- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784806140276
感想・レビュー・書評
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主に食生活についてのシンプルに暮らすアドバイス。無駄を省く、必要なものを残すに尽きる。でも苦行っぽくなく、楽しさがある。雑多な生活の中から行動や考え方を道づけて訓練する感じ。厳選され、大切なことと認識するたび、感性が研ぎすまされていく。本来の時間の濃さを実感できる。
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目新しい情報はなかった。
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食べることは、生きること?
もっとよく感じて食べたいと思いました。 -
金銭と時間に余裕があり、尚且つ子供が居ない女性対象の本と感じた。
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理性をコントロールする上で、食べ物について考えることは重要なことだと学べた。
ご飯の有り難みを再確認出来た気がした。
あとは実践出来るかどうか‼ -
「シンプルに生きる」(L'art de la simplicite」)で大ベストセラーになったドミニック・ローホーのが暮らしの基本である食べること、について書かれた一冊。現代人は環境的、習慣的、精神的なことが原因で慢性的な食べ過ぎらしい。少ないくらいがちょうど良くて、食べる量を半分にしながら一口に幸せを感じながら味わうと適切な満腹感が得られるとのことです。シンプルに食べることがシンプルに暮らすことの根幹なんですって〜なるほど。
フランス人で日本にも造詣が深い著者なので、日本・フランス両国の食文化や食事観についての引用が多く面白かったです。ブックオフの隣カフェでせっかくただで読んだのに...買って帰りたい感と相談中... -
食生活を組み立てる上で大切なことを確かめようと購入した本。
食を疎かにしてはいけない、という至極当然なことを改めて確かめられた。
質の高いものを少量ずつ食べること、足し算ではなく引き算で素材の味をひきだすこと、食事は栄養摂取だけが目的ではないこと。
同時に比較的恵まれた食生活を与えてくれた、両親に感謝した。
食が乱れると、生活や性格も荒れる、というのは本当だと思う。 -
言ってることはいいことだと思うけど、私にとっては新しい情報はなかった。
タイトルがよろしくないと思う。シンプルが使いたければ、「シンプルに食べる」とかの方が、誤解して買う人も大分減ると思う。 -
断捨離ハウツー本かと思いきや、書かれていることはほとんど食生活の美意識に関してばかりでした。
まぁ食べることって生きることすなわち暮らしの根幹を成すものだから仕方がないのだけれども。
筆者が日本文化の特に禅に傾倒しているせいか、言おうとしていることは、
「すべてをミニマムに(食べる量、器、キッチンの広さにまで言及あり)。良いものを少量だけゆっくりじっくり楽しむ」
ということ。
これ、実践できたらいいのだけれど、自分の暮らしぶりを振り返ると結構ハードル高いです(笑)
特に、断食のすすめとか、もし肉を食べる回数を減らせば家畜の飼料が節約できて…云々はちょっと宗教がかっている印象を持つ人もいるかもしれません。
まぁ、飼料の節約にはなるかもしれないけれど、酪農家のリストラにつながってしまうんでは…などとうがった読み方をしてしまいました(笑)
どなたかも書かれていたのですが、出てくるレシピ(厳密にはレシピですらありません。分量とかは記載がありませんでしたし)の材料はほとんど西欧のものばかりなので、それもなんだか身近には感じられなかった原因の一つかもしれません。
禅に傾倒する記述があったり、各章の冒頭は日本の小説や書籍の抜粋引用をされているから、食の材料も日本のものがもう少しあったら、印象が違っていたかもしれません。
良くも悪くも精神論かなぁ、と思いました。
ただ、この美意識の高さは見習いたいなと思います。