- Amazon.co.jp ・本 (125ページ)
- / ISBN・EAN: 9784811326337
作品紹介・あらすじ
ここは、夜長森図書館。夜長小学校の中にある、町のひとも使える学校図書館です。
やさしい司書のしおりさんもしらない真夜中のひみつ。
リンロン ロンディン ディンドーン…。
オルゴールの合図とともに、本たちのお目覚めタイムのはじまりです。
感想・レビュー・書評
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読む前は、図書館の中で何かあるかなー?ぐらいの軽い想像だったんですが、全然違いました。主役は、絵本達。本のタイトルが、彼らの名前。初めての印象は、トイ・ストーリーの世界観だと思いましたw性格豊かな人気の絵本たちだけど、1冊誰にも読まれたことのない絵本がいます。その彼が主人公。内向的な彼が、ある事件で迷いながら少しずつ成長していきます。ラストが、個人的にうるっと涙が出そうになりました。児童書で泣きそうになるなんて予想したなかったので、びっくりしました!小学生におすすめしてみたい本にもなりました。低学年にはもしかしたら…難しいかもしれませんが、ちゃんとフリガナも付いてるし、字も大きめなので読みやすいとは思います。
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びっくりした‼️
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図書館の夜ってどうなっているのかな?
その興味深さが存分に楽しめる1冊。
ミステリー感もある⁈
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3.4年。真夜中に動き出す本たちの秘密、そして、いなくなる本たちの事件を解決。ひかげくんどんな話なんだろう。ファンタジー事件なのでなんだか穏やかです。
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「ここは、夜長森図書館。夜長小学校の中にある、町のひとも使える学校図書館です。やさしい司書のしおりさんもしらない真夜中のひみつ。リンロン ロンディン ディンドーン…。オルゴールの合図とともに、本たちのお目覚めタイムのはじまりです。」
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ストーリー的に少しもやっとするところはあり。字のない絵本でもうちのこどもは楽しく読んでいる。字のない絵本は想像を巡らせる余白があるのだよ。
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学校司書目線で見ちゃうとどうしても変なところが気にかかるのです。
地域開放されてる学校図書館をたった一人で切り盛りって大変そうだな、とか。
それで学校図書館としての機能は十分に果たせてるんだろうか、授業支援とか、図書館での授業が合ってるときは地域開放はどういう扱いになってるんだろうとか。
そしてストーリーも、司書にとってはホラーです。
バーコードを剝がされて行方不明になっていく本、日に日に増える被害…。警察呼んじゃいますよ。
それなのに、新しい本が来るとまず最初に読んでみてから図書館に入れる司書さん。
すごい余裕だ。行方不明事件が無くてもそんな余裕とても現場にはありません…。
そんなことばかり考えてると内容が楽しめなくなっていけない。
字のない本もじっくり読んでみると楽しいのよ。
ぜひ絵を読むことも体験してみてね。 -
一言でいえば、ファンタジー。
やさしい司書のしおりさんもしらない真夜中のひみつ。
と本のそでに書かれていました。
子供が読んだら、どんな世界が広がるのか、気になる。 -
夜長小学校の森にある夜長森図書館
夜になるとふしぎなことがおこります
木彫りのオルゴール人形マザー・ブックから光のシャワーがほとばしると
本たちが目覚め、動きだすのです
女の子に人気の『ヒマワリとはつこい』
男の子に人気の『ヒーローマン』
こわそうだけど人気の『火の玉オニ』
そのなかで『ひかげのきりかぶ』はひかえめで地味な、小さな絵本でした
あるとき、夜長森図書館で事件がおきます
数日おきに一冊ずつ、絵本ばかりがすがたを消すようになったのです
いなくなったのは人気ものの絵本ばかり
『ひかげのきりかぶ』は絵本さらいをみつけるためにみはりをすることにしました
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図書館を舞台にした勇気とあたたかい心をあたえてくれる物語
中学年のひとり読みに、絵童話から長編への橋渡しに
毎日新聞大阪本社朝刊に2018年9月1日から30日まで連載された「だれもしらない絵本の話」を全面的に改稿、2019年9月刊 -
ファンタジーだけど一部リアルすぎる点が私は楽しめず残念。