マギの聖骨(下)

  • 竹書房
3.67
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812432631

作品紹介・あらすじ

古代の錬金術師と暗殺者という二つの顔を持つ秘密結社ドラゴンコートが、マギの聖骨を手に入れた目的はただ一つ。狂信者のみが夢想しうるような恐るべき殺戮を実現するためであった。グレイ、レイチェル、そしてシグマの隊員たちは、聖書に記された謎を解きながら、ドラゴンコートと激しい戦いを展開する。聖骨の行方を追い、ケルンからミラノ、ローマ、ヴァチカンと舞台はめまぐるしく移り変わる。やがてファロス島の海底に眠るアレクサンダー大王の墓から、黄金の鍵を見つけ出した彼らは、最終決戦の地へと向かう。古代から中世へと続く闇の歴史の中に埋もれたその場所では、宗教と科学の力が一体となって、人類史上かつてない恐怖が生まれようとしていた-。米国で百万部を突破した驚異のベストセラー、いよいよ日本上陸。

感想・レビュー・書評

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  • 【上下巻のレビュー】
    『ダ・ヴィンチ・コード』+アクション

    かつて日本文学界に戦史シミュレーションなんて不毛な作品群が割拠したように、大ヒットの二番煎じを狙うものは必ず出てくるもの。本作も『ダ・ヴィンチ・コード』の後追い作品であることは否めない(解説ではその構想は『ダ・ヴィンチ・コード』以前よりあったと強調しているが)。目新しいところといえばシグマという科学に特化した特殊部隊の設定だろうか。その分ラングドン教授よりアクションにも説得力があり、戦闘シーンも多く楽しめた。シグマシリーズの第1作とのことなので、次作への期待も込めてこの評価。

  • 読み進める時のワクワク感はダビンチコードの方がある。

  • 久しぶりの海外作品になるなぁ~難しいんですよね。のめり込むまでの時間が本当にかかるんですよね。主要人物が頭の中で理解できるというよりも理解しきらないと読み切れないんですよね。読むときの選択肢はシリーズものを選びます。以前読んだラドラムのようにシリーズものであれば主人公の活躍がすべて頭の中に浮かんできますからね~

    「マギの聖骨」

    ジェームズ・ロリンズの「シグマフォースシリーズ」の2作目の作品です。11作あるのですが、単行本での購入なら簡単なのですが、ハードとなると難しいんですよね。面白さはすごく感じるのですが、ラドラムのジェイソン・ボーンに比べると激しさがない!肉体派というよりもハイテク派で変な細かさがある。こういったスパイ系の作品は一瞬のヒロインの登場はいいのだが、終始色を感じる作品の緊張感は薄れてくる。

    何作集めるかはわからないが、進化したものを期待したい!

  • 謎解きトレジャーハント+特殊部隊もの。
    トレジャーハント小説が読みたくなったのでおすすめされていたこれを手に取りました。面白かったです。
    教会襲撃、聖人の骨の盗難からはじまる事件が、やがて世界を巻き込む宝と謎の組織の陰謀のはじまりだった……と文字に書くとベタですがわかりやすくわくわくします。
    内容も、科学の話が沢山出てくるのですがさらっと読めます。
    ただひとつ。特殊部隊ものでもあるのですが、主人公たちの対応が常に後手後手へとまわり、敵に出し抜かれてばかりなのがちょっと残念です。
    謎を解いたり宝を手にいれても、 やったぞ!という気持ちよさがあまり感じられません。
    そのせいで話は面白いのですがなんとなく重苦しい感じです。
    続編のほうが面白いと耳にしたので続編も手に取ってみたいです。

  • 下巻はさらにアクションに次ぐアクションで、誰が味方で誰が敵なのか、謎が謎を呼ぶ展開に。ラスボスが意外にあっけなかった感あり。でも面白かった。グレイよりキャットに好印象。

  • 謎ときのドキドキとアクションのハラハラと、両方楽しめる。いろんな組織や言い伝えが出てくるけど、どこまでが本当でどこまでがフィクションなのか分からないけど。
    シリーズの第1作なので、次回作も読んでみたい。

  • Σシリーズ第一作目。
    ダ・ヴィンチコードのように、キリスト教の秘密が盛りだくさんの話。
    マギの聖骨という聖遺物が盗まれた。ピアース隊長率いるシグマフォースという、科学者兼軍人の特殊部隊が、マギの聖骨や、それを盗んだドラゴンコートという組織の謎に立ち向かう様子が面白かった。専門知識も盛りだくさんで、歴史や科学の面白さも味わえた。

  • 投げ出したくなった。
    何が目的か分からない。
    主人公の女性のキャラも変わるし…。

  • あっという間に読めたのだから それなりに面白かったんだとは思う。ただ二転三転はいいのだが、主人公チームが後手に回っては、捕まって逃げてのパターンがちょっと続き過ぎ。それと悪玉チームの親玉の存在感がなくて最後にちょと白けた。第2作『ナチの亡霊』の方が面白いとのことなのでブックオフで見かけたら買おうと思う。新刊書店で高い金を出して買うかというとちょっと微妙。

  • 誤訳というか校正ミスがちらほらあるので★マイナス1。

    内容はおもしろかったです。最新の科学アイテムで気になったのが、ポータブルな質量分析計。つまりMSでしょ。しかもこれ、バックパックに入ってたんだよね?しかもしかも、シルト状の溶液を分析にかけたぞ…。うっそーん。ホントにこんなポータブルでシルト状の溶液が分析できるMSなんてあるのか?詰まるよね?ね?

    Σフォースシリーズ、2作目よりも3作目のが気になる。

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著者プロフィール

[著]
ジェームズ・ロリンズ
James Rollins
1961年イリノイ州生まれ。1990年代後半から作家としての活動を始め、2004年に発表した『ウバールの悪魔』に登場した「シグマフォース」を、2005年の『マギの聖骨』から本格的にシリーズ化。歴史的事実に基づきつつ、最新の研究成果や科学技術を取り入れて構成した緻密なストーリーには定評があり、アクションシーンの描写でもアメリカで一、二を争う作家との評価を得ている。「シグマフォース・シリーズ」から派生した、元兵士のタッカー・ウェインと軍用犬ケインを主人公とする「タッカー&ケイン・シリーズ」(グラント・ブラックウッドとの共著)は、『黙示録の種子』『チューリングの遺産』の二作が刊行されている。また、少年少女向けの冒険シリーズとして『ジェイク・ランサムとどくろ王の影』を執筆している。
ジェームズ・ロリンズのオフィシャルサイト
■http://www.jamesrollins.com

「2022年 『セドナの幻日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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