと乙女入ってるけど、とても幸せそうに笑うので見てるこちらまで幸せになってしまう…(笑) 年下関屋が若干敬語なのにも萌えるし、そんな関屋に体当たりで甘えに行くストレートな新発田、マジ天使♪

    ②若頭の秘書兼護衛、世話焼きな弥彦×ナチュラルボーン・バリネコの秋葉(笑)
    このカップル、弥彦がちょっと存在感薄く感じたのは私だけでしょうか…。まぁ秋葉の元恋人がね、才能溢れるカリスマタイプだったから食われぎみなんだと思うけどね。秋葉がまた薄幸そうな割にキャラが濃いせいかもしれないけど( ・3・)
    一見執着心の薄そうな秋葉タイプは、正面から見てなくても実は背中で相手を読んでいるよね。弥彦にはツラい経験を乗り越えようとしてる秋葉を、構い倒して甘やかして、ズブズブに可愛がってあげて欲しいな。合鍵プレゼントは、読んでてニヤニヤが止まらなかったわ♪

    ③強面だけど人が良い彫金師の亀田×ワンコな笑顔にSっ気が隠された快速列車・荻川
    この2人のお話もっと詳しく*。・+(人*´∀`)+・。*!荻川くんツボ過ぎてツラい(笑) 特に4コマ♪ 恋人未満な初々しさが残ってるんだけど、お互い潔くて話が早そうだわw タイプは全然違うけど妙に息の合ったやりとりが、読んでいてすごく楽しかった!

    ④身寄りを失い分家筋に引き取られて若頭まで昇りつめた佐渡×自称「オルタナティブヤクザ」中条
    この2人は関係性萌えだなぁヽ(●´ε`●)ノ 佐渡兄に「生かされた2人」という共通点があるけど、お互いを「好きになってはいけない相手」と思って10年過ごしてきたとか切ない(泣) 貫き通してきた意地を取り去ってみれば、そこには確かに愛があるのに…。

    重いエピソードと軽快な会話を織り交ぜ、8人の登場人物を上手く繋げた読み応えのある作品。キャラ解説や4コマ漫画など盛り沢山だし、テーマがシリアスっぽくても要所要所で笑わせてくれるのが最高に面白かった!
    しかし、せっかくの設定がここだけで終わるのはもったいない~(`;ω;´) ぜひ続編を希望します。もっとこのキャラたちを愛でていたい…。

  • 4つの恋のお話が一つになってる作品
    それぞれに少し闇があり
    ほんの少し重いお話。

    詩的に語られる部分もあり
    映画っぽい
    マンガとは少し違う色味があった。
    映画化してほしいな。

    絵はキレイだが
    線が薄く老眼には見えなくい笑

    4カップル、8人+1名の主要人物
    がいるが、初見は誰が誰か分からなくて
    頭が混乱。
    最後の方に各人のプロフィールがあるので
    登場人物を把握してから見ると
    より楽しめるかもしれない。

    読めば読むほど味が出る
    作品だと思う

    全てを理解すると
    泣けてくる。

    エロい絡みシーンはないので
    それが苦手な人にもおすすめの作品

  • オムニバス形式で描かれていて各話が『リンク』している設定になっています

    それぞれのワケ有りなcpが繋がっていて、そのコア的な部分に『ある男』がいるという感じです。
    くすっと笑えるコマはありますが、全体的には冬の繊細な雰囲気に合う、どこか暖かい作品だなと思います。

    コマ使いや絵の繊細さ、登場人物が着ている服や風景描写、とても綺麗です
    切なくも苦しくもなりながらそれぞれの幸せを探すような作品です。

  • 読み進めるうちに、誰の話だった?あれこれ誰だっけ?このカプの話はどんなだっけ?と混乱してしまって、行きつ戻りつしながらやっと全体像を掴んだところで読了。
    お話は事故死した兄への想いに集約されていくなかで、それぞれのカプ自体にも物語があって、うまくまとまったお話になっています。

    不器用な兄の愛し方が切ないです。

  • やっぱりわからんっっ
    二回目読んでみたけど…
    誰が誰かわからなくなるーぅ。
    すべてのお話が繋がっていて映画みたいだけど…
    理解力が乏しいことを悔やむっ

