日本人傭兵の危険でおかしい戦場暮らし (BAMBOO ESSAY SELECTION)

  • 竹書房
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (122ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784801924529

作品紹介・あらすじ

本物の戦場で傭兵をしていた、軍事評論家・高部正樹を描いたコミックエッセイ。傭兵の報酬は? 食事はどうする? どうやって傭兵になるの? といった生活の裏側から、現地の市民との関係性、死にそうになった体験、戦闘の詳細、少年兵の実情などの報道されない真実まで、 本物の戦場のリアルを描きます。

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。戦場を仕事場に選ぶ気持ちはわからないけれども、こんな人生を選択する人が日本にもいたのかとびっくり。紛争地帯で生きる人達の、今日を生き延びる術になりたいという高部さんの言葉は心に刺さる。実際に戦場を見た上で言えるのだから、よけいと刺さった。どうしてそういう風に思えるのか、まったく共感は出来ないけれど。

  • 傭兵って日本人も少なからずいるようだ。
    元自衛官が多いようだが、軍事オタクっぽいのもいる。
    この本に出てくる元傭兵はすごい。
    1988年から2007年まで、アフガニスタン、ミャンマー、ボスニアヘルツェゴビナ、ミャンマーと渡り歩いて引退。
    当然死と隣り合わせ。(実際、一緒に戦っていた日本人傭兵も戦死・マラリア死が続出)給料は少なく(衣食住武器は軍持ちだが)、戦場では食料事情最悪、ミャンマー戦線ではインパール作戦の旧日本軍亡霊に悩まされ(これを見た日本人は全員死亡した)、ありがちな女遊びに乱痴気騒ぎ、戦場ジャーナリストの護衛で死にかける等々。部隊にドイツ人とイタリア人がいたときには、アメリカ人の小隊長から三国同盟と呼ばれていた話には笑った。

  • 第一の戦闘   なぜ戦うのか? 戦場に身を投じた男・高部正樹
    第二の戦闘   戦えど楽にならざる我が暮らし 傭兵の給料事情
    第三の戦闘   戦場グルメ サバイバル飯はゲテモノの味
    第四の戦闘   傭兵生活20年 死ぬかと思った瞬間
    第五の戦闘   生死を分けた瞬間 運とジンクスに委ねられる命
    第六の戦闘   武器だってお手製!? 楽しくて危険な新兵器開発
    第七の戦闘   歩兵だけじゃない 軍隊に配置されるスペシャリストたち
    第八の戦闘   どうしてもあたらない 呪われたグレネードランチャー
    第九の戦闘   戦場では邪魔者!? 戦場ジャーナリストの実態
    第十の戦闘   咲き誇る友情の花 愉快な傭兵仲間たち
    第十一の戦闘  犯人は誰だ!? ビッグ・エレファント殺人事件
    第十二の戦闘  本当にあった恐怖体験 カレン族に残る日本兵の伝説
    第十三の戦闘  傭兵生活と女性関係 ジャングル純情編
    第十四の戦闘  傭兵生活と女性関係 怒濤の乱痴気騒ぎ編
    第十五の戦闘  日本から来る無謀な若者 ヘッポコ傭兵志願者たち
    第十六の戦闘  現地兵との関係性 傭兵はみんなの嫌われ者
    第十七の戦闘  貫いた純愛!? 戦場に咲いた小さな恋の物語 前編
    第十八の戦闘  貫いた純愛!? 戦場に咲いた小さな恋の物語 後編
    第十九の戦闘  身体が欲する生野菜!! ほろ苦ピーマン大作戦

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著者プロフィール

にしかわたく漫画家。1969年長崎県生まれ、東京都国分寺市で育つ。大学在学中に『月刊アフタヌーン』(講談社)で商業誌デビュー。漫画・イラスト・映画コラムと多方面で活躍中。著書に『常岡さん、人質になる。』(エンターブレイン)、『母親やめてもいいですか 娘が発達障害と診断されて…』(文藝春秋)、『ブラック企業やめて上海で暮らしてみました』(扶桑社)、『マンガでわかる 心理学入門』(渋谷昌三監修、池田書店)など。

「2023年 『マンガでわかる コンプライアンス大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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