高専生だった私が出会った世界でたった一つの天職

著者 :
  • 宝島社
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本棚登録 : 186
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800236616

作品紹介・あらすじ

高専在学中にAVデビュー。タイトル総売上枚数10万超の人気女優が語るデビューのきっかけやAV業界の裏話。14歳のとき、父の書斎で…AV女優を夢見た笑撃のきっかけとは!?AV女優紗倉まな初著書。

感想・レビュー・書評

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  • 1.図書館で本を探していたら、AV女優の方が本を出していることに驚き、読みました。

    2.本書は著者の自叙伝であり、AV業界についても触れられています。著者は14歳の時に父親のAVを観たことで「体で表現することが美しいことだ」と感動し、高校卒業と同時にAV業界の門をたたきます。そこから、破竹の勢いで売れ始め、現在に至ります。著者が何を思いAV女優としてお仕事をしているのか、普段はどのようにしているのかなどかなり細かく書かれております。

    3.仕事に向き合う姿がとても印象的だったのと、本音をちょいちょい混ぜてくるあたりがコミカルで面白く、楽しく読むことができました。AV女優は世間では「AVに堕ちた」と罵倒される表現が付きまといますが、実はそうではないということがこの本から分かります。普通のサラリーマンよりも数倍苦労していますし、タイトなスケジュールをこなしております。AVの世界は試験や資格がいらないので「誰でもなることはできますが誰でもできる」わけではありません。少しおバカな人が集まるイメージで見ていた私にパラダイムシフトさせてくれた本でした。

  • 自分とは縁のないヴェールに包まれた世界の裏側を垣間見れたことが新鮮で、純粋に面白かった。

    高専生がAV女優に。前半は、就職に不自由しない高専からなぜあえてAV女優になったのかの経緯。紗倉まなさんのように、自分の考えと展望をしっかり持って行動できる女性は、女性から見てもとても魅力的。

    後半は、プロのAV女優としての仕事に立ち向かう姿勢。舞台裏。偏見。

    この世の中は「AV女優になったら人生お終い」そんな偏見を持つ人がほとんどだと思う。人から褒められるような仕事ではないかもしれない。でも、AVに限らず、どんな仕事にせよ、こんな熱意と信念を持って仕事と自分に向き合って生きている人は、そうそういないと思う。

    偏差値が高いからこそできることもあるだろうし、きっと常識を変革していく人だと思う。彼女の今後に期待。

  • 確かに「紗倉まな」さんには目が行く。
    それだけ、
    グラビアとかにメディア露出してるからかもしれないけど、目が行くのです。
    そんなちょっときになってるまなさんが書いた本と言うことで読んでみた!

    初めてAVをみた時の話なんかが載ってたんで、
    もっと奥深いところまで書いてるのかと思ったけど意外に浅いところまでしか書かれてなかったので残念。
    もっと、
    踏み込んだところを知りたかったです!

  • こういう人もいるんだな。
    親御さんが凄いと思う。

    払ってもいい金額:1,000円
    貼った付箋の数:1

  • 同じ著者の書いた『最低。』という作品を探していたところ、目に留まったので読んでみました。 年齢が同じということに親近感を抱きました。 そして若い頃から、”自分”というものをしっかり持っている方なんだなと、尊敬。 「女としての武器を使って男に媚びて金を稼いでいる」 “AV女優”というお仕事に対してそういう偏ったイメージしか持っていない頃もありました… (昔の自分の無知さ・視野の狭さが恥ずかしい) 今は、職業に貴賎なし!と言いますか、いろんな生き方があると偏見なく考えることができていると思います。

  • 求められているものの研究と実践

  • 著者が18歳になって中学時代から憧れていたAV女優を志し、就職試験に臨むという体験談はこの職業に対する後ろめたさを全く感じていないという、ある意味で凄い潔さを感じた。確かに身体の露出度は過去大きく進んできたわけであり、そのような考えの女性が出てきても不思議でないと感じてしまった。普通の若い女の子であることが良く分かった!母親の許可をもらう場面が唯一緊張したところか。セックスライフのモデルという意識までもあると言う!AV女優は私の天職と感じ、自分は輝けている。写真の中での私は裸で何かを伝えようとしている。それを自分で感じ取れたことに幸せを感じる!すごい言葉だ。いろいろな人に出会って、常に新しい刺激がある「動きのある一日」は自分の求めていたものだった。礼儀を学んでいる!「へー、そういう面もあるのかな」と思った。しかし、あまりにも前向きな文章ばかりで、本当かな、宣伝のため?と思わないでもないが、この人の性格が悪くないことは感じた。

  • 紗倉まなは名前は知っている程度でしたが、AVをはじめとするアダルト業界の裏側に興味があり購入。
    この本を読んで、業界の裏を少し知ることができました。
    女優さんがどんな気持ち、環境でこの職業を選んだのか、撮影中はどんなことを考えているのか等がわかったような気がします。
    自分は周りにこの業界で働いている人もいないので、新鮮な気持ちで読むことができました。面白かったです。

    紗倉まなさんはセクシー女優、小説家、タレントのようにマルチに活動されていて、本当にすごい人ですよね。
    あまり見なかったんですけど、この本をきっかけにファンになってしまいました。
    応援しています!

  • 「私が一番になれるものって何?」→「あれ、何もないんじゃないかな」。代わりになる人なんていくらでもいるんだな、との紗倉さんの不安や絶望から、AV女優という職業柄のネガティブなイメージや厚い壁を壊していきたい、と行動できるまでのお話を聞いてみたい。紗倉さんをもっと知りたくなる一冊。

    親へのカミングアウト、現場での知られざる苦労、かわいいけど本人からしたら白目の失敗談…すき。

  • 職人!

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著者プロフィール

紗倉まな(さくら・まな)
1993年千葉県生まれ。工業高等専門学校在学中の2012年にSODクリエイトの専属女優としてAVデビュー。
15年にはスカパー! アダルト放送大賞で史上初の三冠を達成する。
著書に小説『最低。』『凹凸』(いずれもKADOKAWA)、
エッセイ集『高専生だった私が出会った世界でたった一つの天職』(宝島社)
『働くおっぱい』(KADOKAWA)スタイルブック『MANA』(サイゾー)がある。

「2023年 『春、死なん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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