- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784801301207
作品紹介・あらすじ
日本の誕生、神話の世界、古代政権の謎…『古事記』がわかれば日本の姿が見えてくる。日本人のルーツを記した最古の物語が1冊でよくわかる。
感想・レビュー・書評
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古事記って面白い!
古事記が面白いのか日本の神話における神様が面白いのか(日本書紀を勉強していないので比較できず…)
なんとも人間臭く親しみが持ててしまう
神様なのに!
つまらないことで腹を立てたり、スネたり、
嫉妬はするわ、簡単に他の神々を気に入らないと殺しちゃうわ
現代人のが頑張って対応できるよなぁ…なんて思いながら。
イザナギ、イザナミなんて人類の始祖にあたる神なのに、最後はあっさり離縁しちゃうなんて…
ええ?
最初がコレ?
日本の最高神天照大御神なんて、ささいなことで天石屋戸へ
最高神がそんな弱くてどうする!
神話をこじつける為とはいえ、なんだかおかしい(笑)
古事記の中で登場回数が少ないものの、個性的でもっと知りたくなる気になる神々は、
◎水蛭子神 ひるこのかみ
◎大宜都比売神 おおつげつひめのかみ
◎久延毘古 くえびこ
ちょっと知ると色々ことが気になる非常に個性的な面々だ
一番好きなのは
◎天宇受売命 あめのうずめのみこと
ぜったいユーモアがあって素朴で踊りの上手なイケイケのお姉さんに違いない!
きっと旦那さんの猿田毘古神との家庭は楽しくいつも賑やかなんだろう…
と妄想も勝手に膨らむ
この知識を持って神社にいくだけで今までとは参拝の風景が変わる。
パワースポットなんかを調べるよりも神話を知った方が何倍も楽しいと思うのだが…。
そりゃ確かに皇室の神格化のために作られたとはいえ、日本という国は地名から神社からさまざまな多くが神話とともに成り立っているのだ。
初めて古事記に関する本等に触れた際、
とにかく各神様の名前がちっとも頭に残らず苦労した
だが何しろ個性的なので数回触れるうちに頭に入ってきた
そんな手助けをこの本はしてくれる
古事記の解釈は他にも多々出版されていると思うので他の本も読んでもっと知っていきたい。
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古事記の概略が大変わかりやすく書かれており、入門書として良書と感じる。
古事記は今までに岩波文庫、角川ソフィア文庫を読んでいるが、岩波文庫は訓み下し文と原文、角川ソフィア文庫は訓み下し文と現代語訳、白文となっている。
角川ソフィア文庫の原文は白文なので、原文を見たいなら岩波文庫が読みやすかもしれない。
訓み下し文と現代語訳は角川ソフィア、原文は岩波文庫、そして入門書的な役割として本書にあたると内容がよく分かる。
いずれにしても「古事記」の大枠を知っておく上で本書だけでも一読しておくと良いと思う。 -
自分の国の成り立ちなのに知らさせて無かったことに衝撃、戦争おそるべし。日本の誕生と神話から天皇へと続くストーリーはとても面白かった。自分の国のストーリーなのに新鮮。神様のイメージは、「完璧」だったけど、それが崩壊した。なんとも人間臭く、親近感がわく神々だった。もののけ姫に出てくる神とイメージと合致した。神社に行くことが楽しくなりそう。神話の背景も合わせて理解することは自分たちのルーツを知ることなのだろう。とても興味深い。映画化してほしい。
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確かにいちばんやさしいかもってくらいわかりやすい。
ただ漫画とかだともっとわかりやすいかと思うので、
そちらで勉強するのもアリかな? -
もう少し読みやすいと思っていたが、マンガの方がやさしくて分かりやすかったなあ。神々の系譜の図がない、挿絵が少ないなどで、古事記入門書にしては物足りない。あと、神話だけで下巻の天皇についてはノータッチなんだね、、あくまで古事記に書かれた面白い神話部分のみ。ならそれを内容紹介に載せといてくれよ〜。いちばんやさしい、のタイトルと表紙に期待していた分、少し残念。
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古事記の基本知識が得られたと思う。文章もとてもわかりやすく、神話や神々の解説だけでなく、成立の背景や、当時の政権状況が神に置き換えられて描かれていること、民間信仰との関係など、バランスよく教えてもらった。
いいね!有難う御座います。
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ご丁寧にありがとうございますm(_ _)m
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