女はみんな「うつ」になる (シリーズCura)

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  • 中央法規出版
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784805830130

感想・レビュー・書評

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  • 女にとって働く事は高い収入が仕事の成功とは限らない。「自己実現」「誰かの役にたっている」というのが働く「動機や目的そのもの。「自分らしく働く」など。実際には厳しい道を選ぶ事で、自分を追いつめ、心身エネルギーをカッコさせてしまう場合もある。

    勝間和代

    仕事や趣味を通して、生き甲斐や自分らしさを手に入れなければならないという新しいテーマ。

    紀香はコワイ、エビちゃんになって愛されたい。

    果敢に社会に切り込んでいった先輩が、男性の何倍も働いたり、それでも認められなかったり、あげくのはてに父親や恋人に逃げられたり、といったなかでストレスを溜め込み、うつや燃え尽きの悲惨な状況をみている内に「そうならずに生き残るのにはかわいい女として自らを偽装するしかない」と気づいてしまった。

    よくある香山リカ の本。さらっと読む本。

  • 自分がうつかもしれないと思ってしまうことがよくありますが、女はうつになりやすいというのが良くわかる本。
    どの側面を切っても、うつに陥ってしまう状況に囲まれやすいのだと思います。
    その状況を打破するのはむずかしいので、じゃあ対処療法を知るというのがいいのかなぁと。
    できるだけ「うつにならない」ように自分自身を促していくと。
    でも、生きづらいのですけれどもね。

  • 個人的には、この本のタイトルがどうも気に入らないのですが・・・。

    それはさておき、本書は、
    女性のうつ病、あるいはうつ病に類似の症状、及びその要因等について、女性のライフスタイルや身体的特徴、社会における女性に対する偏見等をを十分に考慮に入れた上で、網羅的かつ的確に説明がなされた好著だと思う。

    もちろん、この本に書かれたことに必ずしも当てはまらない事例・症状もあると思われるので、その点は考慮して読む必要があると思われるが。

  • 女性を見たら恋愛問題を疑え


    「幸福度」と「良好なメンタルヘルス」に関して生涯での推移を見ると、U字型を描くことが判明したという。
    「幸福度」は二〇歳のときに高く、徐々に下降して四〇歳代で最低となり、その後再び上向きになるとのことだ。
    男女別に見ると、アメリカ国内に限っては、最低は男性は五〇歳代初め、女性は四〇歳頃であった。

  • 香山リカさんによる「うつ」本。いろいろな事例があげられています。対応について、もう少し詳しく書いて欲しかったですね。図書館予約数は10(09/08/06現在)です。

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著者プロフィール

たくましいリベラルとして、右傾化する政治状況から現代社会の病理まで、メスをふるう行動派知識人。1960年生まれ。精神科医。立教大学現代心理学部教授。『若者の法則』『ぷちナショナリズム症候群 若者たちのニッポン主義』『生きてるだけでいいんです。』『弱者はもう救われないのか』『「悩み」の正体』『リベラルじゃダメですか?』ほか、著書多数。

「2017年 『憲法の裏側 明日の日本は……』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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