- Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800316899
作品紹介・あらすじ
2020年度から本格的に実施される「教育改革」に向けて、
混乱が予想される教育現場における全国の中学・高校の現場教師に向けた、
アクティブ・ラーニング実践者・教育者の石川一郎氏と矢萩邦彦氏による
「教育大改革時代の、教師のための教科書」ついに登場!
感想・レビュー・書評
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私が勉強不足何だと思いますが…。難しかったです。
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盛り込みすぎて論点がはっきりしない。カタカナ用語が多い。その注釈?がついているのはありがたいのか?
国語はリテラシーだけでなく思考力を育む学習であるという主張に賛同。
長期的な視点を欠くと行き当たりばったりで測ることが容易なものばかりに注目がいく。 -
主体性と言う言葉が気持ち悪いほどに連呼されるなか、仏教哲学や、ハイデガーの学習者の応答性といった、主体性は受動から始まるのだという視座をしっかりと持っている本書は、信頼するに足る。
現在、主体性が大事大事と連呼されていることがなぜ気持ち悪いのか?なぜなら、その言葉が投げかけられた被教育者は、いかなる主体性を発揮しようとも、その主体性のようなものは、もはやそれは発揮しろと言われた上で発揮された主体性であり、それは本当の意味での主体性ではなくなるという呪縛に陥っているからだ。つまり、主体性を発揮しろと言われた者は、いやそんなことはしないという形で応答した時にこそ、逆説的に主体性を発揮したことになるのだ。しかし、そのような形でしか発揮できない主体性もまた、主体性と言えるだろうか。
いずれにしても、大人に主体性を発揮しろと言われる筋合いはないという子供たちであってほしい。大人は、あれこれ子どもを評価している暇があるなら、自分の領分で主体性を発揮している姿を子どもに見せていればいいのである。 -
<目次>
序章 対談:戦後7回目の「2020年改革」、どう考えて取り組めばいい?
第1章 新時代に向けて、生徒のどんな力を伸ばすべきか
第2章 答えのない「問題」をどうやって教える?
第3章 想像力を伸ばすための授業デザイン
第4章 AI時代を「生きる力」とは?
第5章 主体的で対話的な「職員室づくり」が急務!
第6章 小中高12年間を連続的に考える
第7章 生徒の未来のために「教師がやるべき12の改革」
終章 対談:新時代の教育に向けて
<内容>
いよいよ始まる大きな教育改革(大学入試はとんだミソがついていますが…)。その中で「教える」にしぼって、教師の考えを見直すための本。
AIが世の中で活用されるようになると、従来型の日本の教育は役に立たなくなるのはもう必至である。与えられた知識を使って、どのように自分で考えるのか、相手の立場に立てるか、行き詰まった(失敗した)時の対応…。その道しるべとなりそうな本である。むろん、古い頭の我々には理解のできない部分もある。でもここでやらないといけないのではないか?