  • もう大体の人が読んでいるだろう、この作品。本当になんて言えばいいのか。言いたいことは一杯あるのだ、ぐるぐる胸の中で収まらないぐらいには!!しんどいし悲しい話の後には新発田さんで癒されてまたの繰り返しで精神ズタボロよ。最後はハピエンで浄化されます。

  • めちゃくちゃ良かった。群像劇になっていて、それぞれの話が個々に進んでいくけれど、全てひとつのテーマに終着するようなスタイル。
    亡くなったお兄さんの話は泣いてしまう。イケメンだし…
    全カプ尊くて美しい。良い作品に出会えたなあと思いました。

  • ギヴンの映画何回も観て
    でもまだ原作読んでなくて
    TVシリーズも観てなくて
    先にこっちを読了したという。

    1回読んだだけじゃよく分からない。
    理解度もそうだけど、
    じわじわくる何かを感じ取るには再読必至だなぁと。
    そして読む度に違う感慨があるんだろうな、とうっすら思った。
    程よく笑えるところが挟み込まれてたりとか
    吹き出しの外の手書き文字とかすっごい好み。

    つか取り敢えずギヴン読め自分。

  • 良かった…凄く良かった…( ᵕ̩̩ㅅᵕ̩̩ )
    1冊の登場人物みんなが接点ある話とか大好きだし
    何組もCPがあるのも大好き
    お話も切なくもちゃんとハッピーENDで素敵でした(合掌)

    幸村せんせいとケイくんも絶対読む読みたい*✧( ̄^ ̄ゞ

  • 兄の死と引き換えに生き残ったヤクザの幹部の息子と残された弟、同じく残されたその恋人と弟のボディーガード、その経営する店で働く店長と客のパーソナリティー、と知り合い全員カップルな上に顔の見分けが付かなくて混乱したけど、話自体は結構良い。

  • それぞれのCPがリンクしてるからがリンクスだったのね。
    表紙のイメージとちょっと違ったけど、いい意味で違ったのでよかった。
    絵はきれいだけど、一読目はキャラの違いが分からず、二読目でつながりが分かってきた。
    それぞれいいCPだと思うけど、それぞれ話は短いのでそこはちょっとだけ不満?
    でもいい本でした^^
    ずっと気になってた本だけど、気になるならとっとと読んでけばよかった。

  • 絵がキレイ。繋がってた、ジンときた。

  • ‪「ゆっくり行くから、迎えに来てくれ」1人の男の死が登場人物達をリンクさせ、まるで映画を見たような読了感を味わえるBL。目に見えない愛の存在に長い時間の中で気付かされる、そんな物語になっています。登場人物や詩的なモノローグも物語を引き立てる魅力の1つですが、中でも読者を見事に引き込む構成には吃驚しました。読者の心を掴む作品です。‬

  • 切ないけど幸せな気持ちになれる短編集。全カップルがリンクしているというか、みんな知人友人身内。しかも出てくるカップル多いのに全然顔の見分けがつかないのでさらっと読むのは難しいかも。内容がいいだけにもったいない

  • 凄く久しぶりにBL。
    題名の通り、短編がそれぞれリンクしています。
    狭い世界にどんだけカップルいるんだ!?と突っ込みたくなるくらいファンタジーです(笑)
    でも内容は優しくて切ない。絵が美しいけどキャラの見分けがつかないのが玉に瑕。
    個人的には死んだ恋人を忘れられない秋葉さんが好き。ちょっと病んでる年上猫好き。相手が面倒見の良さそうな弥彦で良かったです。
    CPとしては猫飼ってる部屋の二人が良いけど、年齢読み違えていました…。
    この世界は年上の方がダメな子が多いな(それも良し)。

  • なるほどー。分かってきましたよ。「コミュ障」というアプローチがどうやらツボですね。(自分)
    重くて辛くて甘い人たちのお話です。全員好きだな!

