作品紹介・あらすじ
治らないと言われた病気と向かい合った医者とワーカーの物語。
感想・レビュー・書評
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恐れ多いけど、なだいなだ先生の人としての深みと吉岡隆先生の自らと向き合う強さを感じて、すごいなあと色々考えた。
支援の仕事をやっている人でも依存性があることに何だかほっとした。セルフケアについてもっと調べてみようと思った。
・人を語るということは、自分の理解度を裸にすること
・師匠とは喧嘩をして乗り越えていかねばならないもの
・想像力があるのにできないならそれは自分の中に抵抗があるということ
・承認欲求を満たすのは自分の仕事
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社会福祉学科 2年の方
患者の深刻な状況が伝わってきた。難しい治療である病気ということを知った。なだ先生の治療法についての考えが私にでも伝わり、分かり易かった。
資料ID:W0179083
請求記号:146.8||N 12
配架場所:本館1F電動書架A
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先般、亡くなられた「なだいなだ」先生の最後の書籍と思われる。吉岡隆氏との対談集?公開SV?。なだ先生は専門用語を日常のわかりやすい用語で説明されようとして、かえって軽く聞こえてしまうところもあるが、逆に深い意味を込めていることが、この本を読んで何となく感じた。面白い文面があったのであげておく。「常識とは、18歳までに集めた偏見のコレクションである」(アインシュタイン)「難しいことはやさしく書き、やさしいことは深く書き、つまらないことは面白く書く」「古くなって、改めねばならぬ常識が、偏見と呼ばれるだけなのだ」今さらながら、もっと、なだ先生の話が聞きたかった。
著者プロフィール
なだいなだ:1929-2013年。東京生まれ。精神科医、作家。フランス留学後、東京武蔵野病院などを経て、国立療養所久里浜病院のアルコール依存治療専門病棟に勤務。1965年、『パパのおくりもの』で作家デビュー。著書に『TN君の伝記』『くるいきちがい考』『心の底をのぞいたら』『こころの底に見えたもの』『ふり返る勇気』などがある。
「2023年 『娘の学校』 で使われていた紹介文から引用しています。」
なだいなだの作品