シンプルに暮らす

著者 : ドミニック・ローホー 笹根由恵

• 中経出版 (2011年4月26日発売)

感想・レビュー・書評

[bookoogooさんの感想 · 2014年7月14日]

瀧波ゆかりが自著の中で感銘を受けた？本として紹介していたので読んでみた。冷えとりやアーユルヴェーダと同じく「食べ過ぎない」ことを繰り返しているだけの内容。

[Paulさんの感想 · 2014年5月16日]

帯に書かれた「質の高いものを、少しだけ」、本書の主張はこれに尽きる。下手なダイエット方法より健全では。

[psushiさんの感想 · 2014年1月12日]

ドミニックローホー二冊目。
・器や盛り付けから癒されるような食卓をつくる
・水以外の飲み物は、喉の乾きを潤すためにつかわない
・胃袋の大きさは握りこぶしの大きさ
・料理をすることは精神の安定につながる
など、大切なことがたくさん書いてあった。やはりこの人の本は好き。

[BookBookerBookestさんの感想 · 2013年8月29日]

タイトルからだとちょっとわかりづらいですが、「食」を中心にしたシンプルな暮らし方の本です。前半は心得、後半は具体的な例、というかんじですが、決してお説教チックではありません。こういう心持ちで過ごせたらいいなぁ。でも日々の生活に忙しくて忘れてしまう。買って手元に置いて、毎日好きなページをパラパラ読みたい。そんな気持ちになる本でした。ドミニックさんのほかの本も読み比べてみて、よさそうならこれを買おうかな。

[smile1さんの感想 · 2013年7月27日]

食べる量についての考え方が面白かったです。
すっきりした冷蔵庫を目指したいです。

[kimitoshiさんの感想 · 2013年6月23日]

食に関する考え方を見直す。過食な私には興味深い本でした。

[emitas0さんの感想 · 2013年5月31日]

シンプルに暮らす。
25歳を過ぎて、やっと辿り着いたところ。
この本は〈食〉を中心に書かれていたが、成る程最もだと思うことが多かった。
また、それは昔ながらの日本の仕来りであり、改めて日本の良さを感じた。

最後に〈幸せは無理に探さない〉というところがよかった。

以下は引用。
ただ、平穏な幸せを得るために必要なこは、常に身軽に元気でいること、無気力にならず、頑なにならず、ストレスをため込まずに心のバランスを保つことなのです。

幸せの追求とは、何かを手に入れようとすることであり、幸せを所有せんとする無益な試みではないかと、私は思うようになりました。

[朱夏さんの感想 · 2013年5月17日]

シンプル生活食事編。
バランスとか食べ過ぎないとかちょっと昔の生活を振り返って調べればわかるような内容だけれども。
今の自分には忘れていたものが多いので良かった。

結構昔の偉人さんとかの言葉とか本の引用が多い。

[maimaitさんの感想 · 2013年1月3日]

ドミニック・ローホーさんの本がとても良かったので、その他の本も一気に読んでみようと思います！

こちらは食に特化した本です。

気になった本
デブの帝国 いかにしてアメリカは肥満大国となったのか
グレッグ・クライツァー

〈シンプルな暮らしは食が基本〉
1 まず満腹感に敏感になる
利口な間食メニュー
●脂を使わずに焼いた牛肉のステーキ
●固ゆで卵、いり卵、半熟卵を、ごく少量のジャムを載せたトーストと
●豆料理
●脂肪分のほとんどないチーズひとかけ(ヤギなど)
●脂っこくない肉類ひとかけをマスタードと
●魚のグリル、包み焼き

人生の第一の秘訣、料理をして、控えめに、楽しんで食べる

2胃を本来の大きさに戻す

軽い断食がおすすめ

3 ダイエットではなく自制心をもつ

身体にいい食事の基本
●オーガニック食品を選ぶ
●砂糖は使わないか、ちょっとに
●良質のオイル(オリーブオイルなど)を１日2、3杯
●毎日野菜とフルーツを食べる
●週に2、3回、魚や卵、脂身なしの肉を食べる
●塩は控えめに マスタードや香草、スパイスで代用
●肉より魚、乳牛チーズよりヤギチーズを
●野菜は長時間熱を加えない ビタミンが壊れる
●新鮮なものを食べる
●アルコールやタバコなど、毒になるものを避ける
●脂肪分いっぱいのものを避ける
●旬のものを食べる
●水を十分に飲む
●歩いたり動いたりする
●夕食は軽めに
●昼食を少なくする為、朝食をたっぷりと
●食べ過ぎたら日数単位で調整
●タブーの追放
●だらだらと間食しない
●ゆっくりよく噛んで食べる
●食べ物を選ぶ時は常に健康を意識する
●自分で料理する
●決まった時間、できれば0時前に寝る
●何もしない時間を作る
●ストレスを避けて寂しさを紛らわせる為に食べない
●たくさん笑う

家で
●食べる時は必ず食器に移す
●簡単な食事でも座って味わって食べる
●必ずスープかサラダから食べる
●満腹感を感じたら食べるのを止めて、ラップをかけちゃう
●ドライフルーツ、プロテインバーなどを持ち歩く

