すみれの瞳に公爵のキスを (ラズベリーブックス)

  • 竹書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (499ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812448496

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  • 米・富豪令嬢 * 振りまわされ公爵

  • アメリカの資産家令嬢ヒロインと公爵のヒーロー。
    女中に変装して買い物をしていたら馬車に轢かれそうになっていたヒーローの甥を助けるところからはじまる。
    ヒロインの正体はアッサリバレ、ヒロインに対して怒るかと思ったら腹を立てつつも愛らしい…と最初からメロメロ。
    ヒロインも恋をして食欲がなくなっちゃう!と恋する乙女モード。可愛らしい。
    お転婆ヒロインだけどお転婆すぎないというか加減が丁度良く読みやすかった。そんなヒロインがヒーローを振り回している姿が何より楽しくてあっという間に読了。

  • 私は、生き生きしていたり、勇気があったり、しっかりと自分の考えを持っていたりするヒロインが好きなのですが、この一冊は、かなり気に入りました。

    ヒロインのエマは、アメリカ育ちの令嬢で、ロンドンにある父方の叔母夫婦の家に滞在中の身です。
    娘のように可愛がっているエマを、是非ともロンドンで嫁がせたいと考えた叔母のキャロラインは、彼女のお披露目パーティーを計画します。
    周囲をいろいろな思いつきや計画に巻き込んで行くエマのよく働く頭脳と冒険心のおかげで、次から次へといろんな出来事や事件が起こり、テンポ良く物語が進んでいき、最後まで飽きることなく読み終えることができました。

    ヒーローのアレックスは、自分の公爵という立場と持っている財産目当てに近づいてくるご婦人方に心底うんざりしていて、長年社交界の行事からは遠ざかっていた男性ですが、エマと運命的な出会いを果たしたことによって、彼女が参加するパーティーやイベントに顔を見せるようになります。
    アレックスは、時にエマと同じレベルまで降りてきて彼女と本気で喧嘩をしたり、時に彼女より一枚も二枚も上手な判断力で彼女をうまく扱ったりと、なかなか魅力的な男性で素敵でした。
    何より、物語の前半から、エマのことが気になって仕方がない気持ちがダダ漏れなところに、キュンキュンしました!
    いつもは思い切りのいいエマも、アレックスのことになると、恋する乙女って感じで可愛らしかったです。

  • デビュー作と思えないくらい読みごたえがありました。

  • 公爵の短気さや傲慢さが結構好きだから、話はありがちなんだけど、楽しめた

  • アメリカ人で海運業の仕事を希望しているエマ・ダンスターと、女性不信のアシュボーン公爵アレックス・リッジリーがイギリスで出会って…。ネタ満載で疾走感抜群です。ジレジレは無し。メイドに化けるとか、金目当て結婚とか、次々にこれだけで1冊かけそうなエピソードを一刀両断。さっさと解決して次のトラブルへ、最初から最後まで楽しさ連続です。

  • いつものジュリア・クインというか、でも重すぎ無くて楽しかった。
    ちょっとコミカルで三歩進んで二歩下がるというか。
    ひねりは無いけど私はこれ位の方が好き。
    公爵にしてはくだけた感じのヒーローが元気なヒロインにぶんぶんに振り回され、メロメロな様子が随所ににじみ出て甘い雰囲気。ごちそうさまでした。

    デビュー作とは思えない完成度。

  • 処女作だけあってネタを惜しまずに贅沢に詰め込んである。後のブリジャートンシリーズを髣髴させる男女の会話の応酬が楽しい。
    「支配的で頑固な思い込みから結婚を避ける年上男×頭の回転が速くて気が強くて無鉄砲だが優しさもあり、淑女の枠に収まらない令嬢」というパターンをお得意のととるか、またかととるかで評価は分かれるだろうけど、私は楽しく読んだ。

    暴れん坊ヒロインが苦手な人は駄目だろうけど、とにかくヒロインが明るくて、純粋かつ正直。変に格好つけないので読んでいても「けっ」とならない。ヒーローが結婚を避ける思い込みもトラウマというほどのものではないので読者としては気楽。
    お互いについての誤解も長くはひっぱらないので、ロマンス小説としてありえないほど和解は早い。結婚してめでたしめでたしで終わらないのもジュリア・クインらしい。この話もスピンオフでシリーズ的に出ているらしいし、ブリジャートンシリーズにもちょこちょこっと名前だけ登場してるらしいので、そのあたりも楽しめるかも。

  • アメリカ人富豪の令嬢ヒロインは父親の仕事を手助けするほど数字に強い才女で行動派。メイド服着てお使い帰りに遭遇した事故で気絶した彼女にキスした公爵ヒーロー。この時すでに惹かれあっていた二人なのだ。
    親戚の伯爵家の後押しでイギリス社交界にデビューしたヒロインにますます心をかき乱されるヒーローが ぶんぶん彼女に振り回されて魅了されていく姿は面白かった。

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著者プロフィール

【著者略歴】
ジュリア・クイン
Julia Quinn
ハーバード大学ラドクリフ・カレッジ卒業後すぐにロマンス小説を書き始め、1995年に"Splendid"(邦題:『すみれの瞳に公爵のキスを』)で作家デビュー。2000年に発表した〈ブリジャートン家〉シリーズの第1作、2作、4作がRITA賞の候補作に選ばれ、人気ヒストリカル・ロマンス作家としての地位を確立。2007年、シリーズ第8作でついに受賞。その他2作品がRITA賞を受賞している。米国ロマンス作家協会殿堂入り。太平洋岸北西部に家族と在住。

「2022年 『ブリジャートン家9 幸せのその後で ~ブリジャートン家後日譚~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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