どうしても触れたくない (ミリオンコミックス CRAFT SERIES 26)

  • 大洋図書
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813051473

感想・レビュー・書評

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  • 切ない。初めて読んだ時には号泣した気がする。
    ヨネダコウさんの描く登場人物の心理描写がものすごく好き。ストーリーもごく自然な流れで展開していくので、BLはちょっと…と思う方にも読んでみてほしい一冊です。

  • 上司×部下
    ガサツだけどおおらかな上司と繊細で傷心の部下とそれを取り巻く人間模様のバランスが好き。
    静かに丁寧に展開していくので派手さはなく、けれどそこがいい。
    BLの醍醐味がしっかり感じられる作品。
    BLである必要ない作品も好きだけどやはり同性ならではの葛藤は大好物だなと再認識。
    人に勧められて初めて紙で購入した思い出深い本。
    私の中で商業BLの原点にして頂点。
    BL作品で初めて泣いたのもこれだった気がする。

  • 切ない。
    初めてヨネダコウさんの作品を読んだのですが、こんなにグッとくるとは何故か思ってなかったので、不意打ちを食らった感じでジーンとしています。

    忘れることのできない記憶を抱えながらも、嶋の不器用な想いを受け止める外川が、めちゃくちゃかっこいい!

  • ヨネダコウ先生の名作。後半は涙が止まらない。
    禁煙のタバコを引き出しから見つけ、嶋が泣き崩れるところはこちらも堪えられなかった…トラウマを抱える嶋と、辛い過去を乗り越えてきて今を生きる外川、二人が出会えたことに感動してしまいます。
    同僚の小野田の役どころもよかったなあ。
    ひとつひとつのセリフが胸に刺さり、切ない描写にぐっとくる。他の作品には真似できない、切なくて温かい素敵なBL。

  • すごくいい。
    最初から最後まできゅんきゅんしっぱなし。
    外川さんのあの過去があってのあの面白さと嶋くんの甘やかし加減とか最高。あんな顔のくせにちゅっちゅすんのありかよあと首かしげてするの毎回鼻血でそうなんですよ。いやいやでもわたし的ハイライトは外川さんの告白の後の「ーそんなに驚くようなことか?俺はお前にそういう態度とれてなかったか?」ってところだ。外川さんを思って諦めるところが、タイトルなんかなぁー。あーいや「それならそれで忘れずにいてくれるだろうか」ってのも最高だ。いやいや恨むのが嶋でなくて過去ってところはもうほんとに。
    描き下ろしの「夜明け前」がまた。


    初コミックってほんとなの?
    クオリティ高すぎない??

  • 多くの人がヨネダコウに転んだ伝説的作品。
    暗くて苦しい過去を持つノンケの上司 外川とこちらも暗くて苦しい過去を持つゲイの部下 嶋の恋物語。
    お互いの過去がお互いの行動に影響しているという描き方が見事でストーリーに重みを感じさせてくれます。
    外川の過去は家族の凄絶な物語で、嶋の過去は元恋人による悲惨な仕打ちなので、この二つを並列に比べることには異論があるのですが、私には暗い過去を持つ2人が「どうして俺は男なんだろう 不毛だと知りながら、どうして恋をするんだろう」という嶋のモノローグへと繋がるギミックになっていると思いました。
    お互い好きなのにすれ違っちゃう二人に悶え、最後はハッピーエンドという、よくあるBLストーリーなのですが、キャラを丁寧に描きストーリーも文句なしの作品で、☆5つでした。

  • わたしが15年ぶりに腐女子に戻ったきっかけになった1冊!
    文句なしに最高、何度読んでもぼろぼろ泣いてしまいます。
    大きな事件が起こるような内容ではないんですが、主人公たちの心情がとても丁寧に描かれていて、こんなに丁寧に心理描写が描かれている作品ってなかなかないとおもいます。
    切ない、気持ちの葛藤で胸が苦しくなります。
    登場人物も全員優しくて、傷付いた主人公が少しずつ心を開いていく過程も良いです。
    人を好きになる、とても純粋な「恋愛」を描いてます。

    BLとゆう枠を越えた、とても素晴らしい作品!
    もはやレジェンドな1冊ですね。

  • 再読。読みたくなってしまいました…。何度も読んで内容分かってるのに泣いてしまいます。外川さんが嶋くんを思う気持ちがどんどん大きくなっていく過程や、嶋くんの傷ついた過去から前に踏み出せずにいる葛藤…。BLの枠で括ってしまうと読む人が限られてしまうのでもったいない!と思う位いい作品だと思います。

  • リーマンもの。生きてさえいれば何とかなる。こういうハッピーエンドは大好物です。

  •  生きていてはじめて泣いたBL漫画。誰かを責めたくなるけどどうしようもないし、なるほどゲイというのは確かにこういった苦悩を抱えざるを得ないし、しかしそこが綺麗でもある。

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