レストランで
●付け合わせのご飯は食べない
●前菜やデザートはシェア

毎日の暮らしで
●起きた時、寝る前の一杯の水を習慣に
●毎日の3食を軽めに
●野菜以外はおかわりしない
●一度に食べていいチョコレートは上質なものをひとかけ
●誰かと一緒の時は楽しむため、一人の時は健康のため
●冬はスープ、夏は野菜サラダを欠かさない
●週に5回以上外食しない
●外食するなら上質のレストランで、それ以外はサンドイッチをテイクアウト

〈最上の喜びを感じる食べ方、飲み方〉
1 一人分の量を考え直します
●生野菜ー握り拳大
●豆類などーゴルフボール大
●肉、魚ートランプ大
●穀物、パスタ、米、じゃがいもなどー化粧石けん大
●フライドポテトー10本以下
●生クリーム、ソースーくるみ大
●オリーブオイル、バターー指貫大
●ハードチーズ、ハム、ソーセージードミノ大
●クリームチーズーゴルフボール大
●ドライフルーツーゴルフボール大
●ケーキー角砂糖5個大
ケーキ我慢できないし！

１日分の理想量
●野菜 2、3食分
●タンパク質 肉、魚、豆腐など大豆食品、チーズなど乳製品 2、3食分
●穀物 パン、米、じゃがいもなど 2、3食分
●フルーツ 1、2個
●油脂 オイル、バターなど くるみ2個
●甘いものは１日ひとつ！
●グラスワイン 2杯

2 飲み物について意識を高くする

美味しいシャンパンを飲もう

3 小さな器を使う

気になった本
・陰翳礼賛
谷崎潤一郎

・食の美学
フィッシャー

・簡素な生活
シャルル・ヴァグネル

・美味礼賛
ブリア・サヴァラン

〈料理は生きる喜びをもたらす〉

1 料理することの大切さ

日常の務めと一体をなす生き方は、我々の精神が四季や自然とひとつになるよう導くのです。千宗室

2 買い物は賢く
内面をより真剣に見つめて生きるようになると、外面的にはずっと楽に生きられるようになる
ーヘミングウェイ

炭水化物、タンパク質、野菜を3つセットで
果物は多めに

3 献立を考える
●炭水化物 米、パスタ、パン、豆類
●タンパク質 チーズ、卵、肉、魚、豆腐、豆類
●野菜 葉野菜、根野菜
●フルーツ たっぷりと

4 キッチンを機能的にする

冷蔵庫は3日おきに空にする

5 料理を作る

早く、シンプルに料理する

〈ひとつひとつを大切にして生きる〉
1 五感の喜びを味わう
●洗練された食べ方をする
●パーティーのルールを見直す
●「気」を高める
●心のバランスを保つ
●食と美を分けて考えない

料理の音を聞く

2 新しい美味しさを感じる方法

食べる量を減らせば減らすほど、深く味わえる

3美的な盛り付けをする

4 一人ではなく、誰かと共に食事する

無理に完食しない
「暴食」は7つの大罪のひとつ

いつでも他人の気に入るように努力する必要はない

最上の夕食兼アペリティフ
●キノコ入りミニオムレツ
●ライ麦入りクラッカーを添えて白いお皿に盛りつけた、スライスしたアボカド
●丸くくりぬいたルビー色のビーツ
●小さなソース入れに入ったフレンチドレッシング
●小皿に盛り合わせたカンタル産のチーズとタイム入りヤギチーズ
●ボウルに入ったキンカン、マスカット、くるみの極上サラダ
●サン・ルイ島のクリスタルグラスとアレッシィの小さなデザートナイフ、フォーク
●アンティークコットンの真っ白なテーブルクロス
●飛びっきりのシャンパン！
●柔らかな明かり
●クラシックのBGM

5食事を高めると精神が高まる

6 先人に生きる幸せを学ぶ
「遠い将来のためにものをとっておくのではなく、毎日自分の内にあるものを最大限に使う」

精進料理の教えを暮らしに生かす
●食材の質を重視する
●食材を無駄にしない
●季節感を大切に、彩りよく盛り付ける

7 一生涯、心身を喜びで満たす方法

幸せ、なぜ？を無理に探さない

[coucou529さんの感想 · 2012年11月18日]

シンプルに生きるの“食”について、より具体的にまとめられたもの。
後半、大変参考になりました。
精神修行としての食、生活を楽しくする食。
この本、ダイエットによさそう。
よく噛んで、味わって食べるようになりました。

著者プロフィール

ドミニック・ローホー――著述業。
フランスに生まれる。ソルボンヌ大学で修士号を取得し、イギリスのソールズベリーグラマースクール、アメリカのミズーリ州立大学、日本の仏教系大学で教鞭をとる。アメリカと日本でヨガを学び、禅の修行や墨絵の習得などをとおし、日本の精神文化への理解を深めてきた。フランスはもとより全世界で著書がベストセラーに。『ゆたかな人生が始まる　シンプルリスト』『シンプルに生きる　人生の本物の安らぎを味わう』（以上、講談社＋α新書）、『シンプルだから、贅沢』（講談社）ほか、日本でもその著作は大きな支持を得ている。

「2022年 『成熟とともに限りある時を生きる』 で使われていた紹介文から引用しています。」