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- / ISBN・EAN: 9784800011282
感想・レビュー・書評
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封鎖された学院の中、密やかに蠢いている禁書。
何故、魔力を吸い取るのか?
盗んだ者は・・・禁書自体が意志を持っているのか?
これは・・・彼女自身を生贄に?
既に一か月半になる中、生徒たちの姿が明らかになっていく。
閉塞感の中での人間関係・・・不和あり、手を差し伸べる者あり。
ルーシーが皆に溶け込みつつある姿が良かったです。
<七つの盾>の家の事情と子弟たちの置かれた状況。
それぞれの告白や独白が心の内面を曝け出す。
さすがにヴェロニカのガードは固いけど。
学院の中のみならず、外でも様々な事が進行している模様。
あの女性は7巻の彼女だろうけど、あれを求めているのかな?
彼女も学院内の事件と関わってきそうな予感がします。
アルキュオネも同様に。
自分の内なるモノの存在に揺れるチセですが、
「友人」を助けたいというエリアスの言葉で動き出す。
・・・まさかこの言葉をエリアスが言えるようになるとは・・・涙。
さて、縺れる糸がこんがらがっている混沌な状況ですが、
終盤のパーティーで、いよいよ本格的に何かが起こる兆しが。
あ~次巻なのね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
どうにも魔術師は秘密主義というか鬱屈したアレコレを抱え込むようで…。
その中でチセが前向きに、タフになってて嬉しいなぁ、と。
相変わらず危なっかしいけど、誰かのために、自分のために出来る事を探し、良くあろうとして振る舞っているあたり、成長しましたね。
学院のキャラの数・濃さで相対的に影が薄くなってるエリアスも巻き込まれる形でいろんなものを得て魅力的になっているのも良し。
それにしても、留守番組は…寂しいよね(苦笑 -
学園編が始まって以来どうにも盛り上がらない感じだったけれど、ようやく少し面白くなってきたかな。
今回はなかなか良いところで幕切れになったので、早くも次巻が待ち遠しいです。 -
つらいなあ。あの子、もうちょいでいいから幸せにしてあげてほしい。
ほっこりするところもあるけれど、世界には怖いものも溢れている。それをどうにか乗りきってほしいところ。 -
いよいよ核心に迫ってきたので続きが楽しみ。次回は先生方の魔術がみれるのか…。
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よくわからなかった、学園内の事件の目的が見えはじめてきた。
ヴァイオレットがリアンに話した鳥の例え話、すごくわかりやすい。皆が当たり前だと思っていることを考えてみるきっかけになるといい。
話が動き出して次巻が待ち遠しい。 -
やはり肝試しは単純な心霊ツアーにはならなかったようで
代わりにチセ達に課されたのは相手の心に踏み込む怖いもの試し
チセもリアンも気になる人物の心の内に踏み込む理由を試されている。でも、それは勇気があれば成功するなんて生易しいものではなくて、話す相手の都合による
リアンの相手をしたヴァイオレットは優しい人物だったけど、チセを相手したヴェロニカは手厳しいね。彼女の話を聞いてもフィロメラの内面は全く見えやしない。だというのにあの話を聞いて「あの子に何をしてあげたいの」なんて聞いてくる
ヴェロニカの問いはチセはにはまだまだ難しい問題になってしまったようで
それはそれとして、肝試しの真相には驚かされたけども。確かによくよく考えてみれば彼女が参加していることはおかしかったけども!こういった方面で肝を試されることになろうとは……
あと、リアンが呼ぶ声に応えていたように思うのだけど、あれってどうなったの?
そうした学生らしいイベントを重ねていくチセ達だけど、今は厳戒態勢。穏やかな時間は限られている
突如チセを狙った禁書の暴走に始まり、事態の詳細が学院内に喧伝されてしまった事で益々普通の日常は崩れていくね
逆に77ページみたいな当たり前の筈の光景を「忘れたくない」なんて言うようになってしまう……
これは一種の終わりが近づいている予兆だったのかもしれないね
それでも学生らしさを失わないようにと企画されたクリスマスパーティー。その裏で限界を迎えてしまったフィロメラ
カレッジ編は表は学生たちの和気藹々な学習模様が展開されているんだけど、その裏で姿の見えない不定形のものが蠢いているかのような話ばかりだった
それがこうして全てを食らい尽くさんばかりに表に出てきた。それはあまりにおぞましく悲劇的な恐怖の存在
「友人」を助けるために共に駆け出したチセとエリアスはフィロメラを救い出せるのだろうか? -
安定の面白さ。ただ、毎度の事だけど続きが気になるところで終わり…次の巻が待ち遠しい。
学院篇も面白いけど、チセとエリアスの話がもっと読みたいなぁ。