  • 2016/04/23
    登場人物が多いのが、ちょっと大変。
    もう少し個々の深堀した話も読んでみたい。

  • 登場人物の名前が新潟の地名ばかりだったので「これは・・!」と思って調べたらやはり新潟出身の作者さんだった!
    「新発田(シバタ)」とか私も今後何か創作するなら人物名に使いたいと思ってたもんね。勝手に先を越された感(創作活動する予定今のところないけど)と「わかるよー!」となった。笑

    絵柄やさらりとした雰囲気が好み。
    なにこれ登場人物色んなタイプいれどみなかわいい。総かわいい。
    登場人物多すぎて、そして総ゲイ状態で最初混乱をきたしたけど、読み終えてみたらきゅんきゅんした。
    低体温系眼鏡男子の関屋くんがすき。新発田さんといるとツッコミ役になるのも良い。

  • 何度も何度も読み返して、その度、素晴らしさに気づいて噛み締めて、心にこんこんと積もっていく、そんな素敵な作品。

  • オムニバスすきなんです…!!!みんなキャラがしっかりしてていいですね!誰がすきかって、亀田さんですね。笑 顔的には中条さん!

  • 詩的表現と情景描写がとても染み渡る。

  • オムニバス形式。
    なので、1回目は頭の中の情報が処理しきれず
    とっ散らかったまま、終盤すごい盛り上がりやったなぁと思いつつ読み終わりましたw
    2回目は登場人物の情報がインプットされるので、また違った読後感。似た絵で誰が誰かわからなくなったので書き分けをもっと大きくしてくれると有り難いと思いました!

  • 登場人物が多すぎて覚えきれないのが難ありだけど、いいBLだった。

  • 映画のような作品でした。キーポンイトとなる男性の愛情に巻き込まれて運命が廻っていく、最初に予想していたライトなお話とは少し違って、思わぬ人と人との物語で驚きました。
    合計で4カップルのお話が描かれているのですが、伏線を上手に回収しながらうまく繋がっていき、読後感充実でした。明るく楽しい、少し哀しい、軽くておかしい、苛々してもどかしい、喜怒哀楽が愛に繋がって、誰しもが愛を求めて奮闘しているのだと伝わってくる作品です。
    佐渡さんと中条さんのお話は、本編後半でほっと一胸なでおろすのですが、ラスト10ページで胸が締め付けられ、ページをいきつもどりつして、あとがき4ページで泣いてしまいました。兄弟愛・・・。
    装丁も力が入っているのが伝わってきて、他の編集・デザインの方との組み合わせだとどのような感じになるのか、作者さんの本領発揮作品をまた読みたいと思いました。
    亀田さんと荻川くんはどっちがどっちなのか、スピンオフでまた読みたいです。

  • 中核が出てきてから辛さが加速した……それでも秋葉と弥彦がよかった……傷ついた年上を救う年下攻好きだよ……弥彦出番少ないけど……

  • ほんとうにこの作者さんの言葉の表現が美しくてうつくしくて……心臓ぽろっといっちゃう感じです
    あと秋葉さんが禿げるくらいかわいい

  • オムニバス。それぞれのCPが繋がっていて、一人の男がその中心にいる。傷つき、傷つけ、すれ違い…でも最終的には結ばれていく。
    それぞれの人となり、二人の関係性、CP間の関係性に主眼を置いている印象で、なんだか綺麗なお話だなあと思いました。濡れ場はあまりなかった気がする。
    関係性の説明的なものがほぼないので、何度か読み返さないと分からない。最初の話は複雑に絡まっている部分ではないので割とすんなり読めるが、それ以外の話はしっかり読もうとするとそれぞれの登場人物の関係性を把握するのに時間がかかる。
    私的には「彼」の弟×ヤクザの息子のCPが好きです。

  • 表紙がなんか映画っぽかったのにつられて購入。
    すべての短編が、それぞれ主人公は違うけど、話としては関連していて、ああ、この人たちはこんな関係だったのか~って、なります。
    ほっこり系かな?

  • 正直ほかの作品の高評価には賛同しかねる部分がありましたが、このオムニバスは良い。書き分け云々はともかく、意気込みと余韻の美しさは深く印象に残る。

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