シャーロック・ホームズ 神の息吹殺人事件 (竹書房文庫)

  • 竹書房
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812488959

作品紹介・あらすじ

新世紀の幕開け直前のロンドン。人々を恐怖させ、大混乱に陥れたその事件は、宵のうちから降りだした雪が風に舞うなかで始まった。翌朝、一人の男の死体が発見された-体中の骨が砕け、青あざだらけで膨張した、見るも無惨なもの。しかし、周囲には足跡ひとつなく、ましてや凶器もなかった。まるで空気、いや"神の息吹"に殺されたかのようだった…。このあまりにも"不自然な死体"の謎がシャーロック・ホームズのもとに持ち込まれた。相談にやってきたのは、"心霊医師"の異名をとるジョン・サイレンス博士。うさんくさげな人物に難色を示すシャーロックだったが、「事件はこれだけでは終わらない」、と告げられ相棒のワトソンと共に、"神の息吹"の謎を解明すべく行動を開始する。それはロンドン中を巻き込む、大事件の始まりだった…。

感想・レビュー・書評

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  • ※超・ネタバレ注意(・_・)

    シャーロック・ホームズ×オカルティズムものは、確実にクスリか手品みたいな超自然風トリックが絡んでくるよな~とある程度悟ってしまう俄かシャーロキアンです。そんなわけで、今回もその御多分に漏れず、な真相指摘でした('_')うーん

    ただ、「ワトソン君が超常現象に直面している時に居合わせた主要人物の中で、【誰】と【誰】が犯人なのか?」はホームズが指摘するまで分からずじまい…。単独犯は絶対有りえないってことは分かってたんだけどなあ。五芒星を作ったメンバーの内、「ワトソン以外は全員犯人だろ」くらいに軽く考えてたら、無難に怪しい人物がめちゃくちゃ潔白だった(笑)。
    ホームズが最初から真っ向勝負してれば、もっと早い段階で真相は分かったはずだし、ワトソン君も部屋の暗がりに怯えなくて済んだんでは~とか言っちゃうのは無粋です。首尾よく犯行や罠が実行に移され、最後の最後で探偵がもったいぶって登場して「犯人は君だ!」と懲らしめる。うーん、これぞ様式美(笑)。
    いつにも増してホームズの行動とか犯人たちのご都合主義な犯行計画の粗が目に付いた気がしますが、ホームズ物のパスティーシュとしては十分に楽しめる作品です\(^o^)/


    人知を超えた存在に殺害されたとしか思われない、奇妙な死体が発見された。心霊医師を名乗るサイレンス博士の依頼を受けたホームズは、「容疑者集団と思しき一派に、ホームズ自身も狙われている」と告げられ、不承不承調査に乗り出す。ところが、同行した親愛なる助手・ワトソンが、次々と現代科学では説明不可能な現象に襲われ、ホームズも「ワトソンが事実起こったと見なしている」ことを認めざるを得なくなる。果たして、叡智の探偵・シャーロック・ホームズは、彼の信念に違わぬ結論を指摘する事が出来るのか?

  • …ナンダコレハ。

    シャーロック・ホームズのパスティーシュ。その他の作家の探偵…ではなくて、ゴーストハンター?も登場する。
    …なんというか。
    なんというか。
    なんとも言えん。

    ちょっとなんというか、私の期待していた本ではない。
    面白くないわけではないのだが、うむむ。

  • これって、シャーロック・ホームズである必要があったのかな?全然推理がされていないんだけど?単なる、オカルト物語・・・orz

  • いつになったら面白くなるのか待っていたら、読み終わってしまった。

  • 冒険譚としてはなかなか面白かったと思うが、探偵物としては今一つ。
    少し種明かしが薄っぺらい様にも思う。
    作者のホームズ愛は伝わってくるので、その点は読んでて気持ちがいい。

  • 結局不可解な死体の謎は解けていないような・・・?そうなんだろうな、ということが、なんとなく初めからわかった話だった。

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