- Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800261168
作品紹介・あらすじ
家名目当ての望まない結婚をした箱入り娘のシャーロット。夫は愛人の元に行きっぱなしで、義父母には使用人扱いだったが、いきなり妊娠!でも、産まれたのは誰にも似つかぬ、というか、どこから見ても竜の子だった。爵位と名を奪われ、婚家を追い出されたシャーロットは息子(竜)と共に、禁断の森で暮らすことに。それから3年。北の森には魔女が住むという噂が王都で流れるようになり、と同時に、怪しい人物が彼女たちの前に現れはじめ…。新作短編も収録!
感想・レビュー・書評
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竜の子を産んだシャーロットの家には王国の歴史の深奥に振れる秘密があった。森の奥に暮らすシャーロットに王国の王子たちがいろいろと関わって来て、いろいろな危機があるのだけれども、まあなんかぬるい感じはではある。
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貧乏な実家への支援と引き換えに、富豪の商家へと嫁いだシャーロット。
嫁ぎ先はシャーロットが継ぐ公爵位が欲しかっただけ。
夫は愛人宅に入り浸り、使用人のような扱いの日々。
ひっそりと15の誕生日を迎えた夜にシャーロットは夢をみた。
けっこう壮絶な前半な筈が、シャーロットのぼんやりとした性格もあって、悲惨さを感じられず。
もっと陰湿で残酷な話にもなりそうなのに、全体的におっとりとほっこりとしたお話。
ラクスが可愛いのはもちろんだけど、登場する男性陣がそれぞれ可愛い一面があって、それがそうさせるのかも。 -
竜を生んだ女の子が、頑張って子育てするストーリー。
読みやすくてかわいらしいお話ではあった。
書き下ろし『竜の子の一日』