- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784812496992
作品紹介・あらすじ
10年たっても、20年たっても、なぜか忘れられないお話があります。ずっと心のどこかに住み続けていて、あるときふっと顔を出し、微笑みかけてくれる…そんな優しい友達のようなお話が、ここにはたくさん詰まっています。さりげなく、けして押しつけがましくない笑いと涙。読めば読むほど、あとからじんわりと胸にきます。いつか自分の子供に読み聞かせたいと思う、素朴だけれどかけがえのないメモリー。明日のあなたに、夢と勇気と頑張る力を与えてくれる、英国発の優しく感動的な珠玉のファンタジー短編集!
感想・レビュー・書評
-
エイキン(エイケン)さんが70歳を迎えた時に、その記念として自ら選んだお気に入り15編のうちの7篇が収録されている。
どのお話も良くも悪くも英国っぽい。
手放しで「めでたしめでたし♪」というお話より、少し哀しい結末が多いのだけれど、そこにシニカルな目線を感じたりも。もちろん、児童文学らしくきれいで優しくもあり、哀しいものでも後味が悪いものはないので、そこはご安心を。
この宝箱の章の中では「からしつぼの中の月光」と「魚の骨のハープ」が好きです。
前者は、母親が出産で入院するため、父方の祖母の家に預けられたデボラのお話。おばあちゃんに教えてもらいながら、家の仕事や畑の仕事の毎日。そして寝ているおばあちゃんとの会話がとてもファンタスティック。
梨木香歩さんの「西の魔女が死んだ」のまいとおばあちゃんを思い出させる一篇。
ハープなのになぜ魚の骨?と思った後者は、その理由も含め、昔話のような王道の童話。
シリーズものであるアーミテージ一家のお話も2篇収録されていて、こちらもおもしろかった。
残りの8篇収録の鍵の章も楽しみ。 -
まむの捨てる本シリーズから発掘!
とても面白かった〜〜 -
ファンタジーの短編集。
子供向けの話だが、どれもワクワクしながら楽しめた。
こんな時間にすみません…
フィギュア見ていました。
(コメントに関係ない(笑))
ジョーン・エイキン!と思い思...
こんな時間にすみません…
フィギュア見ていました。
(コメントに関係ない(笑))
ジョーン・エイキン!と思い思わず夜中にコメントを。
私、小6の時に習った「三人の旅人たち」が大好きで、
どうしてもまた読みたくて、
それが収録されている本を買ったんです。
他の話も良かったから、
また色々読んでみたいな~と思ってて、
まだ実行に起こせずにいたのですが、
九月猫さんのレビューで発見!
これはもう、明日にでも買いに行きます!
いつも素敵なレビューありがとうございます♡
ジョーン・エイキンさん、お好きなのですね!
お名前は存じ上げていたのですが、ちゃんと読むのは初めてでした...
ジョーン・エイキンさん、お好きなのですね!
お名前は存じ上げていたのですが、ちゃんと読むのは初めてでした。
少しシニカルなところがありながら、とてもきれいな情景も多くて、
「いいなぁ♪素敵だなぁ♪おもしろいなぁ♪」と思いながら読みました( *^艸^)
お父さんが詩人でご自身も詩を書いてらしたかたと知ってナットク!
鍵の章も読み終わりましたが、そちらもとても好きになりました。
また他にも読んでみたいなと思っていたので、
taaaさんのお好きだという「三人の旅人たち」の入った本をワタシも探してみますね。
こちらこそ、いつもいろいろ教えていただいてうれしいです。
ありがとうございます♪