転生悪役王太子妃は推しの幸せのため離婚したい!なのに旦那様の溺愛が止まりません!? (蜜猫F文庫 MF 005)

著者 :
  • 竹書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784801937819

作品紹介・あらすじ

筆頭貴族の令嬢の立場を盾に王太子に結婚を迫り成功した悪役令嬢。しかし、初夜の夜、自分と結婚したら最愛の人は殺されてしまうという前世のゲームの記憶を思い出し!?

感想・レビュー・書評

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  • 結局、本来の物語が始まる前より王太子の好感度がMAXだったため、今更ヒロインが出てこようと、悪役令嬢である主人公が色々頑張って嫌われようとしても何の意味もなかったという。
    ヒロインも正規の立ち位置では出てこないし(でも声で分かってしまう元オタク転生者の主人公)「本来の物語とは?」と首を傾げるという。
    ゲーム世界だろうと転生者だろうと、その世界を「生きる」者に変わりはない。
    シナリオに引っ張られず、各々自分の人生を生きればいいのだろう、多分。

    という訳で、正規のルートを行かねば死んでしまう筈の王太子のために嫌われようとしたけど、そもそもの前提が崩れてることに気付くまでの物語。
    そして、その世界を精一杯生きる物語と自分は解釈。
    実際、王太子も本来のヒロインも、それぞれの思いで精一杯生きていた訳だし(ヒロインはちょっとしたたかだったかな?)
    その割に、黒幕の退場は呆気なかったけれども。
    策を弄した割にお粗末なざまあ劇で……主人公に被害が及ばないでよかった(あるお芝居のせいでメンタルダメージはあったが)
    これからは、ルートだなんだに縛られることなく、ちゃんと推しと幸せな生活を営んで欲しいものです。
    まああの溺愛ぶりから察するに、問題なさそうかな。

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著者プロフィール

2017年、「天使と悪魔の契約結婚」で出版デビュー。以降、幅広いジャンルで活躍中。2018年、アルファポリス「第一回ほっこり・じんわり大賞」に参加した「死に神のレストラン」が最終選考で高く評価され、改稿のうえ出版に至った。

「2020年 『神さまのレストラン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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