- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800263698
作品紹介・あらすじ
シリーズ第一作『魔法少女育成計画』に登場する、16人の可憐な魔法少女達が躍動するショートエピソード集が登場!彼女達の平穏な日常風景から、意外な一面や人間関係、ゲームが始まる前に起きていた出来事などなど、作中では描かれなかったストーリーが満載!アニメから『魔法少女育成計画』に入った人も安心して読める、16人の少女達の魅力にぐぐっと迫る一冊です!
感想・レビュー・書評
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一巻登場のキャラが登場する短編集。
ネタバレメーター付きだからアニメを途中までしか見ていなくても安心。
すぐに死んでしまった子の短編や本編では見ることのできない魔法少女たちの姿が描かれているのはやはりいい!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
魔法少女育成計画に登場する16人の魔法少女たちの素顔や日常を描いた短編集。なんと人が死にません!やったね!
薄いですがどの魔法少女のファンでも楽しめる充実の一冊になってます。
本編の三割増テンションが振り切れたトップスピードの大暴走に振り回されるリップルとマジカロイド44の受難、身から出た錆でマフィアの抗争に巻き込まれ危機一髪のピーキーエンジェルズなど、意外なコンビのほのぼのからアクション、ラブコメからピカレスクに至るまで(?)網羅してます。
特に気に入ったのはナナとヴェスインタープリズンの出会いを収録した「サークルの王子様」とたまの学校生活を第三者視点から見た「たまにはこんなことも」。
ラブラブ百合バカップルのナナとヴェスインタープリズンが最初は犬猿の仲(というかナナが一方的に敵視してた)事実にまず驚く。
オタサーの姫としてふるまうちょっと残念なナナがヴェスインタープリズンを一方的にライバル視して、すれ違い空回る温度差が生み出すコミカルな掛け合いが秀逸。本編ではナナの方がヴェスインタープリズンに依存してるように見えますが、ヴェスインタープリズンの矢印の大きさを再認識してビックリ。
「たまにはこんなことも」は、たまの同級生視点。
なにをやらせてもダメダメな奴だとたまを見下していた少女が、たまの意外な一面を知って徐々に変化していく様子が綴られています。
魔法少女の力を得、仲間との交流を通し少しだけ自信を持ち、周囲に積極的に働きかける事を覚えたたま。
持ち前のひたむきさと隠れた特技で同級生を見直させ心をほぐし、じれったく距離を縮めていく過程に心温まる。
親心で見守っていた読者にとってはたまの成長が感じられ微笑ましい。不器用に育まれていく友情、初々しい青春の1ページに自然とたまを応援したくなり、これからの二人はどうなるんだろうと想像を膨らませてしまいます。続かないんですけどね……
魔法少女になって失ったものだけじゃない。
得たものもたしかにあった。
どの魔法少女も泣いて笑って空回って上滑り実を結び、挫折し妥協し絶望し奮起し這い上がり、それぞれのかけがえのない人生を目一杯に生きていた。
そんな魔法少女たちがますます愛しくなる、悲喜こもごもが詰まった一冊です。 -
「魔法少女育成計画」第一章の登場人物16人のちょっとばかしほんわかした日常を、短編集でお届けするコーナー。
この本を手に取った人は、既に第一章を読了して(あるいはアニメを全話見終えて)から読んだという人がほとんどだろう。キャラクターのイメージが出来上がっているので、当然読みやすい。それは、書き手が面白く読みやすく素直に書いている証拠だ。変な言い方や、難しい漢字を使おうとせず、作品をわかり易く描いている。読了後は、それぞれのキャラクターに更に思いを寄せることだろう。 -
オタサーの姫とたまの話だけで☆☆☆☆☆確定。
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んん~満足。
やっぱり1作目の魔法少女達には思い入れが強い。
「女騎士の孤独な戦い」や「サークルの王子様」が特に良かったけど、「魔法少女のお約束」や「アニメ化の条件」も好き。…決めポーズ、アニメで見てみたかったなあ。