東京伝説忌まわしき街の怖い話 (竹書房文庫 HR 15)

著者 :
  • 竹書房
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812418451

感想・レビュー・書評

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  • もうね。病みつき。

  • やっぱり一番怖いのは人間。

  • 怖かった…
    何回も飛び降りに行く人の話と「都会の遭難」は、ものごっつい印象に残った。
    「都会の遭難」怖すぎる…

    2013.02/11 読了。

  • 「一番怖いのは人間」を地で行く都市伝説っぽい現代怪談短篇集
    グロもあります

  • 読み終わって「ははは。こんなことあるわけないし~」と、言えるような世の中であって欲しい。

  • 林道でつまずいたのは鼻も耳もそがれた男の首だった。脳が内部から生焼けになる命がけの商売道具とは。犬を喰う男に人を喰う二十日鼠、学習塾が受験の追込みシーズンに使う効果覿面の方法、別れを告げた相手が行ったケジメ……都会にうごめく狂気と悪意、欲と怨念に満ちた恐怖譚。

    このシリーズが次々発刊されるのだから、やはり売れ行き好調なのだろうし、何よりそれだけキ印が多いってことなのか。この著者の「つきあってはいけない」ともカブるような“異常な恋人”の話も少なくない。
    正直似たようなパターンも多いので食傷気味なきにしもあらず……と思っていたら巻末収録の「都会の遭難」にヤラれた。本当に凄惨な話。

  • さすがにそれはなかろう!な話から実際にありそうな話まで。他人事なら笑えるような話でも、自分が遭ってみたら怖いよねえ。現実の恐怖満載。
    ひっそりと怖いのは「夜道」。なんといってもこれ、たった一文ですよ!!! それなのにしっかりと怖さが伝わってきます。一番有り得る恐怖かもしれないので……夜道が怖くなってしまいます。

  • 43ほどのタイトルに分かれ,短いものではほんの1行で終わってしまうものもある。「体験談」となっているが,どこまでが?……と疑いたくなる話もけっこうある。でも,こんな世の中,“ありえるに違いない恐怖”がさらっと書かれていて恐ろしい。現実に流れているニュースから聞こえてきそうなものもある。自分も体験してしまうのではないかと思える,身近な異常が描かれ,心霊的な怖いよりも,返ってゾクっと怖い。内容がどうのというよりも,気分転換にちょうどいい感じ。

  • 【目次】
     まえがき

     ある転倒/雲霞/レンジゴト/惹句/無音/愛犬家/終の栖/二十日鼠/帰宅/ケジメ/思い出づくり/初キャンプ/相席/ハイヒール/おわん/呆気I/呆気II/地図男/公衆電話BOX/トイレ貸します/夜道/階下の男/下見/石膏/悪趣味/わきめもふらず/歯痛/モニター/絆創膏/窓辺/迷子/入魂キャンディー/百目婆/移動××/不安/たちんぼ/28日後…/呆気III/税吏異聞/誕生日プレゼント/執念/かたつむり/都会の遭難

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著者プロフィール

1961(昭和36)年、神奈川県川崎市生まれ。法政大学中退。デルモンテ平山名義でZ級ホラー映画のビデオ評論を手がけた後、1993年より本格的に執筆活動を開始。実話怪談のシリーズおよび、短編小説も多数発表。短編『独白するユニバーサル横メルカトル』(光文社文庫)により、2006年日本推理作家協会賞を受賞。2010年『ダイナー』(ポプラ文庫)で日本冒険小説協会大賞を受賞。最新刊は『俺が公園でペリカンにした話』(光文社)。

「2023年 『「狂い」の調教 違和感を捨てない勇気が正気を保つ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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