天佑の綺羅姫 (ジュリエット文庫)

著者 :
  • インフォレスト
3.44
  • (1)
  • (2)
  • (6)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 25
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800620040

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 幸運の姫君のはずなのに回りを不幸に追い込んでばかりの耀姫は、夫を選ぶ鞠投げの儀式でうっかりあさっての方向に投げてしまい、それを拾ったのはある国の王の従者だった。
    初めて見たときからあまりの美しさのその従者・李安に釘付けだった耀姫。しかし王の妃となった自分がそうそう会える相手でもない・・・。そう思っていたのに、教育係として彼はやってきた。美しい外見とは裏腹にかなり辛辣な性格だったが、窮地には助けてくれたり、導いてくれたり。そんな李安に耀姫は惹かれてやまず・・・。
    いやはや、最初に王の妃になっちゃったもんだからどうしようもないでしょ!!と思ってたらこんな展開・・・。まぁ、結構無理矢理展開とも言えるかも?特にラストに綺羅姫がちっとも幸運の姫じゃなかった理由とかもわかるんだけど、そこらへんとかはこじつけくさい感じがしなくもなかったかな。
    でも武道会のあたりはもうラブラブでよかったです。

  • 前作「神泉の巫女姫」のスピンオフということですが、主人公たちも違っていて、途中で巫女姫様たちが出てくるまで、それに気付きませんでした。

    幸運を呼ぶ綺羅姫と言われながらも周りにトラブルを起こしてしまう耀姫が、いいかげんな託宣で漣捷国の国王に嫁ぐことになり、でも国王の訪れはなく代わりに教育係とする李安と・・・って感じですが、耀姫のわらわ口調もかわいく、皇女様なのに結構はっちゃけてて、読んでいて楽しかったです。

    李安も耀姫の無知からくる誘惑に負け、耀姫を抱いてしまったあとは耀姫の前から去ったのに、国王が耀姫の元に訪れると知ると、つい見張ってしまったり、なんかかわいいです。

    あと最近すがはらりゅうさんのイラストの感じが変わったように思いますが、今回もいい風に変わってて、耀姫の見た目儚い感じとか、李安のきれいさがお話に合ってたと思います。

全2件中 1 - 2件を表示

芹名りせの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×