異世界居酒屋「のぶ」

著者 :
  • 宝島社
3.75
  • (20)
  • (34)
  • (28)
  • (4)
  • (2)
本棚登録 : 340
感想 : 36
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800230577

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 短編集なのでサラサラ読めて良かった。設定もおもしろいと思う。居酒屋が古都にあったら…確かに繁盛するだろうなー。読んでると居酒屋行きたくなるから困る。

  • おいしいものを食べたりそれが出てくる話を読むのがすきな人にはどんとおすすめしたい本
    異世界設定がドイツあたりをモデルにした世界なので、外国の方が日本のごはんに出会ったら、こんな感じなんだろうな~と思った
    (完全異世界ではないのでそこは反則だろ~w とも思うが、それでもおもしろいし、後々その設定が活きてくるやもしれん
    国というのは人が集まってできるもので、その人びとには生活がある、というのも垣間見える
    おいしいごはん、だいじ

  • 身近な食材や料理が、ところ変わればこんなにも魅力的になるのかと、唸りました。と同時に、この下地には、相当な量の知識があるのだなと、感服しきり。素晴らしい。中世ヨーロッパを思わせる異世界と繋がった居酒屋のお話ですが、そうそう、あれもこれも、なーんにもないんですよ。だからこそ、何気ない料理が輝いて見えるのかな。異世界×料理ものは初めてでしたが、本当に面白かったです。見え隠れする古都を取り巻く環境も、気になりました。しのぶちゃん、いいですね。続きも楽しみです。

  • 古都アイテーリアの裏路地に、
    一風変わった居酒屋があるという。
    こぢんまりとした店内は、不思議な異国の情緒を
    漂わせており、見たことも聞いたこともない
    料理を出してくるという。

    最近流行の異世界グルメもの。
    つい最近「異世界食堂」を読んだばかりなのですが
    「異世界食堂」の方が好みです。
    居酒屋「のぶ」が異世界にある設定というか
    理由がちょっと弱いというか…
    まぁそんな理屈よりも、私がお酒を飲まないから
    食堂のメニューの方が好きだからかもしれないですね。

    ただ、食べ物を食べる描写がワンパターンで
    少し飽きてしまうのもあります。

  • なぜか入口が異世界(しかも中世ヨーロッパ風)とつながってしまった、現代居酒屋(小料理屋?)の日常のあれこれ。

  • 異世界の住人達が居酒屋のぶで食事するグルメもの。
    自分達にはおなじみの料理(おでんとか、天ぷらとか)だけど、描写がすごく美味しそうー!特に唐揚げ!(好物)
    装画:転

  • 最近はやりの異世界グルメもの。短編集で異世界人が居酒屋料理を食べてUMEEEEってストーリー。
    楽しく読めましたが居酒屋から動かない分、物語りに広がりが無いかも。

    コノテの異世界グルメを読んでていつも思うのですが、和食を食べたことの無い異世界人が初めて和食を食べ、全ての人が美味しいと思うのでしょうか?
    少なくともバター系嫌いの私だったら、いきなり中世風な美味しいお店で初めて食べても、食べ慣れない味に拒否感は有ると思う。この話に関わらずの蛇足です。

  • web版を読んではいたけど、お布施のような気持ちで購入。話の筋は基本web版と変わらないけど、幾つか話が追加されたりして変更された部分もあり全体的にまとまりがより良くなっていたのでこれはこれでOK。ただweb版もそうだったけど、読んでいるとお腹が空くのが難点。

  • 【収録作品(お品書き)】おでんのじゃがいも/若鶏の唐揚げ/しのぶちゃんの特製ナポリタン/お嬢様の難題/はじめての海鮮丼/キスの日/闖入者/盗人/招かれざる客/親方喧嘩/中隊長の弱点/怪しい女/密偵とサラダ/【閑話】ふしぎの国のエーファ/仁義なき蒲焼き/中隊長の凱旋/トリアエズナマの秘密/老人と魚/北方三領邦会議之顛末/〆の鮭茶漬け

  • エブリディ・マジックの中世ファンタジー世界につながった居酒屋でのお話。
    面白いのは「魔法にかけられる」のはファンタジー世界の住人達の方であること。
    徴税人がナポリタンに夢中になり、お姫様はあんかけ豆腐をほおばり、傭兵上がりは鳥の唐揚げが好物で、そして皆で「とりあえず生!」とビールを飲む。(一部冷酒あり)
    「知らない食べ物」ってそういえばそれだけでファンタジーだったなあ、と少し懐かしく思いつつ、ごちそうさまでした。

全36件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

1983年、大阪府生まれ。大阪市立大学文学部卒。会社勤めの傍ら、読書趣味が高じて文章を捻り始め「邪神に転生したら配下の魔王軍がさっそく滅亡しそうなんだが、どうすればいいんだろうか」でデビューするに到る。著書は他に『異世界居酒屋「のぶ」』(宝島社)がある。

「2016年 『邪神に転生したら配下の魔王軍がさっそく滅亡しそうなんだが、どうすればいいんだろうか6』 で使われていた紹介文から引用しています。」

蝉川夏哉の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
三浦 しをん
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×