猫と竜 (宝島社文庫)

著者 :
  • 宝島社
3.64
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本棚登録 : 236
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800270528

作品紹介・あらすじ

魔獣が跋扈する森の奥。一匹の火吹き竜が、猫たちと暮らしていた。永きにわたり猫を守り育てる竜を、猫たちは「羽のおじちゃん」と呼び、人間は畏怖と敬意を込め「猫竜」と呼んだ。竜の庇護を離れた後に、人間と暮らす猫もいる。冒険に憧れる王子と、黒猫の英雄。孤児院の少女に魔法を教える白猫。そして森では、今日も竜が子猫に狩りを教えている。これは、猫と竜と人間の、温かく不思議で、ちょっと切ない物語。

感想・レビュー・書評

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  • なかなかガチなネコファンタジー。ネコとして育てられた竜を中心にした短編集。連作短編というよりは、ネコ、竜、そして人が共存している世界観を構築している感じ。
    かなりネコ成分が強いので、ネコ好きは是非。

  • 2022.11.12
    猫の奴隷の身分なので、情景が目に浮かびとても楽しめました。
    面白そうなエピソードの断片がたくさんあるので
    繋がって、より深くなればいいなぁ。
    次の巻も楽しみです。

  • RPGのようなファンタジー世界を猫の視点で見られるのがとても面白かったです。短編がいくつも続く構成なので、先が気になる話があったり、前の話で出てきた猫がまた脇役で出てきたりと飽きずに読むことができました。
    挿絵もかわいいのですが、挿絵があると電車の中でそのページをめくりにくいので、その点が不便でした。

  • レビューは未定。

    評価は3.5つ星です☆

  • ファンタジー小説。
    シリーズ1巻目。
    タイトルを読んだ時、猫(とはいえ、魔法を使うキャットシーの事。見た目は猫そのもの)と竜でどんな物語になるのかと思いましたが、中世らしき世界観で猫と竜、人間が見事に絡み合い(魔法で猫も竜も人間の言葉を遣い、人間との意思の疎通をしている)物語を紡いでいる。
    偶然が重なり母猫が竜の卵を孵化。元気な雄竜は他の兄弟猫たちと別け隔てなく育てられる。竜の寿命は長いので、数世代の猫の親代わりとなり猫に魔法や狩りの方法を教え、猫は友と認めた人間を育て(国王だったり少女だったり)の成長に手を貸す(竜はあまり良い顔はしない)。
    数世代の猫が登場するが、全猫は毛色で書き分けている為読んでいて混乱する場面はありませんでした。常に親目線で猫たちを見守る竜、保育園の先生みたいに優しさが溢れていました、過保護ではありましたが。
    途中途中で描かれている挿し絵が妙に可愛い。
    あの後どうなったの?という部分もいろいるあるが、それは次の巻以降へ。
    ファンタジーが好きな方や、キャットシーや竜を飼っている方にはお薦めです。ホンワカします。

  • 連作風異世界ファンタジー。過保護な竜に育てられた個性豊かな猫たちが、気になる人間と交友を深めて行く序章のような物語。普通の猫ではない設定だけど、猫の特性もちゃんと押さえている感じがして、猫好きとしては満足です。(注:もともと横書きWeb小説が縦書きになっているので、様式に慣れるまで違和感があるかもしれません)

  • 猫と竜、猫と王子や少女達人間との出会いや冒険が淡々と語られるおとぎ話風の短編集

  • 猫に育てられた竜と、一緒に育った猫達。

    童話のような物語になっていて、そこまで長くも
    短くもなかったので読みやすかったです。
    猫竜だったり、母猫だったり、姉弟の話だったり。

    想像すると猫がわらわらいたり、で
    何だかほんわりしましたw

  • 初めましての作家さん?
    「小説家になろう」という小説投稿サイトから出た
    無料オンライン小説の書籍化です。
    侮るなかれ、あの「君の膵臓をたべたい」もここから出ている。

    洞窟に産み落とされた卵の上で、偶然にもケットシーという
    魔法を使える猫が出産した。
    無事に孵った竜の子供は小さいので見た目が違っても
    全く気にしない子供と、母猫もベテランなので特に気にしない。
    そして狩りを教え魔法も教え、人間に召喚された母猫の代わりに
    竜が子育てを手伝い魔法や狩りを教える。
    そして旅立ったケットシーと竜と人間の短編集です。

  • なんか思ったよりもハッピーな話だった・・・

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著者プロフィール

2013年にWeb上で連載を開始した小説が、瞬く間に人気を得る。
アルファポリス刊「地方騎士ハンスの受難」で出版デビュー。
他の著書に「神様は異世界にお引越ししました」「猫と竜」(宝島社)シリーズがある。

「2020年 『地方騎士ハンスの受難7』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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