異世界居酒屋「のぶ」

著者 :
  • 宝島社
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感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800230577

感想・レビュー・書評

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  • 出てくる料理がすべて美味しそう。常連さんもみんな素敵でとてもいい。もっとたくさんの話が読みたいです。

  • もともとネット小説として投稿されていた同名の作品を書籍化したものです。
    「異世界ファンタジー」と「料理」という、一見結びつかない2つの要素を掛け合わせた作品です。
    日本では当たり前な料理でも、異世界の人々にとっては想像もつかない美味しい料理。
    そんな「異世界料理」を目当てに来店するお得意様たちが繰り広げる、小さな居酒屋でのお話です。

    とにかく出てくる料理がどれもこれも美味しそう!
    作中に出てくる「トリアエズナマ」を飲める年齢になってから読むと、一段と作品の魅力が増すかもしれません。

  • 目次がおしながきレイアウトだけど各話タイトルが料理縛りじゃない。そこから内容を想像するのもまた楽し。
    なぜか異世界につながった居酒屋の入り口から入ってくるお客さんに出されるのはトリアエズナマをはじめとしたお馴染みのメニュー。異世界側の住人にとっては今までに食べたこともないような味だったり調理方とはいえ素材は同じってところが物語の妙。差分がうまく使われている話ににやりとしたりほろっとしたり。

  •  「辺境の老騎士」に続き、異世界グルメもの。こちらも短編連作。
     「異世界居酒屋」で、説明書きには「異世界と繋がった居酒屋のぶでは~」とあったので、てっきり異世界とこの世界両方のお客が入り乱れて……というのを想像していたのですが、どうやらお客さんは異世界からやって来て、店員はこっちの世界から料理を提供、という図式のよう。

     居酒屋に集う人々を書く、というのも、「異世界」が付くだけでぐんと面白味が増します。
     居酒屋で提供しているメニューはこっちの世界から持ち込んだ完全なる和食で、でもお客さんみんな異世界人だから和食をすごい特別なものを扱うように見て食べる。その反応がいちいち面白いし、実に美味しそうに語られています。

     かなりライトに書かれていて、重さはないのですが、お客さん同士のトラブルを解決したり、悪者を懲らしめる勧善懲悪なお話もあったり、痛快で楽しいです。
     悪者候補までちゃっかりお客さんとして取り込んじゃう「居酒屋のぶ」も素敵。

     わたしも行きたい、居酒屋のぶ。

  • 日常系のショートストーリーです。
    内容は題名の通りです。

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著者プロフィール

1983年、大阪府生まれ。大阪市立大学文学部卒。会社勤めの傍ら、読書趣味が高じて文章を捻り始め「邪神に転生したら配下の魔王軍がさっそく滅亡しそうなんだが、どうすればいいんだろうか」でデビューするに到る。著書は他に『異世界居酒屋「のぶ」』(宝島社)がある。

「2016年 『邪神に転生したら配下の魔王軍がさっそく滅亡しそうなんだが、どうすればいいんだろうか6』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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