その終末に君はいない。 (スターツ出版文庫)

著者 :
  • スターツ出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (321ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813708339

作品紹介・あらすじ

高2の夏、親友の和佳と共に交通事故に遭った伊織。病院で目覚めるも、なぜか体は和佳の姿。事故直前で入れ替わり、伊織は和佳として助かり、和佳の姿になった伊織は死んでいた……。混乱の中で始まった伊織の、“和佳”としての生活。密かに憧れを抱いていた和佳の体、片想いしていた和佳の恋人の秀を手に入れ、和佳として生きるのも悪くない――そう思い始めた矢先、入れ替わりを見抜いたある人物が現れ、その希望はうち砕かれる……。ふたりの魂が入れ替わった意味とは? 真実を知った伊織は生きるか否かの選択を迫られ――。衝撃のラストまで号泣必至!

感想・レビュー・書評

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  • 高2の伊織は友人和佳と交通事故に遭う。病院で目覚めた伊織は和佳と入れ替わり、和佳は伊織として死んだことに衝撃を受ける。和佳として生きることになった伊織のもとに、ある日同級生の佐島が入れ替わりを指摘、伊織の記憶は消えることになると宣告。やがて伊織の中に和佳の記憶が混ざり始めて…。入れ替わりの謎を追うファンタジーミステリであるとともに、『生きる』ということについて考えさせられる物語でした。謎の全てが明かされる最終章には、ああそういうことかとちょっと震えがきました。総じて素敵な小説で、映像化しても良さそう。

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著者プロフィール

「サマーランサー」にて第19回電撃小説大賞<選考委員奨励賞>を受賞し、デビュー。瑞々しい感性で描かれる青春小説に定評がある気鋭の作家。

「2020年 『17歳のラリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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