続・凡事徹底

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  • 致知出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (169ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800912077

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  • 日本人の美徳とは何か。人間として成長するにはどうすればよいか。イエローハットの創業者・鍵山秀三郎氏が、自らの経験を踏まえて語る。

    ・かつて日本人は、自分で自分を規制するという美徳を持っていた。だが、近代社会が個人に富の増大をもたらした結果、欲求を規制していた尺度が変化し、美徳は失われてしまった。

    ・下村湖人は、日本人の美徳として「忍耐心」「謙譲」「調和」「勇気」の4つを挙げている。この美徳を支える土台となるのが、人に対する愛と思いやり、他者への配慮。

    ・人間というものは、人から愛され、守られていることに対しては極めて鈍感。逆に、自分の意に沿わないことに対してはとても敏感にできている。

    ・「背水の陣」よりも厳しい「水中の陣」に身を置き、本気で決断すると、それまで見えなかったことがよく見えるようになる。自分を成長させたいと思うならば、そうした厳しい環境に身を投じること。

    ・不可能とは、今できないことであって、永久に不可能ということではない。自分の能力が足りないのであれば、能力を磨いて高める。1人でできないのであれば、協力者を求める。そうすれば、現在は不可能なことでも可能になる。

    ・人から不可能だと言われることに挑戦しようとすると、嘲笑されたり、抵抗を受けたりする。それに耐えることで、成功を遂げることができる。

    ・人生にも仕事にも問題はつきものである。この問題にどう対処するかで、仕事も人生も変わる。問題の対処に失敗することがあっても、そこから学ぶことで、失敗を次の成功へのエネルギーに変えられる。

  • 鍵山先生の凡事徹底。ずっと聞いている言葉だけれども、実践は簡単ではない。

    手抜きばっかり、と言われないように…薄紙を1枚、また1枚と重ねていく努力をしたい。

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著者プロフィール

昭和8(1933)年、東京生まれ。昭和27(1952)年、疎開先の岐阜県立東濃高校卒業。昭和28(1953)年、デトロイト商会入社。昭和36(1961)年、ローヤルを創業し社長に就任。平成9(1997)年、社名をイエローハットに変更。平成10(1998)年、同社取締役相談役となり、平成20(2008)年、取締役辞任。平成22(2010)年、退職。創業以来続けている掃除に多くの人が共鳴し、その活動はNPO法人「日本を美しくする会」として全国規模となるほか、海外にも輪が広がっている。著書に『凡事徹底』『続・凡事徹底』(以上、致知出版社)、『鍵山秀三郎「一日一話」』『すぐに結果を求めない生き方』(以上、PHP研究所)などがある。

「2020年 『大きな努力で小さな成果を――平凡なことを非凡に努める「凡事徹底」の生き方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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