- Amazon.co.jp ・本 (462ページ)
- / ISBN・EAN: 9784812497340
感想・レビュー・書評
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"ジェームズ・ロリンズさんのシグマフォースシリーズは、毎回歴史と科学を融合させた冒険活劇で読者を楽しませてくれる。
今回は、いつもの主人公ではなく、上官として登場しているペインター・クロウがまだ若かりし頃の話。
いつもは、グレイソン・ピアースを中心に相棒のモンク・コッカリス、キャット・ブライアントらの活躍が見れるのだが、今回は今のところ登場はしていない。
その昔、落下した隕石で作られた遺跡が破壊された。場所はイギリスの博物館。その謎を解明するために、砂漠の中に埋もれて消えたといわれているウバールという都市を探し出す。
連休中の楽しみの一つ。早速下巻を手に取ろうと思う。"詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読書録「ウバールの悪魔(上)」3
著者 ジェームズ・ロリンズ
訳 桑田健
出版 竹書房文庫
p311より引用
“ しばらくして、クレイが口を開いた。
「ウイスキーは飲み物で、水は戦うものであ
る」”
目次から抜粋引用
“雷雨
砂と海
二つの霊廟”
機密部隊・シグマフォースの活躍を描いた、
長編アクション小説。シリーズ第0弾。
大英博物館、大雨の夜に館内を巡回する警
備員。侵入者の気配を感じ、確認に向かった
が…。
上記の引用は、中東の紛争についての一節。
カッコ内はマーク・トウェインの言葉だそう
です。どれ程物にあふれて豊かでも、空気と
水が無ければまともに生きられませんね。
原作はこの話から始まっているようなので、
実質第一弾となります。その後のシリーズで
司令官として登場するペインターが、現役の
隊員として活躍しているからかもしれません。
それ以降の主役メンバーが出ていないのも、
理由の一つなのだそうです。下巻のあとがき
に書いてありました。
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反物質かぁ…。いろいろな本で使いまわされたネタなので、やや残念。あと、これだけ連続で読んでいると、ある場所で謎を解くと次の場所が示されるっていう展開が、マンネリ化してきてしまった。
下巻でワクワクできるといいなあ。 -
コード0 ペインターの過去が、みれる。
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シグマフォースシリーズの一冊。
シグマフォースシグマフォースとはDARPA(国防高等研究計画局)直属の特殊部隊であり、米軍のエリートより選抜され学術分野において高い水準の専門教育を受けた”殺しの訓練を受けた科学者”と形容される隊員により構成されている。
このチームが世界各地の古代の謎に挑むといった内容である。
ミリタリーアクションを追加したインディ・ジョーンズといったところだろうか。
今回は、シバの女王が統治していたといわれる失われた古代都市ウバールを探し出すのが任務である。
冒頭の大英博物館での謎の大爆発から始まり、スリリングな展開とアクションシーンで読者を捉えて離さないストーリーである。著者はアクションシーンの描写で定評があるとの事であったがうなずける気がした。
インディ・ジョーンズとミリタリーアクションものが好きでエンターテイメント小説を楽しみたい人にはお勧めである。 -
前回読んだ作品で、セカンドヒーローを演じたペインターが主役。シリーズの先駆けに当たる作品なので「0」番が当てられている。テンポや流れは明確。下巻が楽しみだ。
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シグマフォースシリーズの第0作という位置づけで、後の司令官、ペインター・クロウが活躍する。アラビア半島に眠る驚異のエネルギーを巡る攻防。
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歴史と最新科学そしてアクション。楽しめる。ペインター・クロウがどんな顔をしているのか気になる。
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シリーズで言うと、マギの聖骨前にあたる本作…時系列順に読み直したくなってきた