CITY HUNTER外伝 伊集院隼人氏の平穏ならぬ日常 2 (バンブーコミックス タタン)

著者 : えすとえむ 北条司

• 竹書房 (2019年6月20日発売)

作品紹介・あらすじ

主役は海坊主。

高校生カップルの喧嘩の仲裁!? 野球少女が海坊主に弟子入り志願!? さらに海坊主に果たし状が叩きつけられて…?? 様々なトラブルが舞い込んでくる喫茶キャッツアイで、名物マスター“海坊主”が、客達の「XYZ」を優しく包み込む――。
不朽の名作「シティーハンター」公式スピンオフ第２巻。

感想・レビュー・書評

[猿山リムさんの感想 · 2019年6月28日]

　前巻も読んでいるけれど、今作でようやくこのシリーズが「シティハンター外伝」であったことに気づいた。
　喫茶店キャッツアイの多分現在の様子を海坊主を主人公に語る日常。
　タイトルは「平穏ならぬ」となっているが、ドンパチ色が薄いという意味では、十分「平穏な日常」。
　まぁ海坊主にとって「平穏ならぬ」ということかしら。

　一話完結の日常寄りの話が詰まる。
　原作のキャラクターや原作を超越した・・・。
　絵柄は、北条キャラをベースに敷きながら作者の個性を乗せたオリジナル寄り。
　目が見えるかのような描写も多くみられるが、見えない設定は生きているようだ。

[chokusunaさんの感想 · 2019年6月22日]

ケンカしたカップルの仲直りに付き合ってのダブルデート。海坊主と美樹の信頼と愛の深さにあてられる一幕も。私をかわいそうにしないで、一緒に見た風景は宝物、だなんて。そして、ガラにもなくコソコソしてると思ったらSkypeで講義を受けつつ、美樹にダンスのお誘いする海坊主。男前でした。あと、客によって味を変える、というのは結構あるエピソードなのかなあ。だいぶ昔に「包丁人味平」のカレー対決でも見かけた。

著者プロフィール

2006年「ショーが跳ねたら逢いましょう」(東京漫画社刊)でデビュー。フィール・ヤング(祥伝社)にて連載の「うどんの女」が「このマンガすごい! 2012」のオンナ編第3位にランクイン。2011年からは月刊IKKI(小学館)にて闘牛をテーマにした「Golondrina ゴロンドリーナ」を、2012年からはジャンプ改(集英社)にて若き靴職人を描く「IPPO」を連載。BL誌、女性誌のみならず、青年誌にまで活躍の幅を広げている。

「2021年 『CITY HUNTER外伝 伊集院隼人氏の平穏ならぬ日常』 で使われていた紹介文から引用しています。」