- Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800233967
作品紹介・あらすじ
他愛、偏愛、挑戦に満ちた本-。読まされ続けた小林聡美による汗と涙の記録。
感想・レビュー・書評
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もう夏休みは終わってしまったけれど、読書感想文の参考書に、おすすめしたい。
よくある読書感想文のノウハウに則ったものではないし、肝心の本のあらすじさえ、必ずしも書かれてはいない。
けれど、書き手である小林聡美さんの人となりや、本を紹介してくれた人との関係性が見える文章に、なんだか自分までその本をおすすめされた気分で読みたくなってきてしまう。
ご自分の話(なんなら、悲しい恋物語の感想が、彼女の飼い猫の便秘話から始まることさえある)が多くて、「面白かった」「楽しかった」「同じようになりたいと思った」という常套句もほとんどない。
だけど、本を読んだ時に感じられた様々が、読んでいない身にも伝わってくる。
読みたかった、書きたかった読書感想文が、これなんだけどなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ううん!とことん図書室らしさにこだわった装丁に思わずうなってしまいました。
背の下部には分類の背ラベル、見返しにはブックポケットの絵、そして懐かしい図書カードもついているのです。
女優の小林聡美さんが、さまざまな業界で活躍されている14人から1冊ずつ紹介された本を読んだ感想が綴られています。
同じ1人に薦める本でも14人いれば14通り、ジャンルも内容もちがうのがおもしろかったです。
そしてその14冊を読んで、きっちり打ち返してくる小林さんのセンスにも脱帽です。
薦められた本と真摯に向き合うところや、言葉や文章から、お人柄のよさが感じられました。
「酒と旅の組み合わせは最強です」
「のん気に死ぬには、強さと賢さがなくてはならない」
この2文が特に好きでした。 -
まず表紙を開いたところが素晴らしい。
昔の図書館・図書室にあった、図書カードとそのカードを入れる袋(の絵)。
小林さんが、いろんな人から薦められた本を読んで感想を書く…というスタイルの本。
確かに、こうして人に薦めてもらうと、自分では絶対手に取らない本も読めるので楽しいと思う。
読んでも情景が浮かんでこないので、朗読することにした、と小林さんが書いてるのを読んで、「そうそうそう!」と思いました。
私も、頭に全然入ってこない時、声に出して読んでます。
あと、「ベッドの脇に本が積んであると彼氏ができない」には納得。
私も、ベッドじゃなく布団ですが、本山積み。
いっとき旦那に「片付けなさいよ」と言われ撤去したのですが、また自然に集まってきました。
小林さん独特の言い回しみたいなのがちりばめられてて、おもしろい本でした。
股間若衆、気になるなあ…笑 -
小林聡美さんが何人かに1冊ずつ薦められた本を読み、感想をエッセイとして綴ったもの。装丁と挿絵がかわいい..!貸出カードなんかも付いていて、学生時代の図書館を思い出して胸熱でした。1冊目の「10皿の料理」が一番惹かれたかな。
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小林聡美さんのホンワカした文章が好き。
おすすめの本の紹介ではなく
おすすめされた本を紹介とともに
それに因んだエピソードもユルフワで楽しい。
心がギスギスした時におすすめ。
出てきた本、今度読んでみたい。
特に『神使像図鑑』と『山のトムさん』が気になる。 -
小林聡美さんが、いろんな方から勧められた本を読んで書かれたエッセイ♪( ´▽`)
表紙を開いたら、懐かしい〜‼
『図書カード』(…だよね⁈)が〜 -
こういう中身の本はとても好きです。いろんな人でこういうのやってほしい………作家の方が読む側とかで。いくつか読みたくなった本もありましたー。