オカマだけどOLやってます。ナチュラル篇

著者 :
  • 竹書房
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感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812433645

感想・レビュー・書評

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  • いろいろ考えてるんだなぁ。

  • 読みやすかった。
    肩肘はったところがなく、化粧はしないくすぶり系の私でもすんなり読めた。他の本も読んでみようと思う。

  • 「生まれつきの女の人って「自分が女だ」っていう絶大な自信があるんですよ」(P119)って言われたらそうだな、と思う。もちろんイコール可愛い、モテるではない。自信と言われると困るが、男みたいなところがあるな、とは思っても、男かもしれないとは思わないもんね。これまで表に出てきたオカマ(自身の性認識は女で、肉体は男)の人は、女性より美人(女らしい)であることをウリにしてきたけど、能町さんはオカマでも、ごく普通の部屋が散らかってたりモテなかったりする女性でいいじゃん‼って言ってるのが素晴らしい。
    考えたら男だろうが女だろうが、どちらかわからなかろうが、美しい人もいればそうでない人もいるのが当たり前ってもんで、オカマだから普通の女性より美しくあらねば、女らしくあらねば、ということはない。女らしくということがどんなことを指すかは時代や文化によっても変わるしね。そこにとらわれて自分を縛っても苦しいだけ。そういうことをお気楽に気づかせてくれるいい本だと思いました。

  • 能町深掘り。迷宮ラビリンス、抜け出せない。

  • 文庫版とモテない系の1冊目とエピソード結構かぶってるかも!?
    違うものだと思って読んだけど、まあ読まなくても良かったかも。

  • スリリングな展開を期待してたんですが、フワッとした感じで面白かった。

    イラストと横書き文章でオカマチックな日常が綴られてます。
    京都旅行の情報を高校時代の友人に聞こうとしたら、京都で会うことになったエピソードがおかしい。

  • “能町みね子と申します。お久しぶりです。チン※付きOL生活、あいかわらず会社にはバレずにゆるゆるとやっております。
    女子になったらはじめて見えてくるものもある。”―帯より。

    ◇おんな道の章
     「オカマ」について
     女装と変態
     赤ちゃんの眼力
     死ねない
     チェックシステムその1
     チェックシステムその2
     だまされる病院
     女らしいよね
     近くで見ろ
     写真とわがまま
     過渡期のナルシスト
     脱毛ナウ
     のぞいてこめんなさい
     トイレネタ

     ★オカマ佳品レビュー『ぼくのバラ色の人生』

    ◇くらし道の章
     ふろなし時代
     さらけだせ私
     ホルモンの前に
     はじめてのブラ
     ブラ雑話
     実家とブラ
     ひもポジ
     豊骨盤
     合掌セザンヌ
     髪の毛のはなし
     毛のはなし
     パンツに申しわけない

    ◇おとめの章
     私の二重苦
     ナンパってど一よ
     よっぱらいにっき
     オトナ経験値
     モテない系の自覚
     思春期妄想男子
     ほとばしるメガネ愛
     イケメンに困る
     もっさり愛

     ★オカマ佳品レビュー『スカート』

    ◇なかまの章
     実家のクンづけ
     いろんな意味で恩師
     勘のいい子
     バラしましょう
     ふつうのメール
     そっちのとまどい
     たしかめましょう
     引きがいい
     イベント参戦
     タチかネコ
     無那気にセクハラ
     みんなゲイ
     オカマをスルー
     めざせ現地調達

     あとがきもどきのひとりごと


    オカマ3部作第2弾。
    あいもかわらず、ゆる~くて笑えるオカマOL雑記の数々。前向きでサブカル系。
    オトコ時代を知る人々や、家族との関係など、本人じゃないと語れない内容も興味深く読めました。

    オカマになるためのノウハウが盛りだくさん。…一般人には必要ないけど。
    身構えずに読めます。

  • エッセイスト、イラストレーター、ライターの
    能町みね子さんの、まだ体は男だったとき
    派遣している会社には性別を偽って働いていた時の
    絵付きエッセイ集です
    以前も、もっとコミック調のものを読んだことがあって
    また読んでみたくなり、図書館で借りました
    他人に、女性と見られるのか、気になって仕方がなかったり
    昔からの友人には、どんなことをしても男同士だったり
    経験、想像できないながらも、楽しく読めるのです

  • さくらももこ系エッセイの著者がたまたまオカマだった、みたいな気負いのなさ。余白多すぎて立ち読みでさくさく読めた。
    小太りの女だと後ろで笑い声が聞こえると自分が笑われたんじゃないかとビクビクする、というレベルで(生物学的には)男。でぶは努力でなんとかなるけど性別は自然には変わらない。この差は大きいのに、被害者ぶったり変に明るくなったりしない低体温な姿勢がくすぶり層の女には心地よいと感じられる。
    ただ、あまりに余白多いので二巻立てにする必要性を全く感じない。

  • 《図書館》続編。 ちらっと、妄想が書いてある。眼鏡男子。共感します♪
    他のも読んでみたい。
    図書館、買って下さい。

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著者プロフィール

北海道出身、茨城県育ち。文章やイラストの仕事のほうが多い漫画家。他称好角家。雑誌やネット媒体でコラムなどの連載多数。2006年、イラストエッセイ『オカマだけどOLやってます。』(竹書房)でデビュー。著書に『くすぶれ!モテない系』(文春文庫)、『ドリカム層とモテない系』(ブックマン社)、『逃北〜つかれた時は北へ逃げます』(文春文庫)、『「能町みね子のときめきデートスポット」略して能スポ』(講談社文庫)、『雑誌の人格 2冊目』(文化出版局)、『うっかり鉄道』(幻冬者文庫)など。『「能町みね子のときめきサッカーうどんサポーター」、略して能スポ』(講談社文庫)がサッカー本大賞2017の大賞を受賞。ラジオやテレビなどでも活躍している。

「2018年 『中野の森BAND』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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