魔法使いの嫁 16 (BLADE COMICS)

  • マッグガーデン
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784800011282

感想・レビュー・書評

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  • 封鎖された学院の中、密やかに蠢いている禁書。
    何故、魔力を吸い取るのか?
    盗んだ者は・・・禁書自体が意志を持っているのか?
    これは・・・彼女自身を生贄に?
    既に一か月半になる中、生徒たちの姿が明らかになっていく。
    閉塞感の中での人間関係・・・不和あり、手を差し伸べる者あり。
    ルーシーが皆に溶け込みつつある姿が良かったです。
    <七つの盾>の家の事情と子弟たちの置かれた状況。
    それぞれの告白や独白が心の内面を曝け出す。
    さすがにヴェロニカのガードは固いけど。
    学院の中のみならず、外でも様々な事が進行している模様。
    あの女性は7巻の彼女だろうけど、あれを求めているのかな?
    彼女も学院内の事件と関わってきそうな予感がします。
    アルキュオネも同様に。
    自分の内なるモノの存在に揺れるチセですが、
    「友人」を助けたいというエリアスの言葉で動き出す。
    ・・・まさかこの言葉をエリアスが言えるようになるとは・・・涙。
    さて、縺れる糸がこんがらがっている混沌な状況ですが、
    終盤のパーティーで、いよいよ本格的に何かが起こる兆しが。
    あ~次巻なのね。

  • どうにも魔術師は秘密主義というか鬱屈したアレコレを抱え込むようで…。

    その中でチセが前向きに、タフになってて嬉しいなぁ、と。

    相変わらず危なっかしいけど、誰かのために、自分のために出来る事を探し、良くあろうとして振る舞っているあたり、成長しましたね。

    学院のキャラの数・濃さで相対的に影が薄くなってるエリアスも巻き込まれる形でいろんなものを得て魅力的になっているのも良し。


    それにしても、留守番組は…寂しいよね(苦笑

  • 学園編が始まって以来どうにも盛り上がらない感じだったけれど、ようやく少し面白くなってきたかな。

    今回はなかなか良いところで幕切れになったので、早くも次巻が待ち遠しいです。

  • 不思議な風邪の症状が蔓延し出す。
    ヴェロニカとフィロメラの出会い、生い立ちについて聞くチセ。
    リアンとヴァイオレット組はジャスミンについて。
    最後は映画鑑賞をしてお終い。
    なんだけど…ヴァイオレットとチセの共犯でジャスミンに化けたゴーストが最後に消える…
    ヲイ、ヲイ、ヲイ・・・
    救護室に呼ばれたチセとヴァイオレット。
    人狼は夜の街に。

    マリエルとイクサは仕事を終えたけど、ロンドンに居るつもり。
    ジャスミンの具合が悪く、ヴァイオレットは呼ばれ、チセは蓄石と呼ばれるものを生成。
    報酬はキチンと受け取れとアレクサンドラに言われる。
    救護室に学長がいて、患者たちを見て明日学生に伝えようと決断する。
    新たな患者も運び込まれる。
    チセは目を合わせてしまい「欲しい」と言われて腕を掴まれる。
    チセの中のヨセフは目を合わせるんじゃないと救い出し、学長は新たな患者をチセから引き離す。
    チセは魔力を持っていかれて、同時にルーシーも維持できない。勿論ルツも。
    エリアスはチセを誘ってトマトの収穫。
    そばにはルーシーとセス。
    リアンはフィロメラの部屋に行きたいがNOを食らう。
    アルキュオネがついているが、フィロメラは我慢だと言う。

    ルツ、チセに頼まれて木の枝を部屋に。
    次授業は特別授業で、乗る気ではないチセ。
    即席迷路でザッケローニの使い魔から逃げるというもの。
    チセはつい、倒してしまう…
    エリアスとアルキュオネが一緒にいて話す。
    ケヴィンが犯人探ししないかと言い出す。そして、あろう事かルーシーが犯人じゃないかとも。
    チセが怒り、ルーシーは殴る。
    フィロメラがすぐ部屋に戻ってしまうので、ヴェロニカが部屋に訪れる。

