- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800272300
作品紹介・あらすじ
2017年10月1日、ヤマト運輸は27年ぶりに基本料金の値上げを決定した。ネット通販の急拡大に伴う再配達と当日配送を含む宅配個数の増加が、現場ドライバーの長時間労働を招き、ついにサービス維持の限界に達したのだ。深刻な人手不足とドライバーを苦しめる再配達。宅配業界はいま、ビジネスモデルの見直しを迫られている。こうしたなか、アマゾン、ヨドバシカメラ、アスクルが自前配送網の構築を開始。宅配、小売業者が入り乱れて、ラストワンマイルを担う軽貨物宅配ドライバーの熾烈な争奪戦が勃発中だ。勝者は誰だ?地殻変動が起こる物流の最前線を日米の物流とEC業界に通じた角井亮一氏が解説。
感想・レビュー・書評
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そもそも宅配便は「地元の親が都会で頑張る子供にものを届ける」ことから始まり、CtoCで「あらかじめ連絡があって受け取るもの」だったのが、数十年で一気に拡大し、BtoBからEC事業の飛躍的な普及によってBtoCの荷物が大量に増加した、という話から、現代の共働き世帯が多く宅配便の在り方がマッチしていない、という話、それに向けてどのような動きがあるのかという未来に向けての話が展開されていて、物流に詳しくない自分にも概要がつかめてわかりやすかった。
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ヤマトなどの物流業者と、Amazonなどのネット通販について語った一冊。
現在ネット通販の普及により物流業者が疲弊しており、様々な対策を講じてるということがよくわかった。 -
「ヤマト正伝」と同時期に読むと、アマゾンの台頭とそれに関連した物流の疲弊〜ヤマトの英断につながるマインドが良く分かる。
従業員もお客様であるという意識は企業によって大きな差がある。