フットボールde国歌大合唱!

著者 : いとうやまね

• 東邦出版 (2013年5月22日発売)

作品紹介・あらすじ

1分から3分ほどの中に、その国の"もっとも象徴的な"出来事や風景が凝縮されているのである。スタジアム中にこだまする国歌斉唱。歌詞もカタカナ収録した試合観戦の必読書。

感想・レビュー・書評

[cielさんの感想 · 2016年6月21日]

・イタリア 古ラテン語ビトルス仔牛
アッズーリ イタリア語で空色
♪マメーリの讃歌

・ブラジル 染料を採るパウ・ブラジルという樹の名前
オス・カナリオス カナリアたち
セレソン ポルトガル語で代表
♪イピランガの岸辺は聞いた

・ドイツ ドイツ語で民衆（ドイッチェラント）
マンシャフト ドイツ語でチーム、集団
♪ドイツの歌 作曲ハイドン
神聖ローマ皇帝フランツ2世の誕生日に捧げられた曲でその後オーストリア帝国、オーストリア=ハンガリー帝国の国家として受け継がれた
今は歌詞が３番だけ使われている。２番は内容がなくて却下とかｗ
日本 母国
ドイツ ファーターラント 父なる国 祖国
ムッターラント 母なる国 本国

・スペイン フェニキア語でうさぎ（エスパーニャ）
国旗 ロヒグアルダ/血と金
ゴート人の象徴である金の盾（国土の比喩）を血で守り抜くという意味。盾の中の絵柄は、左上から時計回りに、カスティーリャ、レオン、ナバラ、下の小さいのがグラナダ、左下がアラゴンの、各紋章が描かれている。国章の柱（ヘラクレスの柱）に巻き付いた帯にはラテン語で「PLUS ULTRA/より彼方へ」と記されている
ラ・ロハ 赤
♪マルチャレアル/国王の行進曲

・イングランド アングル人の国の意。アングル/土地の隅
スリーライオンズ エンブレム3匹の獅子 イングランド王家紋章をモチーフ
発祥は獅子心王イングランド王リチャード１世が第３回十字軍で使用した紋章
♪ゴッド・セーブ・ザ・クィーン
４つの代表、さらにサッカーとラグビーとで歌う国家が違うとかややこしい(笑)
セントジョージ旗はもともとはイタリアのジェノヴァ共和国の国旗

・フランス ゲルマン民族の一支族フランク（投げ槍）人の名に由来
レ・ブルー フランス語で青の複数形
♪ラ・マルセイエーズ

・オランダ ホーラント 英語のThe Netherlands（低地）どほぼ同義語。
オランイェ チームカラー、ユニフォームの色より
色 Oranje オランイェ
果物 sinasappel シナースアプル
♪ヴィルヘルムス・ファン・ナッソウエ
歌詞が15番まであるとかｗ

[exastさんの感想 · 2013年6月6日]

図書館で借りて一通り読んでみて。
この本は手元に置いておいて、ワールドカップや国際試合前にその国の成り立ちや国歌のエピソードを読んで盛り上がる、という使い方が正しいと実感。なのでワールドカップまでには購入したい。

内容的には、ざっとではあるがインスタントにいろいろな国の歴史を知ることが出来、自分のようなにわかでも、サッカー観戦への深みが生まれると思う。