    フィロメラの祖母は息子を思い出す。
    もうあなたには従わないといったアダム。
    ボロボロのフィロメラはヴェロニカが怖い。
    チセはルーシーの過去を無意識に見たと話す。
    ルーシーはもう一度見てくれと。
    そして人狼の犯行を再度見る。ルーシーの他に子供が一人。
    クリスマス休暇、家に帰れず。まだ犯人捕まってないから。
    チセは手作りのお守りを作っていて皆にわたす。
    アルキオネを見かけてフィロメラにもお守りを渡すように頼む。
    瞬間、冬至の時の女性に姿を変えて消える。
    フィロメラはお守りを飲み込み…訪れたヴェロニカに怖かったと告白する。

    ヨセフは目を覚ましてシルキーに世話を焼かれる。
    そこに冬至の時の女性が現れ「巫はいるか?」と聞かれるが、不在と知って姿を消す。
    リアンは今日もフィロメラの元を訪れるが、会えない。
    叫び声に反応して駆けつけるとヴェロニカが倒れてる。
    そして、ナニカをリアンは挑むが逃げられる。
    後を追うリアン。
    近くに居たチセは、感じ取った怖さ、匂いで判断した。
    禁書を持っている人がいると。
    エリアスが一緒に行こうと。
    リアンは正体はフィロメラだと突き止め…
    禁書を持ってクリスマス前のパーティー会場へ行くフィロメラなナニカ。


    意思は持っている様子だが、どういう融合をしたのか。
    禁書は魔力を吸い取って、どうしたいのか?
    フィロメラをそこまで追い込む動機は何なのか?
    分かって来たこと、分からないことが沢山です。

  • そうかフィロメラか。
    なんだか苦しそうだ。
    彼女がそうなった背景はなんなのか。
    エリアスあまり活躍せず。

  • つらいなあ。あの子、もうちょいでいいから幸せにしてあげてほしい。
    ほっこりするところもあるけれど、世界には怖いものも溢れている。それをどうにか乗りきってほしいところ。

  • いよいよ核心に迫ってきたので続きが楽しみ。次回は先生方の魔術がみれるのか…。

  • よくわからなかった、学園内の事件の目的が見えはじめてきた。
    ヴァイオレットがリアンに話した鳥の例え話、すごくわかりやすい。皆が当たり前だと思っていることを考えてみるきっかけになるといい。

    話が動き出して次巻が待ち遠しい。

  • やはり肝試しは単純な心霊ツアーにはならなかったようで
    代わりにチセ達に課されたのは相手の心に踏み込む怖いもの試し
    チセもリアンも気になる人物の心の内に踏み込む理由を試されている。でも、それは勇気があれば成功するなんて生易しいものではなくて、話す相手の都合による
    リアンの相手をしたヴァイオレットは優しい人物だったけど、チセを相手したヴェロニカは手厳しいね。彼女の話を聞いてもフィロメラの内面は全く見えやしない。だというのにあの話を聞いて「あの子に何をしてあげたいの」なんて聞いてくる
    ヴェロニカの問いはチセはにはまだまだ難しい問題になってしまったようで

    それはそれとして、肝試しの真相には驚かされたけども。確かによくよく考えてみれば彼女が参加していることはおかしかったけども!こういった方面で肝を試されることになろうとは……
    あと、リアンが呼ぶ声に応えていたように思うのだけど、あれってどうなったの?


    そうした学生らしいイベントを重ねていくチセ達だけど、今は厳戒態勢。穏やかな時間は限られている
    突如チセを狙った禁書の暴走に始まり、事態の詳細が学院内に喧伝されてしまった事で益々普通の日常は崩れていくね
    逆に77ページみたいな当たり前の筈の光景を「忘れたくない」なんて言うようになってしまう……
    これは一種の終わりが近づいている予兆だったのかもしれないね

    それでも学生らしさを失わないようにと企画されたクリスマスパーティー。その裏で限界を迎えてしまったフィロメラ
    カレッジ編は表は学生たちの和気藹々な学習模様が展開されているんだけど、その裏で姿の見えない不定形のものが蠢いているかのような話ばかりだった
    それがこうして全てを食らい尽くさんばかりに表に出てきた。それはあまりにおぞましく悲劇的な恐怖の存在
    「友人」を助けるために共に駆け出したチセとエリアスはフィロメラを救い出せるのだろうか?

  • 安定の面白さ。ただ、毎度の事だけど続きが気になるところで終わり…次の巻が待ち遠しい。
    学院篇も面白いけど、チセとエリアスの話がもっと読みたいなぁ。

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