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- / ISBN・EAN: 9784799724873
感想・レビュー・書評
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一巻よりエグくなってるなぁ
以前、感想を書きながらも思ったが、やっぱ、この『さんかく窓の外側は夜』、ホラーとサイコとBL、そんで、ヤマシタイズム、これらにある程度の耐性がないとラストまで一気に読めないわ
悪霊やら人の悪意が起こす呪いが絡む、オカルト系の漫画の中でも質が良い作品はジワジワと怖さが心を覆うガードを時間をかけて溶かしながら染み込んでくる感覚があるのだが、この作品は人を斬り過ぎて刃毀れしてる長ドスを滅茶苦茶に振り回して、力任せにガードを壊して、隙間から強引に恐怖を捻じ込んでくる、そんなイメージが浮かぶ
ヤマシタ先生の画・・・っつーより、線一本一本の辛みが効き過ぎているからか
三角の隙の多さ、それ自体にも問題があるにしろ、やっぱ、それ以上に歪んでいるのが、冷川の独占欲
恋とか愛とか、それなりに美しさも汚さも孕んだ感情から独り占めしたがるならまだしも、冷川のそれは、人じゃなく道具に対するそれなんだよな、明らか
自分の命令だけを聞かない道具に苛立ち、半ば強引に自分から離れなくし、己のモノである証を刻みつけるトコに、背筋が寒くなった
この男、占有権を訴えつつも、三角の抵抗が癇に障って、自分の望む働きを出せない、と判断したら、何ら躊躇わずに壊しちゃいそうだ
しかも、三角はそんな冷川だけでなく、自分の力を持て余している「非浦英莉可」にまで興味を持たれてしまった
この二人の板挟みにされ、弄ばれる三角のこれからが心配だ
鬼才・清水崇監督が推薦コメントを帯に書くだけの作品なので、一読の価値は十二分にあるが、精神にダメージを食っても、誰も責任を取ってくれないので、そこは注意
あえて、特に注意を促したいのは、人間って生き物のさもしさと、冷川の異常性がたった一コマだけの描写で強烈に際立った第9話。巻末にコメディ色の強いオマケ漫画が描き下ろされているのは、ある意味、救いだ
この台詞を引用に選んだのは、エリカの人間らしさ、女の子らしさが微かに匂うからこそ、余計にゾゾッとしたので。多分、世の中には多いよな、自分を騙す事も許されず、割り切る事も叶わず、受け入れて諦める事も出来ず、側に置いておき、「そういう問題なんだ」と投げやりに負け惜しみを漏らすしかない事案が -
霊よりも人間のが怖いね、ていう感じ。
面白かった。 -
冷川さんは一体…
三角も確かにユルユルすぎるぞ…強けりゃ何でもいいのか…?
こわい。 -
1巻よりさらに面白スギ。。
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安定の面白さでした。
呼吸するが如くエロい。よく分かんない独占欲に萌ぇー。
呪い屋さんて何だろ。
面白いなー。 -
2巻では、主人公たちの持つ特殊な能力が掘り下げられる。それとともに、おそらくこれから最大の敵となるであろう非浦英莉可についても少しだけ肉付けがなされる。とはいえ、非浦英莉可が何者であるのか、何を目的としているのかはまだ全くわからない。3巻以降では、両者が本格的に対峙していきこととなるはず。
それにしても、この心霊シーンの怖さといったらない。ごく日常的な描写から少しずらしたり歪めたりするだけでここまで怖くなるのか。 -
BLテンプレにくすりとしつつ。冷川の得体の知れなさがホラー描写よりよっぽど怖いかも。三角君逃げてー!